直言!土屋正忠のブログ

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松下玲子候補のビラに「子ども・子育て政策に国もようやく本気で取り組むように…」との記事が。事実をよく調査、確認して書いてください。安倍内閣は7年で子ども予算1.49倍で1兆円増に-フェイクはダメです

松下候補は市長時代から同様な主張を繰り返してきました。国会にいた私の認識とは異なります。

そこで、第二次安倍内閣の2012年以降の子ども・子育て予算の推移を厚生労働省に調査してもらいました。
令和2(2020)年度・・・・2兆9900億円
平成31(2019)年度・・・2兆8237億円
平成30(2018)年度・・・2兆5598億円
平成29(2017)年度・・・2兆5124億円
平成28(2016)年度・・・2兆3644億円
平成27(2015)年度・・・2兆3038億円
平成26(2014)年度・・・2兆1409億円
平成25(2013)年度・・・2兆0018億円 
(いずれも当初予算ベース)

安倍晋三さんが再び総理に就任したのは、平成24(2012)年秋です。安倍総理の期間中に子ども・子育て予算は1.49倍になったのです。

当時、民間の保育園経営者から「政府は保育園を増やせ、増やせ。待機児童ゼロにしろと市を通じて言ってくるが、施設をつくる土地と保育士が確保できない。何とかして欲しい」と陳情を受けたことがあります。

松下さん、あなたが市長に就任する前から、政府は子ども・子育て予算を増大して7年足らずで1.49倍にして、2兆円を3兆円にしたのですよ。一時期は、保育園の施設補助は7/8という異例の高率でした。つまり、事業者の持ち分は1/8で保育園が新設できたのです。

こういう事実をきちんと把握した上で政策を語らないと、フェイクと言われますよ。

松下玲子候補は、戦争は絶対にしない。憲法9条に基づき徹底した対話外交の努力が重要と法定ビラで主張-空想的平和主義で誠に無責任

新聞折込の法定ビラを見て、共産党の主張と同じだと感じた。

プーチンのような政治家が出て侵略してきたらどうするのか。「日本には憲法9条があるのです」と言えば侵略を思いとどまるのか。ウクライナでは占領地域から子どもたちが2万人も連れ去られている。明確な戦争犯罪である。

日本も79年前の1945年8月15日に戦争に敗北し、ポスダム宣言を受入れると表明した直前から満州にソ連兵がなだれ込んで来て、60万人が連れ去られシベリアに抑留となった。そそのうち6~7万人が栄養失調と極寒の地の過酷な労働で死亡した。現に私たちの身辺にも、その時は民間人だったが父母と生き別れになった人たちが大勢いる。国民を再び、このような悲劇に遭遇させてはならない。

戦争を二度と起こしてはならないという大目標は良い。しかし、そのためには「侵略させない」「武力でもって、現状を変更させない」との強い意志表示とそのための努力が大事だ。自衛力を増強し、同盟国と連携し、抑止力を強化する。それを背景に外交力を高める。さらに経済力、文化力等の総合国力が必要だ。“自分の国は自分の手で守る”という国民の覚悟も必須だ。

憲法9条だけ守っていれば平和が維持できると考えている人は、国会議員ではなく、平和運動家として生きればよい。

松下玲子候補の選挙ポスターの公約の一つに「戦争は絶対にしない」とある

これが国会議員立候補者の公約なのだろうか?

戦争をしないことは国家最大の目標だが、平和を維持する具体の方策について述べなければ、小学生のスローガンではないでしょうか?

松下玲子武蔵野市長(当時)に損害賠償を求めた住民訴訟は、東京地裁で請求棄却された。その根拠は最高裁判決だというーしかし、その事件はし尿及び浄化槽汚泥の積替地を高く借り受けたことだ。吉祥寺駐輪場の任意の売却とは全く異なる

東京地裁が示した最高裁判決(平成25年3月28日)の内容は次のとおりです。

【裁判所ウェブサイト裁判要旨】
地方公共団体がし尿及び浄化槽汚泥の積替え保管施設等の用地として土地を賃借する契約において賃料額が私的鑑定の適正賃料の評価額と比較して高額であることを理由として当該契約が違法でありその賃料の約定が無効であるとした原審の判断に違法があるとされた事例

上記のことから分かるように、し尿及び浄化槽汚泥の積替え施設は生活に必須の施設だが、同時に迷惑施設の典型です。施設を受入れる地主さんは、普通の賃料ではとても納得できないでしょう。お願いする立場の地方公共団体が相場より高く出して、当然ではないでしょうか。

この最高裁判所判決は、地方公共団体の長の裁量権を実情に応じて発揮するのは、適法であるとの判断を示したものです。

しかし、吉祥寺駅北口1分の市の駐輪場を隣地所有者に任意で売却したことと、どうして同一視出来るのでしょうか?

同じ“長”の裁量行為であっても、内容が全く異なる。必要性のレベルが違う。現実、実態を見ないで形式的な判決で容認できません。

<住民報告会>
11月1日(金) 午後6時30分
武蔵野公会堂(吉祥寺駅南口3分)

 

 

 

 

 

中国が台湾を囲み、軍事演習を行うという。力による国際秩序の変更圧力に、どのように対処するのかー日本の選択を迫る衆議院総選挙

15日から始まった我が国の総選挙に合わせるかのように、中国が発表した。中国の意図はどこにあるのか分析し、冷静な対処が必要だ。

アメリカが大統領選挙中であり、同時にウクライナとイスラエル支援継続中で、力が分散している。ウクライナの侵略もロシアがベラルーシで10万人規模の軍事演習をしてから始まった。このことを忘れてはならない。

今回の総選挙は厳しくなる国際情勢の中、誰に舵取りを任すのかの選択でもある。

2022年2月24日に始まったロシアのウクライナ侵略以降、初の総選挙になった。

石破茂総裁遊説に2000人超の参加者。福田かおるさんが農水省に入庁した時、石破さんが大臣だった。このご縁で大いに盛り上がる

13日夕刻の武蔵境駅南口、石破総裁と石井公明党党首が揃って駆けつけていただき応援!福田かおる候補予定者も大いに盛り上がった。

二日前に決まった日程で、SNSや電話等のPRなので、聴衆はどのくらい集まっていただけるのかと心配したが、1400枚用意した警備用識別シールが遊説開始の40分前には無くなった。それ以後も長蛇の列で、シールの人が前に、後ろにシールなしの人という具合だった。遠く、イトーヨーカ堂前で立ち止まって聞く人も多く、国民の国政に関する関心の高さは手応え十分だった。同時に、じっと石破さんの主張を聞いて、考えている様子もうかがわれた。

15日本日から始まる選挙期間中に政治姿勢と政策を誠実に訴え、実行して信頼を得ることが大事だ。

福田かおる候補は39歳。若いだけに伸びしろがある。頑張れ!

福田かおる政策勉強会に自民党総裁選挙に立候補したコバホークこと、小林鷹之氏参加

自民党東京都第18区に立候補予定の福田かおるさんが2か月前から予定した政策勉強会に小林鷹之前衆議院議員が参加。日本の課題について語った。

福田かおるさんは農林水産省のキャリア官僚として、担当したタイ国との食糧輸出交渉の実態を語り、実力のある「国政の新しい風となる」と抱負を語った。

参加市民100名、熱気あふれた政策勉強会となった。

吉祥寺駅駐輪場を売却した松下玲子前市長に損害賠償を求める住民訴訟。東京地裁で請求が棄却されました。東京高裁に控訴します。11月1日住民報告会

松下玲子市長(当時)が吉祥寺駅北口1分の駐輪場市有地を競争入札もなく隣地所有者に売却したのは、令和3年10月28日のことです。

隣地所有会社の株価は当時600円だったのが、市有地を購入したことにより、株価はみるみる上昇、一年後、香港の投資会社がTOBを実施した時の株価は1700円になっていました。

この会社が所有していた元々の土地は東西6.4m、南北24mの狭あい地で、細長い壁のようなビルしか建設できない土地だったのが、隣接する市の駐輪場の東西11.7m、南北24mを買収して、東西18m、南北24mの長方形の地形になったので、価値が飛躍的に向上したから株価が急上昇したのです。

松下玲子市長(当時)は駅近くの市の駐輪場を売却して、代わりにこの会社が所有していた駅から遠い土地を買収して同じ駐輪場をつくったのです。この結果、収容できる駐輪台数は逆に100台も減少したのです。公益性に欠けて、不合理、不自然、不可解な取引です。

松下玲子前市長、あなたは隣地企業を富ませるために市有地を売却したのですね。そう考えると辻褄が合います。こんなことが市長の裁量行為として許されるなら、次々に理屈をつけて市民の財産の市有地が売却されることになります。

東京地裁の判決は到底承服できないので、東京高等裁判所に控訴します。

次のように住民報告会を開催します。

11月1日(金)午後6時30分 武蔵野公会堂(吉祥寺駅南口3分)

この時までに東京地裁の判決の論点を整理して、ご報告いたします。

 

吉祥寺駐輪場売却の住民訴訟、本日棄却されたので東京高等裁判所に控訴します

20241008 駐輪場集会案内状(敗訴パターン)20241008 駐輪場地図(ポスター・控訴バージョン)-2

松下玲子前武蔵野市長が超一等市有地の吉祥寺駐輪場を違法、不当に隣地所有者に売却した住民訴訟、10月10日に判決

●令和6年10月10日(木)午後1時15分~ 

●東京地方裁判所 民事第二部 第703号法廷 

●原告 土屋正忠、山本 徹 

●被告 武蔵野市 

●住民訴訟の概要 

松下玲子前武蔵野市長は吉祥寺駅北口1分、商業地、容積率600%の超一等地の市有地を、隣地所有者に競争入札なしの随意契約で売却しました。正常価格で坪524万円は異常に低い価格です。
松下玲子市長(当時)のこの売却処分は違法であり、多額な損害を市に与えました。市はその損害を回復するため、松下玲子前市長に損害賠償を請求することを求めます。損害額は9億9870万円。
裁判は令和4年8月25日に提訴され以来、2年に渡って11回の公判が行われ、去る7月2日に結審しました。そして10月10日が判決言い渡しとなりました。
なお、判決はどなたでも傍聴できます。

 

 

石破内閣閣僚に小泉チルドレン9人。郵政解散で、当時の小泉総理が育てた芽が、19年で太い幹となって支えている

①法務大臣:牧原秀樹氏 ②文部科学大臣:阿部俊子氏 
③厚生労働大臣:福岡資麿氏 ④農林水産大臣:小里泰弘氏 
⑤経済産業大臣:武藤容治氏 ⑥デジタル担当大臣:平 将明氏 
⑦復興担当大臣:伊藤忠彦氏
⑧国家公安・防災担当大臣 坂井 学氏 
⑨経済再生担当大臣:赤沢亮正 

郵政解散選挙で、自民党では新人83人が当選しました。各々の背景と使命感を持って、衆議院議員として活動しています。

19年経過した現在では現役は半数となりましたが、大きく太い幹となって各分野で活躍しています。

岸田総理に敬意と感謝。身を捨てて回天の大技。9人の候補者が15日間百家争鳴。蘇った自民党。本日、石破総理誕生へ

8月14日岸田総理は、総裁選に出馬しないと声明。さらに志のある閣僚は、どんどん手を挙げてくださいと。ここから全てが始まった。

40~70代まで9名の候補者が名乗りをあげた。全国で各々が抱負を語り、最後は決戦投票で石破・高市両氏が争い、石破新総裁が誕生した。

岸田さんは派閥を解消して、パーティーの資金も5万円以上を公開にした。派閥解消と資金は政治の要だったが、両方を明解にした。

まるで阿蘇山の山焼きのようだ。全山燃えて、その中から新しい芽が出て来た。

岸田総理が見せた大技が自民党を蘇生し、日本の行く道を作ったことになる。拍手

本日、石破新総理誕生。

石破茂新総裁を決戦投票で誕生させた力は、自民党衆参両議員の良識です-野田立憲党首と対等に国の在り方を語れる人物として、選ばれたのでしょう

人気先行の小泉さん。党内で過去20年間全く議論していない選択的夫婦別姓を第一に掲げたことで、自民党の現職議員は、これで大丈夫かと思い至ったのでは。解雇規制の緩和やライドシェアの解禁。また早期解散も本格的議論から逃げていると見えた。小泉さんは、これを機会に頭で考えるのでなく、肌で考えて成長して欲しい。

高市早苗さんは、全国の保守派を結集して急速に伸びましたが「私が総理になっても、靖国参拝は続ける」という発言が響いた。そこまで言い切る必要があるのかという危惧を抱いた議員も多かったのでは?とはいえ、立ち位置をはっきりして、決戦投票に残ったのは国の内外にきちんとしたメッセージを出せたことになる。立派に役割を果たしました。拍手。

当選した石破茂さんとは共通の友人がいて、市長時代から交流があり、お招きをいただき鳥取市にお伺いして、当時の片山善博・鳥取県知事と三人で地方自治について500人の聴衆を前に講演したことを思い出します。

安全保障の権威として知られる石破さんは、故郷鳥取に対する深い思いと、全国の過疎地域をなんとかしなければという思い入れが強いのでしょう。

石破茂さん、自民党新総裁に当選。新しい日本を!

石破 茂 高市早苗
    議員票  181票      173票
    党員票    26票        21票
       合計    215票      194票

野田立憲民主党党首は、本音のトーク、情けあり、経験、実力も兼ね備えた強敵。自民党総裁が人気先行軽量級なら、ボコボコになる

安倍晋三回顧録に収録された、野党を代表しての追悼文を読むと、野田佳彦さんが並々ならぬ人物だと改めて理解できる。この人を相手に論戦するのは容易なことではない。

野田さんの追悼文は分かりやすい言葉と真情がこもっている。自分の失敗も率直に述べ、安倍晋三元総理を追悼するとともに、総理という重責を担う覚悟語り、これからは歴史の法廷に立って評価されると結んでいる。今、読み返してみても胸に迫る。情理を尽くした名追悼演説だ。

プーチンのウクライナ侵略以来、空気が変わった。立憲民主党は空想的平和主義と決別して、リベラル保守で生き残りをかけることになるだろう。

あと1年もすると野田さんが一方の極として政界を動かすだろう。自民党総裁・総理が人気先行のヤワな人物だとボコボコになり、来年の参議院選挙が危機となる。

石破茂さんの言う“防災省”は必要かな?能登地方に再び洪水災害-元旦の能登地震の瓦礫が9ヶ月経っても、放置されていた

元旦の能登地震の震災瓦礫が十分片付いていないのに、大雨で河川の氾濫だ。どうしようもないのだが、心が痛む。

それにしても9ヶ月も経ったのに、なぜ震災瓦礫がそのままになっているのか?ようやく東京都も瓦礫の処分の協力を申し入れた。

東日本大震災では、3.11の発災時から1ヶ月半後の4月中旬に当時の石原慎太郎知事が震災瓦礫の処分について、東北3県に協力を申し入れた。素早い、温かい対応だ。

今回、馳浩石川県知事は、いつ東京都にお願いしたのか。というのも震災瓦礫があったため、河川の氾濫で流れ出たのではないかと思えるからだ。

大震災や大洪水などにはオールジャパンで取り組む必要がある。力のあるところが地元の要請に応えて積極的に取り組む。政府は、自ら災害救助に取り組むと同時に東京都など力のある地方公共団体に積極的に要請することが大事だ。防災省が必要か?

昔は国土庁がその任務を果たしていたが。

自民党総裁は国会で選ばれ、天皇陛下から任命され日本国の総理大臣となる。国会では総理経験者の野田さん等とノー原稿で党首討論を行う。同盟国アメリカのハリス氏またはトランプ氏の大統領とも交渉する。メモを見ながらというわけにはいかない。総理に相応しい総裁を!

私のところにも用紙が郵送され、総裁選の党員投票が始まりました。締切は9/24投函と書いてあります。

候補者は40~70代まで、9人各々の立場で主張を述べています。かつてない百家争鳴です。

「一旦立ち止まり、原点に戻って総理を選ぶ選挙であることを自覚して投票しましょう」と党員からの問い合わせには、答えています。

そこから先は、現役の衆・参両議院367名の良識に期待します。

松下玲子前武蔵野市長に働きかけ、市の駐輪場を競争入札によらず、任意で買収した㈱レーサム。今度は大手の不動産会社のヒューリック㈱がTOBで買収するという。1株5913円で3年前に市が売却した当時の株価は600円で10倍だ

9/14付け日本経済新聞の12面の記事で、ヒューリック㈱がTOBによって㈱レーサムの株式を全株取得するとある。その株価は1株5913円で、㈱レーサムの親会社の香港の投資ファンドのオアシス・マネジメントと合意したという。

以下、この数年の経過 

・平成30(2018)年6月、㈱レーサムが吉祥寺大通りに面する東西6.4m、南北24mの土地を購入して、東側に隣接する武蔵野市の駐輪場の土地で東西11.7m、南北24mに狙いをつけて同年11月に共同開発を申し入れたが、市が断った。

・令和元(2019)年5月、㈱レーサムが市の駐輪場より駅から遠い土地を取得して、市の駐輪場との交換を市に申し入れた。

・令和3(2021)年10月28日、武蔵野市は吉祥寺駅北口1分の商業地にある吉祥寺大通り東駐輪場(東西11.7m、南北24mの土地)を西側に隣接する㈱レーサムに任意の契約で売却。当時のレーサムの株価600円前後が、その後上昇を始める。

・1年後の令和4(2022)年10月、香港の投資ファンドのオアシス・マネジメントが㈱レーサムに1株1700円でTOBをかけ成立。

・それと並行して㈱レーサムは、購入した旧武蔵野市吉祥寺大通り駐輪場の東側に隣接する風呂屋の土地を買収。(武蔵野市が駐輪場を㈱レーサムに売却していなければ、連続した一体の土地にはならなかった)

・それから2年して令和6(2024)年9月、ヒューリック㈱のTOBとなった。

以上、要約すると

① ㈱レーサムは東西6.4m、南北24mの壁のようなビルしか建設できない土地を取得 
② 東側隣地の市の駐輪場の土地に着目して共同開発が断られると、土地を取得することを目的に市と交渉を重ねた
③ ㈱レーサムは駅から遠い近隣の土地を取得し、市の駐輪場用地の交換的手法で売買を求めた
④ 市はこれに応じて、駅1分の市有地(商業地)と駅から3分の近隣商業地域の㈱レーサムの土地を交換的手法で売買した
⑤ ㈱レーサムは市有地を買収すると、さらに東に位置する民間所有の風呂屋敷地を買収した
⑥ その間に㈱レーサムの株価は600円→1700円→3200円(現在)→5913円(ヒューリックのTOB価格)と10倍に跳ね上がった

松下玲子前市長の市有地売却は、㈱レーサムの株価を10倍にした原動力ですね。結果として、市民を不便にして、民間会社のために働いたことになる。

小泉進次郎さん、選択的夫婦別姓のような家族法の根幹制度を変えるのに、議論しないまま総裁に一任しろというのですか?(9/14朝日新聞)

選択的夫婦別姓は過去20年間自民党内で、まともに議論されたことがない。ところが、総裁選挙になって小泉氏が突然主張しだした。明治以来150年続いた家族法の根幹を論議しないで「俺についてこい」で良いのか。

小泉氏は朝日新聞のインタビューに答えて
「総裁選で立場をはっきり示して議論している。仮にその政策を唱えている総裁が誕生した暁には、自民党一丸となって、その方針を賛同いただくことになる」
驚くべき発言だ。

父上の小泉純一郎総理が断行した郵政民営化とは、比較にならない家族制度の根本にかかわる変更ですよ。

進次郎氏は政治家の役割について、大きな勘違いをしている。

吉祥寺南病院を経営する啓仁会は、病院を全面改築する方針で10年間に渡って、武蔵野市と相談を続けて来た-継承する医療法人を決める責任がある

吉祥寺南病院が診療休止を発表して3カ月経過し今月末には、いよいよ閉院となります。

医療法人啓仁会が第二次救急の旧秀島病院を購入し、吉祥寺南病院と改称するとともに近隣の旧前進座跡地も購入し、老朽化した病院をそこに新築・移設するとの方針を武蔵野市に申し入れたのは10年ほど前のことです。

その申入れを受けて、市は都市計画法上のさまざまな手法を通じて、病院の移築・新設実現のために継続的に相談にのってきました。第二次救急病院の安定的存続が市民の医療・福祉に欠かせないという判断があったからです。啓仁会が取得した土地に100床を超える(当時の構想は180床)病院を建設するとなると都市計画法の地区計画等の措置をとって、周辺住民の理解を求める必要があったからです。

その後、新型コロナ感染症の流行があり、市の担当者も代わり今日を迎えているのですが、今回の病院売却は市政関係者にとっては、今までの10年は何だったのかとの思いがあることでしょう。1月就任の小美濃新市長にとって9月休診・閉院は、まさに想定外のことであり苦慮しています。

過去10年の交渉経過を重視して、啓仁会は後継医療法人を決める責任があります。

茂木幹事長が総裁選立候補にあたり、岸田総理が進めた防衛増税一兆円をやめるという-政権政党の要の幹事長としての責任は?

茂木幹事長は実務能力抜群との評価のある実力者だ。さらに、政権政党自民党の要であり、政策責任者として岸田総理を支えてきた。それが目玉政策の一つである防衛力増強で年4兆円のうち1兆円を増税で、という方針を撤回するという。日本の防衛力増強のために国民に負担を求めるという大方針は、国家の基本中の基本ではないか。ウクライナを見ればわかる。

岸田総理の支持率が低迷したのは、防衛増税を発表したからではないと思う。ネットで「増税メガネ」などと揶揄されて、今度は減税すると発表し実行したからだ。

岸田総理は腰が定まらない、方針がグラグラするとの印象を国民が持ったことだと思う。それをきっかけに、LGBT法(議員立法)や派閥のパーティー券の不記載等が続いた。

岸田総理の不本意な退陣表明だが「自分の国は自分の手で守る」「防衛力増強は国民の負担で」というのは正論だと思う。

茂木幹事長の実力は永田町では誰もが認めるというが、信念があるなら「防衛増税なし」は、幹事長時代に主張してほしかった。

日本とトルコの真の架け橋。歴史の十字路と言われるトルコ中部のアナトリア高原でヒッタイトや青銅器時代の発掘を続ける日本の中近東文化センター・大村幸弘先生

大村先生からメールが届きました。
「トルコ中央部アナトリア高原のカマン・カレホユック遺跡の発掘現場から4300年前の青銅器時代の金のイアリングが発掘され、盛り上がっています」とのこと。

この遺跡は今から3000年近く前に人類初の鉄器を作ったヒッタイト人の遺跡として有名です。大村先生のこれまでのお話を総合すると、この地カマン・カレホユック遺跡は何層にも渡って異なる時代の遺跡が出てきます。何故なら旧文明が滅びると都市を破壊して、その上に新しい文明をつくるからです。したがって、上から順に発掘していくと段々に古い地層が表れ、新しい発見があるとのこと。鉄器を使用したヒッタイト文明を発掘し、さらに掘り進めると1000年も古い地層から鉄が出たとのこと。3000年といわれる鉄の歴史を変える発見か?現在は基底部近くになりました。そこで4300年前の青銅器時代の発見があるとのこと。

8月下旬のメールでは、「45℃の熱暑が去り、朝夕はセーターが必要」「三笠宮記念庭園は大人気で1日4000人もの現地の人々が訪れる」と書いてありました。三笠宮さまは古代オリエント文化研究の第一人者であられ、中近東文化センターを創設されました。なお、財政的支援は当時の出光興産です。

大村先生のような息の長い考古学調査を続けることが歴史の再発見につながり、真の日本とトルコの友好の絆を深めることだと思います。

大村幸弘先生の帰国報告会が待たれます。

自民党総裁選挙の本質は候補者の人柄、経験、実力、強い意志、腹がすわっているか否かを見極めることです-総理として日本国を背負えるのは誰か

人気だけで選ぶと大失敗し、日本が危うい。世界を相手にする総理を選ぶことになるのだから。

2009年の民主党政権誕生の時のように国民が熱病にかかったように雪崩を打って投票すると散々な目にあう。また政策は状況に応じて変化するが、今までの主張を大幅に変える人物は信用できない。

まさに第一に党員と衆・参両院の367名の国会議員の見識が問われている。

小泉進次郎氏「夫婦別姓、個人としては賛成」(朝日新聞9月3日付)-今問われているのは、総裁候補としての見解ですよ

自民党総裁候補は当選すれば総理となり、自民党のリーダーとして総選挙を闘う立場だ。

公人としての見解が問われているのに、「個人として」と前提をつけるのは、覚悟ができてない現れではないですか。残念。

これから、さまざまな政策を発表するのでしょうが、その前提に政治家として日本国を背負うという覚悟と迫力が必要です。

小美濃武蔵野市長の訓示「職員自らが、どんどん地域に出る」。パソコンで報告書をきれいにまとめるだけでは、市民の役に立っていないと読める

武蔵野市報9/1号に、小美濃市長の職員に対する訓示が載っている。「職員自らがどんどん地域に出て、市民の声を聴き、今、地域で何が起き、市民が何を感じているのか知ってほしい。その上で、一緒に市民のためになることを考え、市民目線の施策につなげてください。」実に適確な指示である。市長就任後の最初の職員への訓示とのこと。

松下市政の時代「市民の声が市政に届かない」「職員が市長の方ばかり気にしている」と言う声が、私のところにも数多く寄せられていた。

もう一つの不満は「何か計画を立てる時の資料が40~50頁。何が大切なことで、どこを読めばよいのか」「あんな大部の資料を誰が読むのか?」という声だ。

パソコンに向かって大部の資料を作成して、仕事をやったと思っている職員は、大事なことを市民に知ってほしいという意識が欠如している。情報公開という名の情報隠しである。

小美濃市長は同じ9/1号の市報に、市長に直結する「市民目安箱」を作ったと書いてある。「市民のために働く市役所」が小美濃市長の公約のひとつだった。