自民党東京都連の新会長に下村博文・元文科大臣が決定。
本日午後3時から、自由民主党東京都支部連合会の支部長・常任総務合同会議が開催され、新執行部案が深谷隆司・役員選考委員長から発表され、全会一致で承認された。
会長 下村博文
会長代行 菅原一秀
幹事長 高島直樹
総務会長 萩生田光一
政調会長 井上信治
本日午後3時から、自由民主党東京都支部連合会の支部長・常任総務合同会議が開催され、新執行部案が深谷隆司・役員選考委員長から発表され、全会一致で承認された。
会長 下村博文
会長代行 菅原一秀
幹事長 高島直樹
総務会長 萩生田光一
政調会長 井上信治
日本も韓国も自国の安全保障の根幹を米国の核抑止力に頼っている。
ロシアや中国は核大国だが、50年前に核武装し、様々な場面を通じて国際的な危機管理を経験し、それなりの信頼感がある。
しかし北朝鮮は別だ。金正恩という若き指導者が何を考え、何をやろうとしているのか、その権力は内部統制が行き届いているのか、明らかではない。まことに不安かつ不安定である。
その北朝鮮がミサイルに搭載可能な核開発に成功したらしい。韓国はもとより、日本もミサイルの射程範囲だ、日本も韓国も自力で核抑止力を持ってないのである。日韓は置かれた安全保障の地位は類似している。
オバマ大統領は歴史に残るレガシーにしようと、核の先制使用はしないと宣言しようとしたが、抑止力の低下を心配した同盟国の反対で取りやめた。
一方、北朝鮮は昨日核実験を強行。広島型に匹敵する10キロトン級だという。
北朝鮮国営テレビは「打撃力」の強化を強調。核の先制使用をほのめかす北朝鮮核ミサイルで一番脅威を受けるのは日本と韓国だ。
米、中、露は自前の核攻撃能力を有し抑止力は十分だ。
9月5日、青森県三内丸山遺跡を視察。岡田館長からお話しを聞く。遺跡は、20数年前に野球場を造るため、土地を造成していて偶然発見したという。
8畳ほどの広さの竪穴式住居が点在し、一角に長方形の大屋根の茅葺200平方メートルほどの建物―集会や祈りの場だったのか?
さらに周囲1m20cmの太い栗の柱6本を繋ぐ櫓のようなものがある。用途は判明していないが宗教的儀式に使ったのか、海を見るための見晴らし台だったのか?更に、海に向かって幅14m~15mの道路もあったという。
食物は栗が主食。海の魚や貝類も。土器をつかい煮炊きしていた。衣服も草木を利用して作り、着用していたようだ。
栗の木で家屋をつくり、栗の木を燃料に栗の実を食べる、栗文化だ。
自然の恵みと共に生きた縄文人。まさに自然との共生、地球に優しい生き方の実践だ。持続可能な文明といえる。
先日、米国と中国がパリ協定の批准に合意し、発効の見通しが立ったとの報道を思い出した。CO2二酸化炭素排出を抑制し、今世紀末までに産業革命以前と比較して気温上昇を2℃以下に収めるという内容だ。
現代の豊かな文明は未来にわたっても持続可能か、三内丸山遺跡を見て改めて考えた。
<三内丸山遺跡の大屋敷にて>
1泊2日で青森県を視察。津軽地方には元気な市町村が多くある。
五所川原市の立佞武多(たちねぷた)は23mの巨大なねぷたで、毎年8月4日~8日までの5日間、市内1.2kmを練り歩く。総重量19トン、60人の引手が曳く。
立佞武多は明治の頃から続く五所川原の伝統だが、市街地化がすすみ電線が張られるようになるとねぷたの通行が不可能になり、いつしか途絶えてしまったという。
立佞武多が復活したきっかけは、大工の棟梁の家の遺品から、明治時代の墨で書いた設計図が見つかったことだという。ちょうどその頃、五所川原市が人口減少を迎え地域が元気を失っていた時だったという。
「地域おこしは、これしかない」と直感した有志が立ち上がって、数か月掛けて河原で作り上げたという。当時200万円を目標に市民に募金を呼び掛けたら500万円集まった。
数か月掛かり、巨大ねぷたが80年ぶりに完成した時は有志の思いが通じたと手を取って泣き崩れたとのこと。完成したねぷたは、季節が終わったら伝統に則って火が放たれた。
これ一回きりだと思っていた有志に「もう一回やってくれ」と言ったのが当時の市長だった。「電線が邪魔して街中には繰り出せないのだから・・・」と断ったら、市長が「そんな電線ヤッテマレ」と言ったという。
「ヤッテマレ」は津軽地方の方言で「やっつけてしまえ」という意味で、戦いねぷたの掛け声そのものだった。それを聞いた有志達は奮い立って再び挑戦したという。平成10年のことだ。
立佞武多館の菊池館長はその場に居合わせた中心人物だ。市長の「ヤッテマレ」の一言に身震いしたという。そして邪魔な電柱を移設、地下埋設してついに1.2kmの巡行コースをつくったという。
立佞武多館には8階建てのビルに相当する23mの立佞武多が3基勢揃いしている。8月の祭りの時は巨大な建物の壁面が開き、街中に威容が現れるという。今日では5日間で100万人集める大祭になっている。
鶴田町の鶴の舞橋は岩木山の裾野に広がる灌漑用ため池280haにかかる木造の橋で、鶴が翼を拡げて舞うように見える。
江戸時代に当時の津軽藩主が作ったため池を活用し、20年前に作ったという。吉永小百合さんのディスカバリージャパンで有名になり、毎年数10万人が訪れるという。
田舎館村の田んぼアートもユニークだ。色とりどりの稲を植えて人物や風景がをつくり、田んぼの傍から見るとなんとも無いが、10mの展望台から見下ろすと遠近法を使った絵柄がくっきりと見える。
今年のテーマはNHK大河ドラマの真田丸だ。
田んぼアートは20年前より考案して、少しずつ工夫しながら充実してきた。最初は1~2色だったが様々な色の稲を全世界から取り寄せ、現在は黒米を始め、4~5種類の色を作り出す。田植えをする時はすべて青い稲だというのだから驚きだ。7月が見頃とのことだが、9月に刈り入れ時を迎えても立派な姿だ。天皇陛下もご覧になったとのこと。
三つの市町村に共通していることは、地域の伝統や風土を生かして、新しく創出したことだ。これこそ地方創生の手本ではないだろうか。
<五所川原市の立佞武多館で>
<田舎館村の田んぼアート 鈴木村長と>
<鶴田町の鶴の舞橋 相川町長と>
仮に来年1月まで延期して、結論が変わることがあるのであろうか。
中央卸売市場の豊洲移転反対、現築地で行くと決定したら5000億円を超える都の無駄な投資と膨大な補償問題が発生し、大混乱になる。
仮に1月以降に移転にゴーサインを出すなら、今決めたほうがベストだ。
豊洲の土壌の安全性が確認されていないというが、今までも度々環境対策、土壌汚染のモニタリングをやってきたのではないのか。
今回の調査が初めてではないはずだ。
抵抗勢力をつくり、相手を攻撃して人気を保つ手法は知事に当選をしたのだから止めたほうが良い。
知事は最終決定権をもつ“ガバナー”なのだから。
昨日、午後5時から茂木政調会長のもと緊急災害対策本部が開催され、内閣防災、気象庁、警察庁、消防庁、海上保安庁、国土交通省、防衛省、厚労省等、関係省庁が集まり現状報告。
被害状況の全容がつかめてないので途中経過だが、政府は務台内閣府政務官をヘッドに、現地調査団を派遣とのこと。
務台代議士は、総務省出身で消防庁の幹部の経験もあり最適任だ。
各省の報告のあと、政府を督励すると共に、人命救助最優先を確認。状況に応じて、本部会議を開催することとした。
北海道や岩手県を海上から台風が直撃するのは始めてのことだ。現地では、さぞ混乱が続いているだろう。
北海道出身の代議士が、「北海道は雪の備えは万全だが、台風が4つも来るとは、激甚災害の対策を早く」と語っていたのが印象的。
さらに岩手県の三陸沿岸各地では、5年前の3.11の復興の最中に、前例のない台風直撃で、高潮と河川氾濫。まことに苦難の連続で心が痛む。
土屋正忠後援会主催の恒例のビアパーティが昨日、吉祥寺の東急REIホテルで開催された。
都知事選挙があったので例年より1週間遅れ、月末ギリギリの開催で、又案内期間も3週間と短く、さてどうかと気になっていました。
さらに台風10号の接近で最悪の条件でした。しかし例年通り武蔵野、府中、小金井を中心に続々と来会者が集合。
中川雅治参議院議員を始め、高野律雄府中市長、佐藤一夫国立市長、鈴木錦治(府中)、木村基成(小金井)、島崎義司(武蔵野)、吉野利明(三鷹)、山田忠昭(西東京)の各都議会議員、地元三市を中心に自民、公明、保守系無所属の市議会議員、三市の商工会関係者、医師会長、JR等の鉄道関係者など、その他各関係の団体や友人達、おかげで450名の方々に激励していただきました。
とりわけ永年の支援者の中には「台風だから来たよ」とおっしゃってくれる人も、有難い。こういう方々のご期待に応えるためにも全力を尽くさなければと決意を新たにした。
<第43回ビアパーティにてご挨拶>
昨日、自民党政調国土交通部会が開催され、平成29年度予算概算要求案が了承された。
国費の総額6兆6654億円、財政投融資3兆8524億円の積極予算だ。
予算概要は、国土交通省の全行政領域を網羅したものだが、
① 東京オリパラ関係予算の全額を早く確定し明示すること
②2019年ラクビーワールドカップ関係予算が項目立てされていない。
全国12の開催地は都立公園も多いと思われるので、必ず項目立てして下さいと注文をつけた。
富士山の裾野、東富士演習場で陸上自衛隊平成28年富士総合火力演習が行われた。
前半は各種火砲の実弾発射訓練、総て的に命中。最新の10式戦車は走行しながら目標に集中砲火。
後半の演習は離島奪還のシナリオで陸・海・空が一体となった演習だ。
兵器の優秀さと隊員の練度が光った演習だ。頼もしい。
<富士総合火力演習にて>
27日(土)小金井市内の建築業タカキホームの主催で木工展が開かれた。「木のぬくもりと作る喜びを子どもたちに」と社長が語る。
武蔵小金井駅前の宮地楽器ホールの一階が会場だ。雨にもかかわらず子どもたちが自由工作などに挑戦、楽しそう。夏休みの宿題はこれだ!
私も檜の箸づくりに挑戦。
<子供たちの作品を鑑賞>
<木材のアスレチック>
<お箸づくりに挑戦>
一棟で553戸の大規模マンションでどのようにコミュニティをつくり住民同士、また周辺の街の人達と絆を深めるのか。屋外のマンション内での共用スペースを使って夏祭り。
のため開会式は軒下で、共用スペースをとり囲むようにしてマンション外の街中の商店が出店している。10年続く夏祭り、雨でも子どもが飛び回っている。
<リムザ夏祭りにて>
小金井リトルシニア卒団式23人全員が語った言葉は母に対する感謝の言葉「お弁当ありがとう」「勤めがあるのに朝早くから」などなど続く、母、父にとって何ものにもかえがたいプレゼントだ。
「親は子育ての苦労の数十倍のものを子どもから得る」との言葉を思い出した。高校での飛躍を祈ります。
<卒団式にてご挨拶>
昨日、環境省の水・大気環境局の担当が、海岸漂着ごみ対策の予算について説明に来た。加藤紘一衆議院議員と礒崎陽輔参議院議員と私・土屋の三人で海岸漂着物清掃法を議員立法でつくってから10年経った。
3・11の東日本大震災の影響もあり、清掃のための予算が30億円計上されるようになった。担当から説明を聞くとさらに影響が深刻になり、中長期の課題はマイクロプラスチックによる海洋の汚染だという。プラスチック廃棄物は、陸上から河川に流れ出て海に入り波にもまれ微細なプラスチック(マイクロプラスチック)となり、魚が誤飲して東京湾で捕獲した魚の内臓からマイクロプラスチックが検出されるという。
また、プラスチックの毒性も懸念される。米国の研究では、このままの状態が続けば、2050年には海の魚の総数を上回ることが推計されているという。出来ることからやろう!源を断つことだ。陸上のプラごみをきちんと回収して処理し、河川に流さないよう努力することが大事だ。市町村の役割が極めて重大。
2年前に紹介した全国市長会 荒木事務総長に再度電話して、環境省の担当を説明に行かせることにした。全国市長会の中に、地球環境を取り扱う委員会が設置されている。そこで取り上げてくれるようお願いした。
リオオリンピックも終わり、政治の季節が始まった。
各省ごとに平成29年度予算概算要求の概要がまとまり、自民党政務調査会の各部会が開かれる。本日9時30分から開催された外交部会関連合同会議で、外務省の7730億円の要求額が説明された。意欲的な予算案だ。
私は原案を評価したうえで、次の4点の意見を述べた。
1)アジア各国の法の支配を加速するため、日本の民法典など法務省が英訳し、各国へ送ると共に検事や裁判官など派遣している。しかし、人数も少ないので外務省も法務省と協力すること。
2)親日派・知日派外国人を増やすため、総務省のJETプログラム(過去20年間で6万人の外国の若者を地方自治体に派遣・長期研修)と連携して欲しい。
3)ブラジルの日系人は日本の最大の財産でもある。三世・四世のなかに日本語が話せなくなっている方が増えている。現地の日本語学校の支援を。
4)テキサス州フレデリックスバーグ市に国立太平洋戦争博物館がある。ニミッツ提督の故郷で、非常に公平な立場の博物館で日露戦争の東郷平八郎の肖像も飾ってある(ニミッツ提督は東郷元帥を尊敬していた)。中国がアプローチして、中国史観の歴史のPRの場にしようとしているとのこと。連携支援を。
三多摩地域26市3町1村には、400万人超の住民が住んでるが、23区に比較してインフラ投資が遅れている。
そこで、40年前に協議会を結成し東京都とも連絡し、様々な要望を中央省庁に陳情している。
会長は持ち回りで務めるが、今年度は市川府中市議長が会長なので、私が案内して関係する厚生労働省、総務省、財務省、国土交通省の副大臣と政務官に陳情した。
<厚生労働省 馬場成志政務官と>
<総務省 冨樫博之政務官と>
<財務省 大塚拓副大臣と>
<国土交通省 田中良生副大臣と>
昔、日本のお家芸と言われたのは柔道・水泳・体操・レスリングなど、いくつかの独立峰がある感じだった。
リオでは、お家芸にくわえてカヌー・バトミントン・シンクロ・卓球・競歩・テニス・400mリレー・重量挙げ、絵巻き物のように開幕から終幕までとぎれなく続いている。
メダリストは、他人にはうかがい知れないような心身のハードトレーニングの成果だと思うが、共通しているのは、明るさ、まじめ、前向き、400mリレーのケンブリッジ飛鳥選手に象徴される新生日本だ。
吉田沙保里選手の銀メダルの挨拶が泣ける。
「取り返しのつかないこと」ではない。栄光の銀メダルだ。
貴方がいたから、登坂選手や土性選手の金メダルがあったのだ。
若手二人の我々が期待した以上の成績は、貴方の懐のなかで育まれたのですよ。
そして人生には、予想の出来ない結果があることを身を持って示したのだ。
三連覇のあとの銀は、人生の意味を凝縮したような成果だ。
私達は、心から祝福、感謝して永遠に記憶する。
人生を彫刻する立派な吉田選手の第二位。
堂々たる銀メダル、おめでとう。
水泳・柔道・体操・カヌー・卓球・重量挙げ・グレコローマンレスリング・テニス、これから楽しみなのはバトミントン・フリースタイルレスリング、陸上400mリレーも。
若者たちの多彩な大活躍を見ると今までと異なり何か突き抜けた感じだ。
その原因はナショナルトレーニングセンターの存在か、同時に上昇基調の世の中全体の空気の反映か。
昨日、靖国神社で府中市民から声をかけられた。「ハイ、国会議員の務めと考えています」と答えた。
71年前の大東亜戦争の時、祖国のために戦陣で戦った人々の合言葉は「靖国で会おう」だった。
若者が生命をかけた国の重い歴史があり、それに応えるのは国民に選ばれた国会議員の責務だと考えるからである。
歴史は連続であり遡及出来ない。私たちは歴史の延長の今を生きているのだ。
午前11時から靖国神社に参拝。午後、全国戦没者追悼式の後、千鳥ヶ淵墓苑を墓参。
戦没者は、日本国の命により戦陣で倒れた戦死者を指すが、そのうち氏名の判明したご遺骨は、ご遺族のもとに帰ると共に靖国神社に祭られる。氏名の判明しないご遺骨は、国立千鳥ヶ淵墓苑に埋葬されている。
戦没者240万柱のうち、120万柱を収骨、帰還された。残り120万柱のうち、水没が30万柱という。残り90万柱の一日も早いご帰還を願って、政府の遺骨収集事業を加速しなければならない。
議員立法で「戦没者の遺骨収集の推進に関する法律」が今年成立。政府は、この法律を受けて厚労省の体制を強化、人員を25名→50名に倍増し、予算を大幅に増加した。
尚、政府主催の全国戦没者追悼式には戦死者だけではなく、全国の戦災によって亡くなった方や、原爆の被災者ご遺族も献花を捧げている。
本日午前11時51分より日本武道館で政府主催の全国戦没者追悼式が挙行された。内閣総理大臣の式辞の後、正午の時報と共に黙祷、続いて天皇陛下のお言葉があった。
衆・参両院議長、最高裁長官、ご遺族代表の追悼の言葉が続いた。それを区切りに天皇皇后両陛下が退席なされようとした時、会場の一角の遺族席から「天皇陛下万歳」の声。それがきっかけになり、大きな拍手が続いた。
さすが国会議員や各省幹部席からは自制して拍手が続かなかったが、まことに異例なことだ。決して熱狂的ではない、暖かい遺族席からの心のこもった力強い拍手は、天皇陛下が退位の意向を示されたビデオスピーチの影響か。
国民統合の象徴たる天皇陛下のご存在を、如何に親しみをもって国民が受けとめているかの表れだ。
自然なハプニングだったが、暖かい空気に包まれた一刻だった。
<全国戦没者追悼式の会場にて>
長野県川上村のむさしのジャンボリーの帰りに、八ヶ岳倶楽部に立ち寄った。オーナーの柳生博さんがいらっしゃって、旧交を暖める。
柳生博さんは日本野鳥の会の会長を引き受け、長年停滞していた日本野鳥の会を立て直した立役者の一人である。
今も日本野鳥の会の“顔”として活躍されている。
私は武蔵野市長時代から、文部大臣・環境政務次官を歴任した小杉隆代議士の後を受けて日本野鳥の会の評議員となり、その後公益法人改革の一環で現在は顧問をしている。環境省や各自治体との交渉が必要となった時、アドバイスをするのが役割だ。
柳生会長とは長年のお付き合いだが、有名な八ヶ岳倶楽部には来る機会がなかった。さっそく倶楽部内の施設や森を案内して頂く
森は20数年間かかって植樹した木々が中心だが、総て落葉樹だ。
「落葉樹は花が咲き、実がなります。それを野鳥が食べにきます。」
「最初は小さな敷地だったが、地元の人が柳生ならと信用してくれて、次々に物件が安い価格で持ち込まれ、今の広さになりました。」
「もっとも向こうの深い谷は国有林で、自然のバリアーの役割を果たしています。」
「これが希少種の日本ミツバチの巣ですよ。樹林内に4カ所ある。」
「冬になると葉が落ち、八ヶ岳、富士山、南アルプスが一望できます。」
「冬鳥が何十種類もきて、賑やかで、それを見に来るお客さんもいる。」
八ヶ岳倶楽部は宏大な樹林とレストランとギャラリーで構成されている。自然、美味しい植樹、絵画や造形の展示、人間が必要としているモノだ。このコンビネーションが人気の秘密か?
オープン以前にロッジを所有していたが、目標を立て、力仕事をしながら27年かかって造り上げた柳生博さんの生き方が人々を魅了するのだろう。
柳生博さん、満80歳、元気だ。
<ステージ屋根の日本ミツバチ養蜂箱>
<倶楽部内の白樺樹林にて>
昨日、今日と総務副大臣退任のあいさつ廻り。衆議院の総務委員会に在籍した国会議員200名超、参議院議員100名超。3時間かけて議員会館の部屋をあいさつ廻り。
同時に途中でやり残した仕事、小千谷市の病院建設や3、11東日本大震災の被災地支援など、関係部局や厚生労働省医政局から説明を聞き役人に今後の指示を行う。
これでほぼ公務の引き継ぎは完了した。これからは立法府の自由人として大いに議員活動に汗を流したい。
3,000本安打達成で帽子をとってファンの歓声に応えるイチロー、短く刈り込んだ頭に白いものが目立つ、ゴマ塩頭に長年の苦労がしみ出る。
アメリカは差別の国であると同時に、フェアプレーの精神が併存する国でもある。イチローが日米通算安打4,000本でピートローズを抜いた時、ピートローズは「自分はメジャーリーグだけだ、イチローは日米通算だ。そのうち高校野球の安打数も加算するのでは?」と皮肉った。
一理ある言葉だが、イチローの年間安打数は日本の野球で1シーズンに打った安打より、はるかに多いのだ。
メジャーリーグから日本のプロ野球に移籍した選手でメジャーリーグでは打てたが、日本ではさっぱり打てない選手もいた。
条件の異なる二つの球界で打ちまくったことが偉大なのだが、ピートローズとしては不満だ。イチローは野球を国技として大切にしている米国で、差別の意識にも数多く出あったに違いない。
一方、フェアプレーに価値を認め大拍手を送るのも米国の素晴らしいところだ。米国野球というルールの中で、長年努力して見事に3,000本を超えたイチロー、米国の大多数のファンが偉大なる記録を認め祝福した。
そしてメジャーで3,000本安打を達成したイチローが日本でも1,000本以上の安打を打っていたのかと思うだろう。
イチローの長年のひたむきな努力と強い意志、才能に祝福の大々金メダルを差し上げたい。
国民栄誉賞に推薦したい。おめでとうイチロー!