直言!土屋正忠のブログ

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小池さん、都民を脅かしてはダメですよ。外国からのミサイル攻撃から都民を守るシェルターをつくる??ー本日から都知事選挙始まる

本日から都知事選挙が始まりました。都政を考える絶好の機会です。各候補者の公約や演説内容に耳を傾けたいと思います。

私も地方自治一筋に58年間政治と行政に関わってきました。その経験を生かして発言を続けたいと思います。

小池さんの公約の中に、ミサイルから都民を守るシェルターが入っている。都としての優先度が低い政策だ。都庁の首脳部は真面目な政策として、誰も考えていないと思う。

① 東京の都市の構造は、シェルターを造るようになっているのか?場所、スケール、機能等を確保出来るのか?都の中心部だけでも100万人単位の人が住んでいる。

② 地下鉄は比較的安全だが、構内は狭く、長期滞在するための水・食糧・寝具等、シェルターとしての機能はない。

③ そもそも、日本の首都東京がミサイルで攻撃される想定は、日本の命運をかけた全面戦争にちかい。まさに、国家そのものの危機であり、国会と内閣の最重要課題だ。

現在、シェルターが課題となっているのは台湾有事を想定して、沖縄諸島と宮古・八重山等の先島諸島や与那国島などの住民の安全をいかに守るかという観点である。

台湾有事があるとすれば、最初の攻撃は本土と沖縄の重要インフラに対するサイバー攻撃でしょう。

東京が、いかに巨大であっても、地方公共団体なのだからミサイルの防護のためのシェルターを率先してつくる意味はない。

小池さん、現職の知事ですから言論は慎重に。

小池知事、首都東京の地震対策で最重点に取り組むべきは、東京湾6港の強靭化です。全国の物流とエネルギーの40%を占める各港が、長期に渡り使えなくなれば、首都は衰退する。ここに投資してください!

東京の地震対策は徐々に建物の強靭化・不燃化が進みました。木造密集地域がいくつか点在しているが、区市と共同して街づくりを着実に進めることが必要です。

同時に、長期展望に立って重点的に取り組まなければならないのが東京港をはじめ東京湾の川崎港・横浜港・横須賀港・千葉港・木更津港の6港の地震対策、港湾の強靭化です。物流やエネルギーの全国の40%が集中しています。

首都直下地震や相模湾地震で、これらの6港が長期にわたって使えなくなれば、首都圏1都7県4400万人の生活に重大な影響を及ぼし、首都は衰退しかねません。1755年のリスボン大地震をきっかけに、ポルトガルは衰退したと言われています。

現在、東京湾6港の強靭化率は48%です(国土交通省調べ)

小池知事、川崎市・横浜市・横須賀市・千葉県(千葉港・木更津港)の各港湾管理者に呼びかけ、共同で政府に要請し、繁栄する日本、永続する首都東京の建設に乗り出してください。

石原慎太郎知事(当時)は語った「無い袖は振れない」。平成11年度都税決算4兆円。小池知事の令和6年度都税予算6兆円。バラ撒きは控えて、未来への投資に向けてください

平成11年、石原慎太郎知事が就任した時はバブルが弾けて経済は低迷し、都税収入は4兆259億円。財政難を乗り切るため、三多摩各市町村への補助も大ナタを振るってカットされた。その時の石原知事のセリフが「無い袖は振れない」。

その後20年経過し、経済が立ち直り順調に税収入が延び、令和6年度の当初予算の都税収入は6兆3865億円だ。石原流に言えば「振る袖は有り過ぎるぐらいである」。

小池知事に申し上げる。石原知事時代から2兆円強も税収が増えた。これは貴方の手柄ではなく、日本経済が長いトンネルを抜けつつあることの反映です。

バラ撒きに使うのでなく、未来の投資に使うべきだ。

東京の最高峰は雲取山。イギリスの最高峰より遥かに高い。植生も豊かで清流が流れている。都の水道水の源ですー東京の魅力を再確認しましょう

小池さん、蓮舫さん、スマホで調べなくて東京の最高峰がすぐわかりますか?

奥多摩湖の北にある雲取山2017mです。(ちなみにイギリスの最高峰はベン・ネビツ山1344mです)この山は、北側が秩父地方で荒川の源流です。雲取山のさらに西の笠取山が多摩川の源流です。谷を隔てて南側が大菩薩連山で、多摩川は雲取山・笠取山から流れる水と大菩薩連山から流れ出る清水が合流して奥多摩湖に流入し、都民の生命の水となるのです。この周辺の山々には水源林として都の水道局によって厳正に管理され、森林が繁茂し、四季折々の美しい多様な自然が守れています。

奥多摩湖(小河内ダム)が完成して67年経過しましたが、流入した土砂による体積量は僅か2%とのこと。水源地・水源林が極めて適切に管理されているかの証左です。貯水量1億8500万トン。

東京都水道局は多摩川以外に、利根川水系・荒川水など総合的に管理しています。安心して水道水が飲めるのも、明治以来150年余りにわたって続く都水道のおかげです。世界の首都の中でも最も秀れた水道事業だと思います。

小池さん、都民の生命の水の代表の奥多摩湖へ行きましたか?
蓮舫さん、一度行かれたらどうですか?

東京の3つの顔 ◎日本の首都 ◎首都圏1都7県の要 ◎東京県行政 各々の役割をきちんとこなすのが知事の役割

① 日本の首都として、国民の象徴であり、国民統合の象徴である天皇のご座所皇居があり、国会・内閣・最高裁判所が所在して、立法・行政・司法の三権分立民主国家を支えている。

② 日本最大の関東平野、神奈川・埼玉・千葉・茨城・栃木・群馬の6県と山梨県の要となっている。1都7県には4,400万人が住んでいる。1400万都民の生命の水資源の管理、鉄道、道路のネットワークで各県の連携が必須。

③ 東京県行政。広域地方自治体として区市町村を支え、インフラ投資が遅れている地域を開発整備をする。

とりわけ①と②は、他県にはない重要な役割となっている。知事の目配りと長期展望に立った計画の立案と推進が重要。

都知事選挙で、こういう具体的事項をきちんと議論してほしい。

蓮舫さんの参議院議員の得票数は、12年間で171万票から67万票に大幅減少した。都知事に当選すればラッキー、落選しても次があるとの計算でしょう

「蓮舫さんは、自分から名乗りを挙げて知事候補者になったのでしょうか?」と市民からの問い合わせ。

立憲民主党の中で、どういうやりとりがあったか知りませんが本人はやる気満々ではないでしょうか?

第一に自民党が派閥の裏金問題などで20%台の低支持率、この1~2カ月の間に静岡県知事選挙を始め、各地方選挙で敗け続けています。

第二に小池知事の推した候補者も目黒区長選挙や衆議院東京第15区の補欠選挙などで敗け続けています。とりわけ東京15区の補選では、知事がたびたび応援に入ったにも関わらず、都民ファの候補者が9人中第5位と惨敗しました。だから、万が一知事選で勝てればラッキーと考えたのでしょう。

さらに蓮舫さんの得票数は参議院東京選挙区で14年前と比較すると40%に減っています。

平成22年 171万票
平成18年 112万票
令和4年        67万票

とりわけ2年前は当選した6人中第4位でした。このままだと次は落選する恐れもあります。都知事選挙に出れば、落選しても知名度は格段に上がります。その勢いで次の衆議院選挙に立候補すれば侮れません。東京都内の30の小選挙区で立憲民主の候補者が決まっていない選挙区は複数ありますから。どこの選挙区から出ても対抗馬にとっては強敵で、当選圏内に入ると思います。こんなチャンスはないと考えて当然です。

東京をどうするかではなく、自分の政治的思惑を第一と考えたのでしょう。

松下玲子前武蔵野市長に9億9870万円の損害賠償を求める住民訴訟。次回は7月2日開廷。1年10カ月を経て結審が近い

松下玲子前武蔵野市長は令和3年10月28日、吉祥寺駅北口1分の超一等地の市の駐輪場を隣地所有者に随意契約で売却した。この行政行為は、道路法や都市計画法などの公法に基づかない契約であり、権限の濫用、違法である。

さらに土地価格の鑑定を浅川肇不動産鑑定士1人のみに依頼した一者鑑定であり、従来は複数者に鑑定を依頼していたのに不当。その上、土地の正常価格(その土地単体での評価)が、なんと坪524万円と異常に低く、市に多大な損害を与えた。

武蔵野市は松下玲子氏(当時の市長)に損害賠償を請求するように求める。

開廷日時:7月2日(火) 午前11時 
開廷場所:東京地裁 民事第二部 703号法廷
原告:土屋正忠、山本徹 
被告:小美濃安弘武蔵野市長
損害請求額:9億9870万円 

なお、昨年末の市長選挙で小美濃安弘さんが市長に当選し、12月24日から市長に就任したので、法人代表の小美濃市長が被告になりました。

偉大な成果を挙げた小惑星探査機「はやぶさ2」も、危うく蓮舫大臣にカットされるところだった

民主党政権時代、文部科学省は「はやぶさ」(1号機)の後継として小惑星探査機「はやぶさ2」の予算20数億円を要求していた。そこに待ったをかけたのが、蓮舫事業仕分け担当大臣(当時)だ。

「はやぶさ」(1号機)は2003年に小惑星“イトカワ”から表面物質を採取することを目的に打ち上げられたが、途中で制御不能となり宇宙空間で所在不明となった。2010年の時点で7年も経過していて、JAXAは必死になってコントロールしようとしていた。そこで、蓮舫大臣は事業効果が低いとして文部科学省の予算を大幅カットして数千万円の調査費を認めただけだった。

ところが、奇跡が起こった。関係者の努力によって「はやぶさ」(1号機)の通信が復活して7年間で30億kmの宇宙空間を旅して、小惑星“イトカワ”の表面物質を見事サンプルリターンしたのだ。日本中が感動するとともに、世界中が日本の技術に驚嘆した。

その結果、後継機「はやぶさ2」の30億円近い予算が復活したのである。この成果と経験を活かし「はやぶさ2」は2014年に打ち上げらえ、2020年には小惑星“リュウグウ”の表面物質のサンプルリターンに成功した。持ち帰ったサンプルは、全世界の研究者に分けられ、生命の起源に迫るのではと注目されている。

スーパーコンピュータや「はやぶさ2」の事例から分かることは、蓮舫さんは科学技術の知見や見識を有しているわけではない。政治家より、誰かの振り付けで活躍するコメンテーターに向いている方だと思う。

蓮舫担当大臣(当時)の事業仕分けは相当ひどかった「スーパーコンピュータ、世界第二位ではダメなのか?」報道陣を集めて役人を叱り飛ばす-危なかった。2009年から3年3カ月。民主党政権の悪夢がよみがえる

現代の最先端科学がスーパーコンピュータに支えられていることは、原理が十分理解出来ない我々文系の人間でも知っている。理化学研究所のスーパーコンピュータ「京」は、その時点では世界最高水準だったが、後継機の製作の準備にかかっていた。その合言葉が「世界一のスーパーコンピュータをめざす」だ。

民主党政権下の事業仕分けの担当大臣だった蓮舫氏は、マスコミを集めて言い放った。「なぜ世界で二番目ではダメなのか?」集まった各省庁の官僚たちが繰り返し説明するが聞かない。蓮舫大臣は若い大臣で、見た目もよく、テレビ映りもよいので張り切っていた。

これに危機感を抱いたのが、ノーベル賞受賞者の科学者の皆さん。連名でスーパーコンピュータ製作の準備を政府に申し入れました。おかげで、数年後に「京」の継続機の「富岳」が完成。計算速度をはじめ汎用性等、各分野で数年に渡って世界一を維持して、科学技術の研究に役立った。

身近なところでは、コロナの飛沫感染とエアゾール感染を分析し見える化したのも「富岳」だった。あの映像を見て、国民は接触感染や飛沫感染とともに、空気中に一定時間ただようエアゾール感染の脅威を実感したのだ。蓮舫担当大臣の事業仕分けが失敗してよかった。

18歳に兵役案。英国スナク首相が総選挙の公約に!ー支持率が20%台の保守党なのに大胆な提案。日本はどうか

5/27(月)讀賣新聞の10面囲み記事に注目すべき内容がありました。英国保守党党首スナク首相は18歳の国民を対象に1年間の兵役か社会奉仕活動を義務付ける考えを示したという。兵役に就くか奉仕活動に従事するかは選択でき、奉仕活動は年間計25日間を義務付けるとのこと。記事によれば、スナク首相は「国家に奉仕しながら貴重な技能を習得する機会」「我々は若者のためにより多くのことをしなければいけないし、若者は国家のためにより多くのことをしなければいけない」とも強調したといいます。

本日(5/31)の報道によれば、5/30に英国下院は解散し、7/4が投票日とのこと。

各種の世論調べでは保守党の支持率が20%台、労働党が40%台。そういう情勢で18歳の若者に兵役または社会奉仕を義務付けるというのは凄い。

日本ならどうか。政治家は選挙が近づくと若者に寄りそうと語ったり、国民に手当をバラマクとかする。政治家が国民を信頼しないで、口当たりの良いことを言うのでは、国の未来はない。

日本国憲法勉強会で第九条について、どのように勉強したのですか?-サンフランシスコ平和条約と昭和37年12月の最高裁判決を示し、現憲法下でも自衛権があることを語りました

5/21のブログに武蔵野市と小金井市の若手市議会議員と憲法勉強会を行ったと書きましたが、それを読んだ市民から第九条の戦争の放棄はどのように勉強したのかと問い合わせがありました。

昭和22(1947)年11月3日に公布された日本国憲法の第九条には次のように記されています。

第九条 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、 国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する 手段としては、永久にこれを放棄する。
2  前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。 国の交戦権は、これを認めない。

この条項の解釈をめぐって、自衛隊は違憲、日米安全保障条約等の集団的自衛権は、とんでもないという論議が過去77年間繰り返されて来ました。そこで、私は昭和27(1952)年4月発効の日本と連合国との間に締結されたいわゆるサンフランシスコ平和条約(日本国との平和条約)と昭和37(1962)年12月の最高裁判決を引用して、日本国の自衛権は個別的と集団的とに関わらず、保障されていると語りました。

この条約は敗戦国日本が7年間の占領期間を経て連合国と締結し、主権を回復して独立国となった条約であります。その条約の第三章〔国連の基本原則、自衛権〕第五条(a)(b)省略

(c)連合国としては、日本国が主権国として国際連合憲章第五十一条に掲げる個別的又は集団的自衛の固有の権利を有すること及び日本国が集団的安全保障取極を自発的に締結することが出来ることを承認する。

と書かれております。

第二は、昭和37(1962)年10月の最高裁判決です。立川市の砂川基地反対闘争をめぐっての判決ですが、次のように判示しています。

判決要旨
一 、  憲法第九条は、わが国が主権国として有する固有の自衛権を何ら否定してはいない。
二 、 わが国が、自国の平和と安全とを維持しその存立を全うするために必要な自衛のための措置を執り得ることは国家固有の権能の行使であって、憲法は何らこれを禁止するものではない。
三  、 以下省略

サンフランシスコ平和条約も最高裁判決も、何れも日本国憲法が制定された後のことですので、日本国憲法第九条があることを前提にしたものであり、我が国に自衛権があることは明解です。しかし、このような歴史的経過を知らない国民が憲法を読むと、自衛権が否定されていると読めるので、憲法第九条とりわけ第二項は改定すべきだと思いますと語りました。

さらに、自衛権の発動の条件と態様は、個別法で規定するべきものだと理解しています。いつか機会があったら、皆で勉強しましょうと結びました。

都知事選挙は政党の陣取り合戦か?静岡県知事選挙は浜松市長と県副知事が争った。二人とも、ふるさと静岡を熟知していた

最近の地方自治体の選挙で横行するのは、政党の陣取り合戦だ。候補者を選考する段階で、人物の識見・力量より、見た目の良い勝てる候補を基準に選ぶ傾向がある。

その点、注目を集めた静岡県知事選挙は、まっとうだった。片方は県副知事。勝ったのは浜松市長を務めていた鈴木康友氏だ。浜松市は人口81万人の政令指定都市だ。両候補とも各々実績があり、静岡県全体を十分知りうる立場にあった方々だ。勝敗には様々な要素が絡むが、両候補とも地方自治体の首長としてふさわしいキャリアの持ち主だったと思う。

都知事選はどうか?典型的な人気投票になっていないか?

人口1400万人で有権者が1200万人余りの世界でも最大級の選挙なので、知名度の高い人を候補にするのは止むを得ないが、東京都とはどうあるべきか。役割は何か。国との関係や区市町村との役割の違いなど、都民の前で真剣に語ってほしい。

首都圏で勝てなければ、自民党は政権を担えない。大都市の有権者は既得権にしがみつき、談合する政党を嫌う。正念場を迎えた自民党政治改革

小選挙区 比例区
東京 30 19
神奈川 20 21~22
千葉 14 21~22
埼玉 16 9~10
合計 80 49~51

全国の衆議院の議席は小選挙区、比例を合わせて465議席あるが、現在1都3県で130前後であるので、28%にあたる。大都市に住む人々は、ノンセクトで自由人が多い。個々の政策よりも、政治家の有様を見て「何か、おかしいぞ」と感じて行動する。

ロシアのウクライナ戦争、テロ組織ハマスの奇襲攻撃で始まったイスラエルのガザ侵攻の終わりなき戦い。スロバキア首相が狙撃される。イラン大統領の墜落死。台湾をめぐる緊張等、世界大乱の兆しが見えるのに、日本の政治家は自己保身に走って何をやっているんだと。もう、うんざりという国民感情を肌で感じる。

自民党は政権党なのだから、岸田総理を先頭に衆・参全議員が救国の政治家に脱皮してほしい。

武蔵野市の新人市議会議員を中心に憲法勉強会17回終了。憲法改正を主張する人は多いが、憲法の全文を読んだ人は少ない

日本国を知るには、憲法を読まなくてはならない。(長谷部恭男編『日本国憲法』岩波文庫)

確かに、その通りだ。とりわけ、市議会議員は基礎自治体の意思決定機関を構成しているので、ぜひ読んでほしい。そう思って、地元武蔵野市議会議員と小金井市議会議員に呼びかけた。

武蔵野市からは、小林まさよし・きくち由美子・山崎たかし議員の3人。小金井市からは、かわの麻美議員の合計4名で始めた。昨年10/1から始めて、1回2時間30分。5/10に第17回を数えて終了した。

テキストは岩波文庫の長谷部恭男編『日本国憲法』。680円+税は安く、ハンディだ。

長谷部恭男さんは、衆議院の憲法審査会で自民党推薦の参考人として出席して「集団的自衛権は違憲である」と発言し、自民党を慌てさせた学者だ。この本には日本国憲法・大日本帝国憲法・パリの不戦条約等、必要文書が収録してある。とりわけ、昭和27(1952)年のいわゆる「サンフランシスコ条約」の安全の項には日本が主権国として当然持っている個別的自衛権と集団的自衛権が明記されている。この時点では、すでに日本国憲法が成立して5年経過していたので、その上に立って日本国の自衛権を認める条約が結ばれたことになる。

勉強会は最初に日本の統治機構の第四章国会、第五章内閣、第六章司法、第七章地方自治を、次に第三章国民の権利及び義務、さらに日本国の国柄を示す前文、第一章天皇、第二章戦争の放棄を読み、最後に第九章改正以下を読んだ。

各々の項目に関係する時事問題を具体例として、合計40数時間に及んだ。途中、12月議会、武蔵野市長選挙、3月予算議会があり相当ハードだったが、皆良く頑張った。こういう頑張りを全国2万人の市議会議員が実践したら、地方政治家のレベルも数段上がるだろう。

私も若手に混ざって勉強させてもらった。ご苦労さまでした(拍手)

立憲民主がセキュリティクリアランス法に賛成した。個人のプライバシーより国家の安全を優先した。立憲民主の大きな変化に思える

セキュリティクリアランス制度の法律名は「重要経済安保情報保護法」といい、政府が保有する安全保障上重要な情報として指定された情報にアクセスする必要がある者に対して、その者の信頼性を調査・確認した上でアクセスを認める制度と説明されている。俗に言うスパイ防止法の一環で、国家機密に関してアクセスする者の身上調査を行う法律だ。

これに先立って第二次安倍内閣時代に成立した特定秘密保護法(平成25(2013)年)は主として公務員を念頭においた法律で、国の安全に関する特定秘密をもらした者は最高10年の罰を受ける内容だ。

それまでの国家公務員法は職務上知り得た秘密が、どんなに重大なものであっても刑罰は1年であった。この法律には、当時の民主党は反対した。

この10年の間に国際間の競争が熾烈になるにつれて、経済安全保障の概念が強く意識されるようになったことが背景にある。

福島モノローグ NHKスペシャルを見ましたか?-原発事故の放射能汚染地区の富岡町、住民が避難した後に取り残された牛・馬等に餌をやり続けて土に生きる人物の13年を描く

5月12日放送のNHKスペシャル 福島モノローグは、視聴者に静かに語りかけた。生きることを!

取り残された家畜は牛10数頭・馬・犬・猫・ダチョウも1羽。これらを集め、餌をやり続けて寿命を看取った松村さんの13年。

松村さんは語る「誰かが餌やんなきゃ、しょうがねえべえ」と。放置された田を耕し米をつくる。時にはもち米も。田起こしは、昔ながらの木製の長い手押し車だ。それを昔ながらの足踏み脱穀機で脱穀・精米して、一緒に残った老夫婦に配る。餅も配る。「この餅はうめえなあ。よくできた」は90代のベテラン百姓の男性。時には、寿命が尽きた牛・馬たちの墓にも。石ひとつの小さな野辺の墓だ。

やがて除染が進み帰還困難区域が解除されたが、離村した人々は新しい居住地での生活があり、戻る人は少ない。新たに居住した人々は、復興事業に関わる人たちが中心だ。母子・父子で保育園の運動会のシーンも。「新しく来た人々も、子どもたちがここに生まれ育てば、ここが故郷になる。そうしてまた故郷ができる」と松村さんは語る。

「君は兵を挙げよ。我は財をもって支援す」孫文に贈った、日比谷松本楼経営者の梅屋庄吉さんの言葉

明治28年、香港で写真館を経営していた梅屋庄吉は、中国革命の志士・孫文と出会い意気投合した。その後、梅屋は日比谷松本楼の経営者になるのだが、明治36年に表題の言葉を贈ったという(月刊誌正論)。そして、孫文は祖国に帰り、清朝を倒し中華民国を建国した。

現代流の価値観では、孫文は「外国」日本の力を借りて革命を成し遂げたことになる。孫文については、毛沢東建国の中華人民共和国憲法の前文で「1911年、孫中山(孫文)先生が領導する辛亥革命は、封建帝制を廃止し、中華民国を建国した」と記されている。(岩波文庫『世界の憲法集』)

現在の政治資金規正法では、外国人の献金は禁止されている。110年前の価値観で現在を判断することは出来ないし、政治資金規正法に違反していいとは決して思わないが、大事なことは、正すべきものを正すと同時に、政治のダイナミズムを失ってはならないことだ。

自民党派閥の裏金問題は、議論が始まって半年になる。現役の与野党の衆・参両議員の皆様に、骨太の議論を期待いたします。

その上で、前に進みましょう。

トランプ米国前大統領が石油業界の幹部との会合で、10億ドル(約1550億円)の献金を要求。そのかわり、石油などの大幅増産を行うと宣言。これはディール(取引)だと言ったとの報道

5/11の讀賣新聞他各紙が報道し、テレビでも映像で流していた。世界中で地球温暖化対策に取り組み、さまざまな対策を行っているが、トランプ前大統領は「俺が大統領になったら、LNG等の輸出規制も撤廃だ」「だから、献金しろ」というのは、凄い。

日本では、企業献金は政策を金で買うようなものだと野党中心に批判があるが、米国ではどうなっているのだろう。

大新聞は日米の企業献金の実態を比較して、調査・企画報道してほしい。

大都市のライドシェア。規制緩和の名のもとに、プラットフォーマ―が張り切っているという。全国の60%以上を占める過疎地域こそ、住民の足を確保するライドシェアが必要だ

タクシーが不足しているので、自家用車によるライドシェアをという主張が盛んだ。内閣府では、河野太郎大臣のもと議論が活発に行われているが、意欲的なのは、マッチングアプリを活用するプラットフォーマ―だという。

プラットフォーマ―たちは大都市での規制緩和には熱心だが、地方の過疎地域などは関心が薄いという。商売にならないからかなあ。

住民の足のタクシーが不足しているのは全国60%の過疎地域であり、さらに中心街へ買い物や病院に行くことなどは、走行距離も長く、高齢者など所得の低い人が多い。こういう地域こそ自家用の有償運送ライドシェアが必要ではないか。

道路運送法第78条による自家用車の有償利用は国土交通省旅客課の所管だが、地方の振興が所管の総務省と連携して、過疎地域の住民の足の確保に積極的に取り組んでほしい。

伊藤環境大臣のやるべきことは、改めて水俣病患者とご家族に正対して、十分な時間をとって苦しみをお聴きすることではないですか。国会開会中だから、ご都合を聞いて土・日に訪問すれば良い

5月1日の水俣病患者やご家族のヒアリングは、1人持ち時間3分で10人、合計30分だという。3分を超えた発言にはマイクを切ったとのこと。連休明けに映像が流れて初めて見たが、ガックリした。

国民から批判を浴びると一転して、マイクを切られた方へ出向き、お線香をあげて謝罪した。伊藤大臣は記者団に聞かれると「水俣病は、環境省発足の原点です」と涙を流すパフォーマンス見え見え、いかがなものか?

伊藤大臣は環境行政の責任者であり、内閣の一員なのだから、涙を流して情緒に訴えるのではなく、きちんと責任を果たしてください。責任の果たし方は、ただ一つ。水俣病患者のかたやご家族の皆様のお話を聴くことです。一人15分、10人、合計150分でどうですか。国会開催中なので、土・日にお願いしたらいかがですか?信頼回復の第一歩です。

取り返しのつかない深刻な人生を送って来られた患者さんやご家族の言葉は重く、つらいけれども覚悟して全身で受け止めることが必要です。いったん失った信用を取り戻すためには、10倍の努力が必要だという。

天皇の存在は日本の長い歴史と伝統の上に立って、憲法第一章に位置づけられている。岸田内閣と国会とマスコミは、天皇陛下と国民をつなぐ報道を、さらに充実してほしい

5月3日がやってきます。日本国憲法施行78年目にあたります。

憲法下で繰り返し強調され、さらに裁判例も多いのが第三章「国民の権利及び義務」です。第10条から第40条まで、31条に及んでいます。

一方、日本国を形づくっている「天皇」は、第一章に記述されています。78年間で昭和生まれの私たちが記憶に残るのは、明仁殿下と美智子妃殿下のご成婚。昭和天皇裕仁陛下の崩御と平成の始まり。東日本大震災における明仁天皇と美智子皇后両陛下の被災地へのたびたびの慰問のご巡幸等々であります。

天皇は日本の長い歴史と伝統の上に立ち、憲法第一条では「天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であつて、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基く。」とされています。

令和の時代の徳仁天皇と雅子皇后両陛下のご活動を、国民が身近に感じられるように報道を充実する必要があると感じます。特に若い世代に伝えていくことが必要だと思います。

政治責任を背負う岸田総理や衆・参両院議長は、憲法の規定に従って、積極的に活動して下さるようお願いします。

憲法記念日を前に、若い世代に我が国の歴史と伝統と憲法を学んでほしいと思います。

武蔵野版ライドシェア・レモンキャブ、能登半島地震の被災地へ連休を使って4泊5日のボランティア。被災した家から金沢市の中心地まで、無料でタクシー代わりに

レモンキャブはリフト付き軽車両で、病院・介護施設や買い物などに出かける市民を実費1時間1000円で送迎するシステムです。25年前からスタートして、9台が運行されています。連休中はお休み!

その休みを使って、能登半島の被災地にボランティアに出かけます。4/29~5/3の5日間のうち、中3日は現地で活動するとのこと。3台7名の武蔵野市民がボランティアで交代で運転します。現地では、10畳一間の防災住宅に寝泊まり。女性は金沢で宿泊。宿泊代と食費は自弁。ガソリン代は武蔵野市が負担します。

被災者のニーズとのマッチングは、石川県経由で地域のコーディネーターが行ないます。連休5日間に皆が知恵と力を出して、被災地の皆さんを支援する。もちろん無料。

ボランティアの一人が言います。「レモンキャブは軽自動車だから狭い所まで入れてスイスイだ。リフトも付いているので、車いすの方もどうぞ」と意気軒昂。

事故なく、元気で役割を果たして帰ってきてください。拍手!!

麻生自民党副総裁、トランプ前大統領と会談。絶妙のタイミング。岸田総理はバイデン大統領に国賓として招かれ、連邦議会で演説したばかりーあうんの呼吸だ

トランプさんは、相次ぐ刑事裁判で巨額な弁護士費用の負担と活動を制限されている状況だから、日本の元総理で岸田政権の重石となっている実力者の麻生自民党副総裁が訪米して、会談が出来たことを喜んでいるに違いない。

麻生さんが副総理なら、バイデン政権に刺激的で、こうはいかない。自民党副総裁だから出来る、政治的パフォーマンスだ。

一方、バイデン大統領もウクライナ支援の予算9兆円が、下院は共和党議長の協力によって可決成立した後なので、余裕があり許容しているだろう。

麻生副総裁は国士であり、大政治家だと思う。

あうんの呼吸の岸田総理も迫力がある。

小池知事の人気にかげりー目黒区長選挙5000票離して、現職が6選を果たす

目黒区長選挙では、現職の青木区長が25439票得票し、小池知事の推す新人の伊藤悠候補を5000票離して当選した。現職は強かったと言えばその通りだが、小池知事の異例の厚い支援も通じなかったことになる。

都民ファーストと国民民主推薦の伊藤悠候補の応援に小池知事は3回も入ったという(4/22読売朝刊)。そもそも、3回も特定候補の応援に入ること自体が異例である。知事や市長は、選挙で選ばれる政治家だが同時に執行権を直接行使するガバナーであり、メイヤーだ。知事は、自治法上、東京都を代表する地位にあり、全都民を包摂する役割でもある。

目黒区は基礎自治体であり、都と区は行政上連携協力する関係でもある。その現職相手の区長選挙に都民ファ推薦の新人に肩入れして3回も応援に入るなど、異様でもある。

小池知事は、焦っているのかな?

国会にはイスラムの専門家は、ほとんどいない-衆議院補選東京15区の飯山あかり候補は、本格的なイスラム研究者だという

東京15区では、自民党衆議院議員が二代続けて汚職と選挙違反で辞職したので、江東区民は反自民党感情が強いのは当然だ。だからと言って自民批判や金権体質などを攻撃しているばかりでは、心ある区民の支持を得られないと思う。

日本保守党は自民党を強烈に批判して立ち上がった政党だから、やむを得ない点もあるが、国会に不足しているのはイスラム教の理解者。アラビストなのだから飯山あかりさんの経歴と能力をアピールすることが大事なのでは?

統計によれば、キリスト教徒22億人。イスラム教徒16億人だ。ハマスのテロによって始まったイスラエルとパレスチナの紛争には、イスラムの理解が欠かせない。

さらに、中長期にみれば、日本とより関係の深いインドネシアは世界最大のイスラム国だ。砂漠(土漠)の国のイスラムと湿潤の国のイスラムでは色合いが異なると思うが、浅学の私にはイスラムの考えも十分理解できないし、中東とインドネシアのイスラムの違いまでは全くわからない。

だからこそ、イスラムの専門家を何人か国会に送る必要がある。