吉祥寺駅北口駐輪場売却についての住民訴訟第6回口頭弁論が開催されます
・日時 7月6日(木) 午前11時
・場所 東京地方裁判所 民事第2部 703号法廷
・原告 土屋正忠 外1名
被告 松下玲子武蔵野市長
・損害賠償請求額 9億9870万円
なお、どなたでも傍聴できます。ご希望のかたは、定刻30分前を目安に現地へ直接お出かけください。
・日時 7月6日(木) 午前11時
・場所 東京地方裁判所 民事第2部 703号法廷
・原告 土屋正忠 外1名
被告 松下玲子武蔵野市長
・損害賠償請求額 9億9870万円
なお、どなたでも傍聴できます。ご希望のかたは、定刻30分前を目安に現地へ直接お出かけください。
安倍晋三回顧録を読んで考えた。事績を辿ると・・・
① 教育基本法を改正し、歴史と伝統と文化を大切にする日本の教育の方向を確立
② 日米同盟を強化し、中国の覇権と対峙し「自由で開かれたインド太平洋」構想を打ち出し、日本外交の立ち位置を定めた
③ インドのモディ首相と信頼関係を築き、民主主義の価値を共有する日・米・豪・印(QUAD)の同盟を構築した
④ アベノミクスを掲げ、規制緩和・金融緩和・財政出動によってデフレ脱却し、経済成長を計り、雇用を拡大した
円高80円/ドル→120円/ドル、株価8000円→23000円
⑤ 社会保障の財源である消費税を5%→10%に引き上げ、毎年12兆円の財源を確保した
※安倍さんご本人は、同じ内閣で2度消費税を上げた例はないと悩んでおられた。
⑥ 社会保障の枠の中に子育て支援を加えて、消費税を財源とした子育て政策の推進を掲げ、子ども関係予算を2兆円から3兆円に増加
⑦ 安全保障会議の創設と集団安保法制・特定秘密保護法・テロ等準備罪の創設。防衛庁の防衛省への昇格等、防衛政策の基本法制を整えると共に経済安全保障の概念を確立し、日本企業の持つ知的財産の保護と活用を強化した
⑧ 国民投票法の制定や衆・参両議院の憲法審査会の活性化を計り、憲法改正への道筋をつけた
安倍晋三回顧録は、出来上がったばかりの料理のように湯気が出ている。現存する各国の指導者も実名で数多く挙げられていて、生々しい。同時に昨年2022年2月24日に突然始まったロシアのウクライナ侵略戦争を目の当たりにすると、改めて国家とは何か?日本国の未来は?と考える。
安倍晋三という政治家が出現して「戦後レジュームからの脱却」を掲げて闘い抜いたことに、深い感銘を憶えます。長州の先人たちに例えれば、高杉晋作、大村益次郎、伊藤博文に匹敵。歴史をつくり走り抜けた英傑・安倍晋三元総理がいました。
私も安倍内閣で政務官・副大臣に任命され、同時代を生きてきたことを誇りに思います。
岸田総理は昨日「野党から内閣不信任案が提出されたら、速やかに否決するよう」と指示し、解散しないことを明示した。
それを受けた立憲民主党党首の泉健太氏は、いろいろコメントしていたが、晴々とした明るい表情が強く印象に残った。
泉健太党首は正直な人だ。本音は「これで解散が延びた、やれやれ。衆議院解散選挙では150議席を目指し、達成できなければ党首を辞めると言っちゃったし…」か。
14日付けの朝日新聞には、立憲民主党の安住淳国対委員長の次のような発言が報道されていた。
「首相は解散について、情勢を見極めたいと言うが、何の大義があるのか。不信任案は否決しようと思えば、与党は簡単に否決できる」
安住国対委員長殿、「簡単に否決できる」ことが判っていて、不信任案を出すのですか?
日本維新の会は語る。「茶番だ」と。
岸田総理は王道を行く。(6/13ブログ参照)
本年1/25東京新聞・1/26読売新聞と連日、民間保育園が補助金を過大請求した事件が取り上げられた。小金井市に本社をおく㈱コスモズが経営するコスモ保育園の建設だ。武蔵野市には武蔵境コスモ保育園が該当する。
この報道を受けて小金井市は直ちに㈱コスモズから報告を求めて、2月中旬に市議会に報告をした。ところが、武蔵野市は2月末から市議会定例会が開催されているにも関わらず、だんまりを続け、市議会の予算委員会が終わった3/24にA4版1枚の報告書を出したという。
4/10に当時の土屋美恵子議長の指示で文教委員会懇談会が開催され、ようやく概略が市議会に伝わったが、あくまでも懇談会で会議録はない。さらに、4/16から始まった武蔵野市議会議員選挙があり中断したという。
市報には一行も書いてないので、市民は保育園建設で不正請求があったことを知らない。小金井市と比較すると、武蔵野市の隠そうとする姿勢が際立っている。
武蔵野市の職員の名誉のために付言すると、情報公開請求による市の面談記録によると、㈱コスモズの代表と対応した課長、担当課長、係長は各々きちんと発言し、事実を把握し、真実に迫ろうと努力している。このような公文書を積極的に市議会に公表して、さらに市報等で「補助金の過大請求事件があり、現在調査中」ぐらいの報告はすべきではないか。
松下市長、市は被害者なのですよ。なぜ、かばっているのですか?
6月15日・16日に野党が内閣不信任案を出して、それを大義名分に岸田総理が解散するという説が一部でささやかれている。国会解散は天皇の国事行為なので、陛下の詔書が必要だ。天皇陛下がインドネシアをご訪問なさる前の15日・16日なら解散が可能だという見立てだ。しかし、解散すれば翌日から与野党は街に出て、お互いに批判・主張を繰り返す。これも民主主義の原理だ。
だが、日本国の象徴であり、日本国民統合の象徴であられる天皇陛下がインドネシアに親善訪問なされている間に、振り返れば母国で政治家が批判と主張を繰り返すとしたら相手国に礼を失しないか。日本というのは、そういう国だと思われるだろう。
岸田総理は王道を行く人だと思うし、王道を行かなければ長期安定政権はおぼつかない。野党から会期末に内閣不信任案が出れば、淡々と否決をすれば良い。
先週の麻生・茂手木会談は、そのことの腹合わせではないだろうか。
一昨日6/8に、豊島区立芸術文化劇場で前高野之夫豊島区長のお別れ会が開催されました。高野区長は、地方自治の世界では知らぬ人がいないほど経営手腕を発揮した名リーダーです。1999年から2023年まで24年間区長をされ、数々の実績を残されました。
その第一が税金を1円も使わず、新区役所を建てたことです。駅から10分の小学校跡地を再開発して、区役所と住宅と店舗を合築しました。住宅や店舗を分譲して建築資金を調達するという再開発組合方式ですが、区役所の上が住宅というのは全国的に非常に稀なケースです。
第二に駅から3分の旧庁舎跡地を73年の定期借地権で貸出し、民間活力で再開発し、その複合ビルの中に豊島区立芸術文化劇場を開設しました。
それ以外にも西口にグローバルリングと呼ぶ広場をつくったり、文化による街づくりを徹底したことと、若い世代が住みやすい子ども政策を打ち出したことです。
高野区長とは1999年の初当選以来のおつき合いで、長年に渡って親しく交流してきましたが、ある時
「豊島区の玄関の池袋は、汚い・暗い・怖いと言われてきたので、この印象を払拭することが第一でした」
「消滅可能都市といわれた時はショックだったが、文化と子育てしやすい環境をつくり、若い人や子どもたちが安心して暮らせることが目標」
「池袋駅3分の旧区役所跡地は、売却すれば区民感情が許さないと思い、定期借地権にして民活したのです」と話されました。
豊島区を愛し続けた名区長、名経営者でした。
お別れ会の最後は、小林研一郎指揮の区民オーケストラの演奏でしたが、最後の曲が「威風堂々」。誠に、故高野之夫区長を送るにふさわしい曲でした。
永年の友情に感謝しつつ、心からのご冥福をお祈りしました。
先日、早稲田大学出身者の稲門市長会が開かれ、私もOBとして出席しました。その席上で表題のやりとりがありました。
「私が松下市長を批判するのは、公人武蔵野市長としての行政行為が権限を逸脱し、市民の利益を損なっているからです」と答えました。
“現職市長は辞められるが、元市長は終身元市長”といわれます。市長を務めたものは辞職しても生涯元市長なのだから、市民のために働きなさいという自戒の言葉です。
私は2005年小泉純一郎総理にリクルートされ衆議院議員となり、通算9年永田町で国政に携わりました。私の後の市長は邑上市長、松下市長で政治的立場は異なっても市民のためになることなら、側面から支援して参りました。
その一つが3年前の吉祥寺駅周辺の地代問題です。吉祥寺駅周辺の土地は区域内にあるお寺さんが所有をしています。ビルオーナーは地代をお寺に払いビルを建設し、それをテナントに貸すという仕組みです。
2020年に新型コロナ感染症が急速に拡大し、パニックになりました。3月から学校が一斉休校になり、吉祥寺の商店街は5月の連休というのに人がほとんど歩いていないという状況でした。「このままだと商店がつぶれる。シャッター街になる」「商売を続けるためには、ビルのオーナーにテナント料の減免をして欲しい」「ビルのオーナーも苦しい。お寺さんに地代を下げてもらえないか」と悲鳴のような声が続々と寄せられました。
「浪人中の私に出来ることは限界がある」と思いながらも、地主のお寺さんにお願いに行きました。お寺さんは吉祥寺の窮状に理解を示され、戦後初めてとなる地代値下げに踏み切ってくれました。結果として、松下市長の得点につながったと指摘する人もおりましたが、たとえ市長の得点になっても「市民のために良かれ」が全てです。
しかしここ数年「松下市長の暴走」が始まりました。
・住民投票条例(市議会で否決)で、外国人にも日本人と同様の投票権を与えること
・市民以外の外部の学者が原案を作った「子ども権利条例」
・吉祥寺駅前の超一等地の市の駐輪場の売却
等々です。
私は改めて同席した各市の市長に「あなたの街では駅前の超一等地を理由もなく、隣地の民間企業に売りますか?」と尋ねると、皆さん異口同音に「ありえない」「凄いね」「議会から不信任がでる」と答えました。
公人としての市長は「法と正義とふるさと愛」で市民のための仕事をすること、これにつきます。
元市長として、これからも「市民のためになることなら応援する」「度を過ぎた権力濫用で、市民の利益を損なうなら、厳しく批判する」ことを貫きたいと思います。
令和3年5月17日、松下市長は市議会建設委員会に「駐輪場売却の方針について」を行政報告しました。松下市長は、その一カ月半前の令和3年4月8日に売却先の㈱レーサムと土地取引について基本合意書を結びました。
内容は
・市が㈱レーサム所有(当時)する旧青山外科用地を買収する協議を始めること。
・この協議が成立した場合には、市の駐輪場を㈱レーサムに売却すること。
さらに令和3年4月28日の経営会議で松下市長以下幹部出席の下、上記二筆の売買を決めているのです。
市有地売却という市政始まって以来の超重要問題を経営会議の前に㈱レーサムと基本合意書を締結し、さらに5月17日の市議会建設委員会に報告した時には既に市の方針が決まっていたのです。これが「松下市長の暴走」です。
突然「駐輪場売却」という超重要な行政報告があり、「駐輪場の統廃合」とか「にぎわいの創出」等のもっともらしい美辞麗句を並べられると、市議会としては困惑したことでしょう。
しかしその中にあっても、市議会建設委員会の会議録を読むと
「これは、結構大きな話だと思っていて…」
「ある種、結構さらっと出てきた気もしたのですが…」と真意を計りかねた戸惑いの質問
「駅前の一等地で利用する人からすると非常に便利な場所…」
「駐輪場を今から減らすという話には、ならないと思うのだけど…」
「隣地3倍といっても、市が売るとすれば不動産の適正価格で売るでしょうから…言葉は悪いけど非常においしい話になる」
「これはいわゆる一等地です…要するに二度と戻ってこないということです」
「本市の場合は比較的余裕があるので…ここ(民間の土地)を買うというだけ…の発想はあったのか」
初めて聞いた市議会議員も「近くを売って、遠くを買う」ことがストンと腑に落ちないという空気が伝わってきます。
松下市長、たった1回の市議会への報告をもって「暴走ではなく議会に報告しながら進めています」は、事実ではありませんね。
松下市長の言葉を借りて、市民の皆さん嘘に惑わされないでください!
松下玲子市長の市民政治レポート2023年5月21日号というA4のビラが市内に配布されています。タイトルは「吉祥寺駅北口の駐輪場 これが真実です! 市民を惑わす嘘に騙されないでください」とあります。
土屋元市長と名指しをされているので、裁判で既に公にされている内容にしぼって反論、指摘をいたします。
論点1
売却価格は「524万円/坪」ではなく、「1078万円/坪」という記述について
坪524万円は正常価格(その土地単独での評価)です。隣地所有者㈱レーサムに売却したので「隣地3倍」等の考えで、1078万円(限定価格)となったのです。住民訴訟の原告である私たちが問題にしているのは、坪524万円の正常価格そのものが、三鷹駅北口の事例(坪1000万円)等と比較をして、安すぎると主張しています。松下市長は、吉祥寺駅北口1分の土地が正常価格524万円/坪をどうお考えですか?
論点2
「市有地を利活用した吉祥寺のまちづくりを進めています」との記述。実態は?
市の駐輪場は駅から90m、歩いて1分、収容台数698台の極めて利便性に富んでいました。その土地を隣地所有者に売却し、同時にその所有者から駅から270m、歩いて3分の土地を購入して、524台収容の駐輪場をつくっています。
さらに隣地所有者に売却した市の土地は、用途商業、容積率600%で二度と手に入らない超一等地です。新しく買収した土地は、用途近隣商業、容積率300%で財産価値もはるかに劣ります。近くの土地を売り、遠くの土地を買い、駐輪台数も100台以上減少。不合理、不自然、不可解な行政行為です。
一方、隣地所有者の土地は東西6.4m、南北24.1mで壁のようなビルしか建ちません。市の駐輪場の東西11.7m、南北24.1mを取得することで、東西18.3mの理想的な地形となるのです。
松下市長、この取引は市民の利便性と財産を損ない、隣地所有者に莫大な利益をもたらしたと思いませんか?
論点3
この土地を30年前の土屋元市長時代に高く買ったので、それを隠すために批判している。という記述について
驚くほど感情的なデマ記述です。30年前のことを何を根拠に主張するのですか?当時は貴方は市長ではなかったし、武蔵野市民でもなかったですね。不確かな伝聞で個人名を挙げて批判するのは、市長としての資質に疑問を感じます。
なお、吉祥寺駅北口1分の超一等地の市有地の売却を1年半の間、市報に一度も記載していません。市政始まって以来の隠し事だらけの汚点です。
市民の皆さん、市政改革のために立ち上がりましょう。
競馬好きの友人が語る「5/21に行われた第84回優駿牝馬(通称オークス)の勝ち馬の名前はリバティアイランドというの知ってる?」
G7の広島サミットの基調は「自由と法の支配」。オークスの勝ち馬のリバティアイランドを直訳すれば「自由の島」だ。なるほど。
「貴方のブログを見て、サミットにぴったりだと電話したのさ。2着に6頭身も離して勝ったんだよ」
同級生は有り難い。今も私のブログを読んでくれている。
2022年2月24日、突然ロシアが隣国ウクライナに侵略しました。数日後、「私はここに居る」とゼレンスキー大統領がSNSや報道で発信して、ウクライナの祖国防衛戦争が始まり、1年3カ月が過ぎました。プーチンは「ネオナチからロシア人を守り、ウクライナを解放する特別軍事作戦だ」と主張していましたが、現在は戦争と呼んでいます。
超核大国ロシアが核で脅し、通常兵器で侵略するという第二次世界大戦以降初めての経験です。全世界の人々が戸惑い、悩んでいます。
NATOは、非加盟国のウクライナの防衛を実質的に支えています。明日は我が身という思いでしょう。
日本はNATO諸国のように軍事支援は出来ませんが、平和的分野でやるべきことをやらなければなりません。長期に渡って、継続的支援を行うことは、日本人と日本政府の存在が問われていると思います。
今年2月24日、ウクライナ侵略1年を機に、ウクライナについてブログで発信しようと思いましたが、書けませんでした。報道をベースにした評論になってしまうのでは?日本という安全地帯にいて、単なる評論では全くの役立たずですので。
しかし、ウクライナのことは日本の安全保障にも関わります。そこで、G7サミットが広島で開催されたのを機に、普段考えていることの一端を書きました。
私は長く地方自治の現場におりましたので、これからは、そこをフィールドにしてリアルに政治的発言を続けます。
核廃絶に向かって踏み込んだ発言がなかった等の一部報道もあるが、各々の国の安全と繁栄を背負う首脳が軽々に発言できるはずがない。
バイデン大統領の沈黙が雄弁に語っている。
核廃絶への長い道程の第一歩は、ロシアのウクライナ侵略に核を使わせないことだ。
現にロシアによる激しい侵略が行われている国の指導者の言葉は重い。
NATO諸国には武器供与とウクライナ兵の訓練を要請し、日本には復旧の技術支援と長期にわたる復興の継続支援を求めた。そして自由と法の支配を訴えた。
第二次世界大戦後さまざまな地域紛争や大規模な戦争が行われたが、核の超大国ロシアが核戦力の行使をチラつかせながら、隣国を通常兵器で侵略する歴史上初めての戦争である。
絶対にロシアに核を使わせず、戦争を終結する道を探る。世界はこの数年、極めて難しい道程を歩むことになる。
日本も平和的分野で貢献を!
NHKの映像ではモディ首相のファーストシーンは「個人的レベルで、出来ることは全てやる」との発言。インドは国家としての立場は慎重にふるまう。
しかし、人間として明確に心情を吐露したことに感銘を受けた。長い歴史のある大国インドのトップリーダーの奥行きを感じた。
その後、20日のゼレンスキーとの会談でモディ首相は次のように語ったという。(以下、CNNネットニュース)
「ウクライナでの戦争は全世界にとって大きな問題であり、全世界に多くの影響を与えてきた」
「これは経済・政治だけの問題ではなく、人道問題だ」
「戦争終結を助けるために、全力を尽くす」
と表明したとの報道。
岸田総理、お二人の対面での会談が実現したことは、広島サミットの大成功のひとつですね。
バイデン大統領が米国債務問題でデフォルトを避けるため帰国するという。そのため豪州で開催する予定だった日・米・豪・印の戦略対話クアッドが急きょ、G7会合後に広島で開かれることになった。
自由と民主主義、法の支配を共通の価値観とするクアッド戦略対話は、中国包囲網だととも言われている。
安倍晋三元総理が提唱した構想がG7の首脳会議に続いて広島で開かれる。岸田総理は安倍構想の推進者でもある。
私は3歳で東京大空襲を体験しました。母に背負われて逃げたのですが、四ツ谷駅の石積みをうっすらと記憶しているような気がします。
広島・長崎の非戦闘員の惨劇は何度か訪れました。
沖縄は日本で唯一戦場となっており、多くの軍属の戦没者と県民の犠牲の現地を訪問して、この方たちのおかげで今日があると実感しました。
先の大戦で亡くなった戦没者(軍属)240万人、民間人80万人(推計・諸説あり)。また、戦場となった数々の国々で現地の人々にも数多い犠牲者が出ました。
歴史は非可逆ですが、若い世代のみなさん、先人たちの歩み・日本国の歴史・戦争と平和を追体験してください。
被爆地広島で開催されるG7サミットをきっかけに、私たちも新しい歩みを始めましょう。
G7サミットは何を決めるかも大事だが、どこで実施し、どのような絵柄で世界にアピールするかも大切だ。
自由と民主主義と人権、法の支配を共通の価値観にする。G7とEUの代表が並んで献花をする映像は、世界各国に対する明確なメッセージになる。
さらに、プーチン・ロシアに侵略され、祖国防衛戦争の真っただ中のウクライナのゼレンスキー大統領が遅れて来日、参加するという報道。
第二次世界大戦後の世界秩序を決めたのは1945年2月のヤルタ会談であり、さらにこれを受けた1945年7月26日のポツダム会談と宣言です。いずれも、米・英・ソ・支(蒋介石の中華民国)が主要な役割を果たした。ポツダム宣言をみると、冒頭に「米・英・支三国宣言」と記されています。
以来78年の歳月が流れ、今や人口第一位の国はインド、第二位が中国、第三位が米国、以下インドネシア、パキスタン、ナイジェリア、ブラジル、バングラデシュ、ロシア、メキシコと続きます。G7に参加していない国々で、とりわけ中国・インドが世界政治のメインプレイヤーになりつつあります。まさに世界構造が、第二次世界大戦後に大きく変化しているのです。
安倍晋三元総理が第一次安倍内閣で“戦後レジームからの脱却”を掲げた時、「歴史修正主義者」と批判されましたが、すでに世界の政治・経済・文化等の基本構造が変化しているのです。
原爆被爆地広島のG7サミットに集まったことをきっかけに、新しい世界の動向に着目すると共に、日本が戦後レジュームから脱却し、力強く国造りを進めるきっかけにしたい。
明日5月19日からG7広島サミットが開催される。予想される議題はウクライナ支援、食糧の安定供給、自由で開かれたインド太平洋、核のない平和な世界等々との報道。
同時に78年前に非戦闘員の死者14万人(一説には20万人以上)と言われる原爆被災地で、投下国である米国のバイデン大統領をはじめ連合国の米・英・仏・加と枢軸国の日・独・伊が一同に会して、世界の平和と安定のために共通のテーブルに着くことに大きな意味がある。
78年前の昭和20(1945)年8月6日午前8時15分にアメリカは広島に原子爆弾「リトルボーイ」を投下しました。爆発の衝撃波、超高温、熱波に焼かれ14万人が死亡しました(広島市公式HP)。非戦闘員の市民です。
この惨劇は中学生時代に「原爆の子」という映画を観劇して、広く我々の世代は知っています。私が最初に広島平和記念資料館を訪問したのは、社会人となって間もない昭和42(1967)年のことです。すでに投下後22年が経過し、さらに資料館開館(昭和30(1955)年)から12年が経過していましたが、生々しい写真をはじめ、焼けただれた生活用品等の資料によって、20代半ばの私は物凄いショックを受けたことを昨日のように思い出します。
その後、33歳で武蔵野市議会議員、41歳で市長となりましたが、広島に行政視察に行った時は公務の合間をぬって3度訪問しました。行くたびに展示の生々しさが薄れ、マイルドになっていることに気がつきました。資料館の責任者にそのことを聞いたところ「あまり生々しいと、ショックで倒れてしまう高校生などがいて、広島には二度と来たくないというのです。それでは困るので、表現を柔らかくしました」と語っていたのが印象的でした。
人間は、忘れなければ生きていけないということもあるでしょう。しかし原爆は、正視することが困難なほど酷すぎるのが実態でしょう。
78年経過した今日に開催されるG7サミット。各国首脳に是非、広島平和記念資料館を観てほしい。
正式名「吉祥寺大通り東駐輪場」を隣地所有者㈱レーサムに売却することに反対の陳情を出した時の、松下市長の答弁には驚きました。
この土地は平成5年に旧所有者が売却を承諾した駅前の超一等地で、二度と市場に出ない土地なので「諸用地」として購入し、将来の再開発の「種地」として、当面696台の駐輪場として活用していたのです。それを隣接する土地の所有者に売却するという、この情報を市は一切公開せず隠し続けていたのですが、私たちが気づいて2年前の令和3年9月に市議会に「反対」陳情を行ったのです。その時の松下市長の答弁が表記の内容です。
この答弁の問題点は、第一に都市計画権者は武蔵野市長なのだから「これから出来ると思います?」などと評論家のような発言です。地区全体の再開発計画を立てるのは、松下市長自身なのですよ。過去4年の間に、具体的な再開発調査など何も行っていません。市長としての責任を放棄した発言です。
第二に、現に行政財産の“駐輪場”として活用しているのだから、無駄でも不要でもありません。それを駐輪場を令和3年9月31日に廃止して、行政財産を普通財産に付け替えて、わずか1カ月足らずの10月28日に㈱レーサムに随意契約で売却しました。まるでこの会社に売ることが目的だったのではないかと思わざるを得ません。相当???のつく話では。
市有地は教育や福祉、公園、街づくり、放置自転車対策等々の行政目的実現のために購入します。当面何に使うか定まってないが、将来の行政需要を先取りしたり、吉祥寺・三鷹・武蔵境の各駅の至近距離に位置する土地で二度と手に入らないと思われる土地は、行政目的が定まってなくても“諸用地”として購入しておきます。
そのための法律が「公有地の拡大に関する法律」です。この法律に基づいて市役所内部に特別法人武蔵野市土地開発公社を設置して、予算がなくても銀行から融資を受けて土地を購入します。これを「先行取得」と言います。この先行取得した土地を活用して、後に都市計画の「種地」としたり、道路を作ったり、図書館や公園を作ったりするのです。土地の使用目的が決まれば予算化して、市債を発行したり、国や都の補助金等を活用してその財源に充てるのです。
武蔵野市は不動産業を営んでいるわけではありません。先人たちがチャンスを生かして購入した市有地を、資産活用の美名の下に勝手に売却処分してはならないのです。
「公有地の拡大に関する法律」はありますが、「公有地の処分減少に関する法律」はないのです。
吉祥寺駅北口1~2分の商業地にある市の駐輪場を廃止して売却するという。公法上の根拠は何なのか、売却の目的は何か、相手はどこを想定しているのか等、市議会をはじめ市民に明らかにすべきである。
令和3年10月28日、吉祥寺大通り東駐輪場を隣地所有者に競争入札なしの随意契約で売却した。その行政処分が公法上の根拠なく違法であり、市に9億9870万円の損害を与えた。松下市長は市に対して賠償しなさい。という住民訴訟が進行中だ。にもかかわらず、近くにある市の駐輪場をさらに売却しようとしている。
松下市長に申し上げる。かりに一昨年の吉祥寺大通り東駐輪場の売却か正当な行政処分だと考えていても、訴訟中だから裁判の行方を見守りましょうと考えるのが普通の法感覚ですよ。
司法及び三権分立の否定だ。
20世紀の初頭の天才画家エゴン・シーレ展を、3月中旬の雨天の日に当日予約の枠があるのではと思い、上野の東京都美術館に思い切って出かけましたが、運よく15分後に入場出来ました。
エゴン・シーレの作品の数々に改めて感銘を受けましたが、1918年のエゴン・シーレの死因がスペイン風邪であることに気がつきました。第一次世界大戦に従軍し無事除隊したのですが、スペイン風邪にやられ28歳の生涯をとじました。奥さんもスペイン風邪で死亡したとの記述。
100年前のスペイン風邪の死者は4000万人。当時の人口が15億人との推計だから、全人口の2.6%が亡くなったことになります。
エゴンシーレの自画像が不安そうに見えるのは、戦争とスペイン風邪が陰を落としているのだろうか。第一次世界大戦の終息も、兵士がスペイン風邪に罹ったことが原因のひとつとNHKの映像の世紀の報道。
今回のコロナ死者は世界で685万人。80億人の人口で割ると0.085%です。
2019年12月中国武漢で発生した新型コロナウイルス感染症ですが、わずか半年後の2020年4月にワクチンが開発されました。ウイルスを希釈し弱毒化して培養するという従来型のワクチンでは最低2~3年かかると想定されたのですが、ウイルスの遺伝子の構造に合わせて化学物質を作り出し、それをワクチンとして使用するというmRNAワクチンの仕組みが大量かつ迅速にワクチン製造につながりました。
100年前に天才画家エゴンシーレはスペイン風邪に倒れましたが、我々には科学の進歩の恩恵で生き延びています。mRNAワクチンの発明家のカタリン・カリコ博士はNHKのインタビューで語りました。「私はヒーローではありません。真のヒーローは生命の危険にさられながら、治療にあたった医師・看護師をはじめ医療関係者や清掃事業等に従事する人々です。」
カタリン・カリコ博士にノーベル賞の栄誉を!
5月5日子どもの日
ウクライナの子どもたちは母親と共に、ポーランド・スロバキア・ハンガリー・ルーマニア・モルドバ等の周辺国に避難しています。その数は親子で800万人を超えているといいます。ウクライナの全人口の1/5です。
18~60歳までの男子は総動員令で国外脱出禁止で、ロシアの侵略と戦っています。男子だけではなく、女子も祖国防衛戦争に参戦しています。
テレビでは、アメリカ留学していた男女のペアが帰国して、自問自答しながら各々役割を果たし戦っている映像も。
子どもの日にあたってウクライナを思い、母と子・父と子・兄弟姉妹・若いペア等、愛する者同士の絆と国を守るために戦うことの意味を考え、粛然たる思いです。