「土屋代議士は毎年靖国神社に参拝しているのですね」と府中市民。
昨日、靖国神社で府中市民から声をかけられた。「ハイ、国会議員の務めと考えています」と答えた。
71年前の大東亜戦争の時、祖国のために戦陣で戦った人々の合言葉は「靖国で会おう」だった。
若者が生命をかけた国の重い歴史があり、それに応えるのは国民に選ばれた国会議員の責務だと考えるからである。
歴史は連続であり遡及出来ない。私たちは歴史の延長の今を生きているのだ。
昨日、靖国神社で府中市民から声をかけられた。「ハイ、国会議員の務めと考えています」と答えた。
71年前の大東亜戦争の時、祖国のために戦陣で戦った人々の合言葉は「靖国で会おう」だった。
若者が生命をかけた国の重い歴史があり、それに応えるのは国民に選ばれた国会議員の責務だと考えるからである。
歴史は連続であり遡及出来ない。私たちは歴史の延長の今を生きているのだ。
午前11時から靖国神社に参拝。午後、全国戦没者追悼式の後、千鳥ヶ淵墓苑を墓参。
戦没者は、日本国の命により戦陣で倒れた戦死者を指すが、そのうち氏名の判明したご遺骨は、ご遺族のもとに帰ると共に靖国神社に祭られる。氏名の判明しないご遺骨は、国立千鳥ヶ淵墓苑に埋葬されている。
戦没者240万柱のうち、120万柱を収骨、帰還された。残り120万柱のうち、水没が30万柱という。残り90万柱の一日も早いご帰還を願って、政府の遺骨収集事業を加速しなければならない。
議員立法で「戦没者の遺骨収集の推進に関する法律」が今年成立。政府は、この法律を受けて厚労省の体制を強化、人員を25名→50名に倍増し、予算を大幅に増加した。
尚、政府主催の全国戦没者追悼式には戦死者だけではなく、全国の戦災によって亡くなった方や、原爆の被災者ご遺族も献花を捧げている。
本日午前11時51分より日本武道館で政府主催の全国戦没者追悼式が挙行された。内閣総理大臣の式辞の後、正午の時報と共に黙祷、続いて天皇陛下のお言葉があった。
衆・参両院議長、最高裁長官、ご遺族代表の追悼の言葉が続いた。それを区切りに天皇皇后両陛下が退席なされようとした時、会場の一角の遺族席から「天皇陛下万歳」の声。それがきっかけになり、大きな拍手が続いた。
さすが国会議員や各省幹部席からは自制して拍手が続かなかったが、まことに異例なことだ。決して熱狂的ではない、暖かい遺族席からの心のこもった力強い拍手は、天皇陛下が退位の意向を示されたビデオスピーチの影響か。
国民統合の象徴たる天皇陛下のご存在を、如何に親しみをもって国民が受けとめているかの表れだ。
自然なハプニングだったが、暖かい空気に包まれた一刻だった。
<全国戦没者追悼式の会場にて>
長野県川上村のむさしのジャンボリーの帰りに、八ヶ岳倶楽部に立ち寄った。オーナーの柳生博さんがいらっしゃって、旧交を暖める。
柳生博さんは日本野鳥の会の会長を引き受け、長年停滞していた日本野鳥の会を立て直した立役者の一人である。
今も日本野鳥の会の“顔”として活躍されている。
私は武蔵野市長時代から、文部大臣・環境政務次官を歴任した小杉隆代議士の後を受けて日本野鳥の会の評議員となり、その後公益法人改革の一環で現在は顧問をしている。環境省や各自治体との交渉が必要となった時、アドバイスをするのが役割だ。
柳生会長とは長年のお付き合いだが、有名な八ヶ岳倶楽部には来る機会がなかった。さっそく倶楽部内の施設や森を案内して頂く
森は20数年間かかって植樹した木々が中心だが、総て落葉樹だ。
「落葉樹は花が咲き、実がなります。それを野鳥が食べにきます。」
「最初は小さな敷地だったが、地元の人が柳生ならと信用してくれて、次々に物件が安い価格で持ち込まれ、今の広さになりました。」
「もっとも向こうの深い谷は国有林で、自然のバリアーの役割を果たしています。」
「これが希少種の日本ミツバチの巣ですよ。樹林内に4カ所ある。」
「冬になると葉が落ち、八ヶ岳、富士山、南アルプスが一望できます。」
「冬鳥が何十種類もきて、賑やかで、それを見に来るお客さんもいる。」
八ヶ岳倶楽部は宏大な樹林とレストランとギャラリーで構成されている。自然、美味しい植樹、絵画や造形の展示、人間が必要としているモノだ。このコンビネーションが人気の秘密か?
オープン以前にロッジを所有していたが、目標を立て、力仕事をしながら27年かかって造り上げた柳生博さんの生き方が人々を魅了するのだろう。
柳生博さん、満80歳、元気だ。
<ステージ屋根の日本ミツバチ養蜂箱>
<倶楽部内の白樺樹林にて>
昨日、今日と総務副大臣退任のあいさつ廻り。衆議院の総務委員会に在籍した国会議員200名超、参議院議員100名超。3時間かけて議員会館の部屋をあいさつ廻り。
同時に途中でやり残した仕事、小千谷市の病院建設や3、11東日本大震災の被災地支援など、関係部局や厚生労働省医政局から説明を聞き役人に今後の指示を行う。
これでほぼ公務の引き継ぎは完了した。これからは立法府の自由人として大いに議員活動に汗を流したい。
3,000本安打達成で帽子をとってファンの歓声に応えるイチロー、短く刈り込んだ頭に白いものが目立つ、ゴマ塩頭に長年の苦労がしみ出る。
アメリカは差別の国であると同時に、フェアプレーの精神が併存する国でもある。イチローが日米通算安打4,000本でピートローズを抜いた時、ピートローズは「自分はメジャーリーグだけだ、イチローは日米通算だ。そのうち高校野球の安打数も加算するのでは?」と皮肉った。
一理ある言葉だが、イチローの年間安打数は日本の野球で1シーズンに打った安打より、はるかに多いのだ。
メジャーリーグから日本のプロ野球に移籍した選手でメジャーリーグでは打てたが、日本ではさっぱり打てない選手もいた。
条件の異なる二つの球界で打ちまくったことが偉大なのだが、ピートローズとしては不満だ。イチローは野球を国技として大切にしている米国で、差別の意識にも数多く出あったに違いない。
一方、フェアプレーに価値を認め大拍手を送るのも米国の素晴らしいところだ。米国野球というルールの中で、長年努力して見事に3,000本を超えたイチロー、米国の大多数のファンが偉大なる記録を認め祝福した。
そしてメジャーで3,000本安打を達成したイチローが日本でも1,000本以上の安打を打っていたのかと思うだろう。
イチローの長年のひたむきな努力と強い意志、才能に祝福の大々金メダルを差し上げたい。
国民栄誉賞に推薦したい。おめでとうイチロー!
本日8日午後3時、総務省地下講堂で幹部職員800名が参集して副大臣・政務官交代式が行なわれた。
私は副大臣としての10ヶ月間の御礼をまず申し上げた。その上で、総務省には外交・防衛・金融・司法制度等を除く総ての行政があり、内政の要であること。
安倍内閣は「地方創生」や「一億総活躍社会」を掲げているが、それらは総て地域社会にある。総務省が中心となって頑張って欲しいと申し上げた。
結びに昨年10月の交代式に居合わせた幹部が10ヶ月経ったら何人も勇退されていることにふれて、論語より「川のほとりにて子曰くゆく者かくの如きか昼夜をわかたず」を引用して今を精一杯頑張って欲しいと締めくくった。
<高市大臣と退任する副大臣・政務官>
<総務省ロビーにて職員の見送り>
広く国民は、天皇陛下を敬愛しているが、それゆえ、いつまでもお元気でいらっしゃるというような漠然とした感覚を持っている。
しかし、80歳を越えられた生身の人間として、象徴天皇としての役割を果たせなくなった時、どうしますかと天皇陛下御自身で問いかけられたのだ。
お言葉の中でいくつかのポイントがある。
① 天皇陛下は、国事行為以外に全国津々浦々を行幸なされることを国民統合の象徴としての象徴的行為で、これが国民の天皇への理解と皇族の国民生活への理解に欠かせないと考えていらっしゃる。
② 象徴としての行為を安定的に続けていくために、心身ともに健康が必要
③ 天皇崩御に伴う「もがり」は二か月続き、その後も追悼の皇室行事が二年にわたって続き社会が停滞する
象徴としての活動を縮小することなく続けていくために、また天皇のまま崩御された場合の社会に与える影響などを考えて、生前退位が望ましいと暗喩しているように思う。
以前、天皇陛下がご自身の御陵ことに言及され、上円下方墳が良いとお述べになられたことを思い出した。上円下方墳は比較的敷地面積が少なく、費用の面でも合理的だ。
小池新知事が誕生。初登庁で都議会自民党のギクシャクした対応が批判の的に。小池劇場の延長戦になってはならない。
三週間前に「都議会を冒頭解散する」と言って喧嘩を売ったのだからわからないでもないが、知事に就任したのだから、都民の選んだ知事にそこそこの敬意を現すのが大人の対応。これからは「和而不同(和して同せず)」の精神で、小池氏が知事としておかしなことをやれば批判すれば良い。小池氏は知事としての評価は未定なのだから。
当面、築地市場の豊洲移転をどうするか見守ろう。(7月24日ブログ参照)
北朝鮮のノドンと思われるミサイルが秋田県沖200海里排他的経済水域(EEZ)に着弾したのも脅威だ。移動式発射台から発射されたので、事前に打ち上げを見極められなかったとのこと。次ぎに領海に着弾したらどう対応するのか。
抑止力を米国に頼っている日本。まことに心もとない状態だ。この現実を直視しないで、空想的平和主義を主張している政党がいる。外交・防衛は超党派で。
8月6日の原爆忌。松井・広島市長の抑制の効いた核廃絶を訴えるスピーチは素晴らしかった。オバマ大統領の広島訪問は歴史的なシーンだが、その大統領一行に続く随行員が持っていた「核の発射ボタンのスーツケース」が印象的だった。広島、長崎の両市長は核兵器の悲惨さを訴え、核廃絶を全世界に訴える「祈る人」であって欲しい。
リオオリンピック、危険の中のしたたかな安全か?ブラジル国民の力が試されている。平和な祭典が、無事終わることを祈ると共に、4年後の東京オリンピックの安全と成功を考える。
本日、午前11時45分から開催された自民党東京都支部連合会の国会議員・幹部会議で、知事選挙敗北の責任をとって石原会長、内田幹事長以下、幹部が辞任する旨、発表があり了承された。
後任は選考委員会を設置して決める。
【2016年8月4日(木) 副大臣公務日誌】
(午前)
(議員会館にて)
●小千谷市長の要望について(レク)
●防災標識について(レク)
(午前)
(議員会館にて)
●総務省の経済対策における科学技術関係予算について (レク)
●平和祈念事業特別基金に関する質問主意書について(決裁)
●種々打合せ(日程、報告等)
増田ひろやさんは能力、見識、人柄、行動力ともに抜群で、出会った人は皆ファンになった。
また地域で支えてくれる人々は、都政を安定させる力量のある人をという目標でひたむきに頑張ってくれた。
各地の都議会議員、市区町村議員も大活躍だった。
それでも票が伸びなかった原因は、私も含めて自民党の作戦ミスによるところが大きい。
都民の心を逆撫でしたのは「各級議員(親族を含む)が非推薦候補を応援した場合は処分する」との通知だ。「親族が応援しただけで処分されるのか」「これでは北朝鮮と同じだ」などと街中で繰り返し言われた。上から目線への反発でもある。
また小池氏は知名度で先行し、都民に直接訴えて、緑を象徴としてリフレイン、徐々に盛り上げる劇場型手法で大勝した。
小池氏の勝因は
1) 環境大臣や防衛大臣など歴任した知名度
2) 自民党都連と戦うヒロインというイメージとした同情票拡大
3) 立候補後も自民党を決して自ら離党しない。自民党支持者が安心して応援できる
4) 野党支援者が鳥越氏より勝ちそうな小池氏に乗り換えた
5) 外国人参政権反対の核心的グループがバネとなって支援した
増田ひろやさんと大勢の支援者の皆さんに心からお詫びを申し上げたい。
【2016年8月1日(月) 副大臣公務日誌】
(午前)
(議員会館にて)
●熊本地震に係る復興基金への対応について(レク)
●平成29年度地方財政措置に係る各府省申入れに伴う副大臣通知について(レク)
●種々打合せ(日程、報告等)
増田ひろやさんが岩手県知事の頃、橋本大二郎高知県知事と武蔵野市長の私の三人が、社会経済生産性本部主催でシンポジウムをした。テーマは自治体改革だ。
以来、増田さんが総務大臣をしていた時代を含めて、今日まで20年の付き合いだ。
誠実な人柄、タフで目標を決めたらとことんやる。勿論、政治・行政は人生かけて実践してきたプロ中のプロ、信頼に足る人物だ。
選挙期間中も都政の方向、政策、実現への手法など終始一貫している最高の候補者だ。
<1999年 増田知事、橋本知事、土屋市長の3人で>
※平成11年4月発行の土屋正忠後援会報より抜粋
今日は、都知事選挙の最終日となった。
都民の審判がどう下るか、ある場面だけを切り取って判断するのは危険。候補者の歩んできた道、能力、人格、識見など比較し落ち着いて判断して欲しい。
都政は、13兆円の予算、16万人の職員、世界一の自治体だ。
都議会や職員に信用されるリーダーが必要だ。国や市区町村との関係も重要だ。
巨大な組織を動かすには信頼が大事だ。「信なかずんば立たず」である。
23区には明治以来、旧東京市としてのインフラ投資の蓄積があるが、三多摩は遅れている。
大動脈のJR中央線の複々線化は、三多摩への入口、三鷹駅でとまっている。
北東は取手、東は千葉、南は横浜、西を除く各方面は、すべて他県まで複々線化されている。
地下鉄もない。都立のコンサートホール、美術館、博物館、図書館、水泳場も、23区には複数あるのに三多摩にはひとつもない。
怒れ、三多摩都民、400万人。
三多摩都民400万人は、インフラ投資の遅れた三多摩のこれからを考え、誰が知事にふさわしいか、しっかり選択しよう。
増田候補の応援に駅立ち、政策資料配り、選挙カー、各種集会等で、地域を歩くと様々な感触がある。
相当、手応えが出てきた感じだ。
増田候補の人柄、能力、強い意志力に触れた人々はみんなファンになる。
他の候補の悪口は、決して言わない。都政の課題を的確に述べる。
ガバナンスの強さを感じる。
【2016年7月29日(金) 副大臣公務日誌】
(午前)
(党本部にて)
●自民党税制調査会 正副・顧問・幹事会に出席
(議員会館にて)
●①労働力調査(基本集計)②消費者物価指数③家計調査について(平成28年6月分)について(レク)
●「統計データ利活用に関する業務の地方実施」に係る和歌山県での実証実験の結果について(レク)
●業務概況書(平成27年度地共済年金積立金運用状況) の公表について(レク)
●行政評価局における業務・組織改革の方針について(レク)
●種々打合せ(日程、報告等)
保育園事業の主体は市区町村だ。
市区町村は住民に密着した基礎的自治体として、様々な工夫をしている。小規模保育や病後児保育をいちはやく取り入れた市や区。江戸川区式ベビーシッター制度や、子育て家庭支援策を取るところもある。
介護も、要支援1・2は市町村事業として位置づけられ、いつまでも在宅で自立して生きる計画や施策を立てることになっている。
高齢者には「きょうよう」と「きょういく」が必要と言われている。それは「今日、用がある(きょうよう)」と「今日、行くところがある(きょういく)」。健康長寿社会へ向けての様々な取り組みも市町村の役割だし、腕の見せ所だ。
市区町村との連携をはっきり打ち出している増田候補、さすが行政の仕組みを良く知っている。これが真のリーダーだ。
<今日も宣伝カーから増田支持を訴える>
昨日、私の地元府中市と小金井市で個人演説会があり、府中会場590人、武蔵野・小金井会場は350人集まった。会場満員の大盛況。立ち見は勿論、会場に入れずロビーで聞く人も。
増田候補は15分の短いスピーチだが人々を魅了した。
もう一息で追い抜くぞ、と手応えを感じた。会場に来た誰もが、この人しかいないと確信を持って、今日から3日間頑張る。
<個人演説会・府中会場>
<小金井会場にて応援演説>
昨日、三多摩各地から各種団体が集まって決起大会が開かれた。
増田候補は400万人の三多摩のインフラ整備が遅れていることを述べ、都に総合的な計画を立て実施する推進本部を作ると約束した。
具体的な事業名を挙げ、且つ具体の方策について述べたのは行政のあり方を熟知した、ガバナンスの現れだ。
【2016年7月26日(火) 副大臣公務日誌】
(午前)
(省内会議室にて)
●地方公務員の臨時・非常勤職員及び任期付き職員の任用等の在り方等に関する研究会にて挨拶
(副大臣室にて)
●2020年FIFAフットサルワールドカップ日本招致に係る政府保証について(決裁)
●清水立川市長から東京都三多摩の地方公務員の地域手当について要望を受ける
●NHK石原経営委員長の訪問を受ける
●情報通信白書について(レク)
●自民党税制調査会 正副・顧問・幹事会について(レク)
●種々打合せ(日程、報告等)
1300万人の人口、世界最大の自治体東京都には、ガバナンスが優れたリーダーが必要だ。
カバナンスのある人とは、法律・制度をよく理解し、リーダーとしての強い意志と構想力を持ち、組織を動かし管理した経験のある人だ。
都知事職が厳しいのは、巨大な事業体だけに、効果を出すためには、最低2期8年やらなければならないことだ。
8年間、緊張し続け、権力におごることなく、行動し考え続けることは、生命をかけた大事業だ。
都議会を敵視する二番煎じパフォーマンスや評論家では混乱するだけだ。
【2016年7月25日(月) 副大臣公務日誌】
(午前)
(副大臣室にて)
●平成28年度経済センサス活動調査にかかる「平成28年熊本地震」への対応について(レク)
●家計調査の改善に関するタスクフォース取りまとめについて(レク)
●「地方公共団体における統計利活用表彰」の創設について(レク)
●総務省統計研修所と国立大学法人との連携協力について(レク)
●地方公務員の臨時・非常勤職員及び任期付職員の任用等の在り方に関する研究会について(レク)
●種々打合せ(日程、報告等)
告示間も無く八丈島で演説したり、先週は奥多摩訪問。小池百合子候補のかつての師・小沢一郎氏は最初の演説を川の下流部にある都市部ではなく、上流部にある人の少ない山間の集落でやることで有名だった。
数十人の有権者を相手にミカン箱に乗って演説する。過疎地の少数の人を大切にしているというイメージ作戦だ。
もちろんそれをマスコミが報道し拡散することを意識した作戦だ。小池候補はかつて小沢氏に重宝されていた。
よく見ると小池氏は二番煎じが多い。
「女性に一度やらしてみたら」というセリフ。民主党が政権を取った2009年の総選挙を思い出す。あの時も「政権交代」「一度やらしてみたら」だった。「政権交代」が突っ込みで、「一度やらせてみたら」は受けだ。
クールビズも元を辿ればは大平正芳首相や羽田孜首相の省エネルックが元祖。
自民党東京都連への批判も、既存の体制を敵に見立てて攻撃する小泉純一郎氏の「自民党をぶっこわす」を思い出させる。
小池候補は細川護煕氏に接近し、以来20年にわたって小沢一郎、小泉純一郎、安倍晋三と時の権力者と歩んできた。
余人には真似のできない政界遊泳だがしかし、都知事に向いているかは又別だ。
20年前に、狭隘・老朽化した築地市場を、豊洲に移転する方針を都が示して、市場関係者を中心に、都議会や中央卸売市場審議会等で議論を深めてきた。その途中で、土壌汚染の問題も浮かび、工程を一部変更して、都は土壌汚染の浄化を進めてきた。
私も武蔵野市長時代に、市長会の代表として、中央卸売市場審議会の委員として選出され、この論議に数年参加してきた。
20年以上にわたって長い議論を経て、安全対策も行い築地市場の豊洲移転が決定されたのだ。最後まで反対したのは、築地市場をかかえる、中央区長矢田美英さんだ。
地元の繁栄のため、市場移転後の土地を、小売中心の「場外市場」として整備する方針を出した。中央区長が地元の繁栄を願って、移転に反対したり跡地利用対策を打ち出すのは当然だ。これが「地方自治」なのだ。
しかし、全都民の胃袋を満たし、関東各県の拠点でもある「中央卸売市場」が、海外からの輸入の拠点として、東京港の一角に広い土地を確保して再整備することは、時代の要請に応じた必然なのである。
小池百合子候補は、昨日築地市場を訪問し反対する卸売業者から、「11月7日の移転に反対している」などの要望書を受け取り、「自民党都連の一部が,どこかで何かを決めて納得いかない中できてしまった」と、自民党都連を批判したとの記事(7月23日付日刊スポーツ)。小池さん、知事候補としてあまりにひど過ぎないか。
移転をめぐる是非は、20年にわたり都議会を始め、各関係団体の中でオープンな議論が行われ、当時はマスコミも大きく報道したのだ。「環境相の時、豊洲の土壌汚染を視察した」との記事もあるが、問題があれば何故その時指摘し反対しなかったのか、記事通り11月7日から移転の準備が始まるとすれば3ヶ月しかない。
20年間積み上げた論議の結果を、この時期にくつがえそうとするのか。選挙向けのパフォーマンスで無責任極まりない。
これでは、強大な権限と責任を与えられた都知事として疑問符が付く。
大政党を相手に独りで戦う、健気な女性候補を売りにしている小池百合子候補。
しかし、知名度があがったのも大政党をバックにした、時の権力者に近づいたからではないのか。
細川、小沢、小泉、安倍と時の政権で名前を売り、知名度があがったのだ。
知名度をあげた人が、一転、政党を批判する。自分の歩んできた道と矛盾する。
そもそも、まず最初に自民党に推薦願いを出したではないか。
そして、今も離党していない。
(午前)
(副大臣室にて)
●黒田自治財政局長と打合せ
●品川福島県郡山市長から①地方交付税の財源確保について②マイナンバー制度の運用に伴う情報セキュリティ対策等に係る財政支援について ③緊急防災・減災事業債の29年度以降の継続について要望を受ける
●野田岩手県市長から被災地復興のための職員派遣について要望を受ける(橋本英教衆議院議員同行)
●清水さいたま市長から平成28年度総務省の施策・予算に対する提案・要望を受ける
●防災行政無線設置の推進について(レク)
●佐賀県からの消防防災ヘリの設置要望について(レク)
●種々打合せ(日程、報告等)
(午前)
(官邸にて)
●副大臣会議へ出席
(午後)
(副大臣室にて)
●新潟県小千谷市大塚市長から新総合病院建設への市からの補助に対するに補助への財政支援について要望を受ける(長島忠美衆議院議員同行)
●福島県双葉町伊澤町長、岩本町議会議長から双葉町の復興に向けた重点要望について要望を受ける
●国の行政の業務改革に関する取組方針(案)について(レク)
●情報通信白書について(決裁)
●種々打合せ(日程、報告等)