東南アジア各国へ法整備支援を。親日派・知日派の育成に外国の青少年の誘致を-外務省予算案に注文
リオオリンピックも終わり、政治の季節が始まった。
各省ごとに平成29年度予算概算要求の概要がまとまり、自民党政務調査会の各部会が開かれる。本日9時30分から開催された外交部会関連合同会議で、外務省の7730億円の要求額が説明された。意欲的な予算案だ。
私は原案を評価したうえで、次の4点の意見を述べた。
1)アジア各国の法の支配を加速するため、日本の民法典など法務省が英訳し、各国へ送ると共に検事や裁判官など派遣している。しかし、人数も少ないので外務省も法務省と協力すること。
2)親日派・知日派外国人を増やすため、総務省のJETプログラム(過去20年間で6万人の外国の若者を地方自治体に派遣・長期研修)と連携して欲しい。
3)ブラジルの日系人は日本の最大の財産でもある。三世・四世のなかに日本語が話せなくなっている方が増えている。現地の日本語学校の支援を。
4)テキサス州フレデリックスバーグ市に国立太平洋戦争博物館がある。ニミッツ提督の故郷で、非常に公平な立場の博物館で日露戦争の東郷平八郎の肖像も飾ってある(ニミッツ提督は東郷元帥を尊敬していた)。中国がアプローチして、中国史観の歴史のPRの場にしようとしているとのこと。連携支援を。