直言!土屋正忠のブログ

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昭和天皇のご遺徳を偲び、激動の世界を乗り切り、日本の繁栄をもたらしたご苦労の日々に一国民として心から感謝を捧げます

昭和天皇は若くして父君の大正天皇の摂政となり、戦前は大日本帝国憲法の下で立憲君主として、戦後は日本国憲法の象徴として役割を果たされました。ご在位は63年間におよびました。

今日の日本の平和と繁栄と安定は、江戸幕末から明治・大正・昭和・平成・令和と各時代を担った各界の英傑と国民の営々たる努力の賜物であります。同時に封建時代から近代立憲君主国家へ、さらに国民主権、民主主義国家の象徴として日本人の拠り所として天皇陛下のご存在があったと思います。

核大国のロシアがウクライナに侵攻して世界秩序が大きく揺れる今日、私たちは改めて立ち止まり、歴史を振り返り、日本の行く末に思いを馳せる時ではないでしょうか。

 

マクロン仏大統領、当選おめでとうございます。プーチン氏と会合を重ねてきた貴方の出番です。フランスはエネルギーは原発中心、食糧は自給率100%を超え、かつ核保有国でもある

再選されたマクロン大統領に期待。

EUの中心は仏と独だが、ドイツはエネルギーでロシアへの依存が高い。フランスは原発中心でドイツに国境を越えて電力を売っている。またEUの中でも屈指の農業国で自給率は100%を超え、他国に輸出している。さらに米・露・中・英と並んで五大核保有国でもある。極めて自主性が高く、EUとNATOの中心国でもある。

マクロン大統領はこれまでプーチン氏とたびたび会談を重ねているが、ウクライナ侵略を止めるための明確な成果が出ているのだろうか。これまでは目前の大統領選挙があったので止むを得ない点もあったが、これからはウクライナとロシアの仲介者として前面に出てほしい。

アメリカとイギリスはウクライナに軍事支援する。フランスは積極的に仲介するG7の役割分担で停戦に向けて努力してほしい。

5月9日のロシアの第二次世界大戦戦勝記念日が大きな分岐点ではないだろうか。

知床遊覧船の悲劇。経験未熟な船長、船の修理不完全、無理な出航 ー日本人の劣化か・・・

報道によると、遊覧船運行会社は、ベテラン船長や船員は給料が高いので全員解雇した。さらに船体に亀裂があったのでは、との証言。

波が高く漁船が引き返す中、ただ一隻が出航したとのこと。

遊覧船の運行会社の社長の言「私は出航が大丈夫だと思いました」と。この社長の空気が、漁師さんが出航を取り止めた中、ただ一隻出航した船長の背中を押したのだろうか。

海を舞台に事業を行う社長の言葉と態度は無責任すぎる。個人の資質とするには結果が重すぎる。

相次ぐ大企業などの品質検査の手抜き等を考えると、日本人の劣化か。

マクロン大統領再選。自由・平等・博愛の建国の精神でプーチン氏を牽制、ウクライナ戦争停戦に力を!

24日開票のフランス大統領選挙得票率、マクロン58%、ルペン41%、大差ではないか!

ルペン氏は、プーチン氏と会議など行うと共に、EU離脱、フランスの自主権拡大を主張していたが、フランス国民の大多数はマクロン氏に支持を与えた。

フランスは1789年、革命によりブルボン王朝を倒し、新しい歴史を作った。建国のスローガンは自由・平等・博愛です。その原点に立ってマクロン大統領はロシアとウクライナの停戦のため、働いて欲しい。EUの中心なのだから。

国連のグテーレス事務総長、ロシアのプーチン大統領訪問。まずやることは、マリウポリの製鉄所の地下に避難した1000人の女性・子どもの非戦闘員と負傷者を解放することです

戦争の混乱の中で、虐殺行為が繰り返される。しかし、マリウポリのアゾフスターリ製鉄所の地下には500名の負傷兵と1000人の女性や子どもの非戦闘員が避難しているという報道。

プーチン氏と交渉して、まずこの人たちを救出することが国連事務総長のやるべき第一歩ではないか。

日本の防衛予算をGDPの2%(現在の約2倍)10兆円に増額すべきとの議論が始まった。自衛隊員の増員、国民の祖国防衛の強い意志が必要になる

ウクライナの危機を目前で見せつけられると、自分の国は自分で守るという強い意志がないと誰も助けてくれないということが分かる。

防衛予算をGDPの1%5兆円からNATO並みに2%10兆円にという主張が出てくるのは、ある意味では当然の帰結だと思う。

同時に予算を具体化し運用し防衛力を高めるためには、自衛隊員の大幅増員や財源が必要になる。それには、国民の強い意志が前提です。

そのためには現在の防衛力の水準では何が出来て、何が出来ないのか。日本にとって必要な防衛力とは何か。そこから始めることではないでしょうか。

国民も“国防”という言葉を直視する時を迎えています。

ロシアが攻撃するマリウポリ製鉄所の地下に、ソ連時代に造られた核攻撃にも耐えられる地下要塞があるとの報道。日本との違いを痛感する

4月22日の朝日新聞に、ウクライナ南東部のマリウポリのアゾフスターリ製鉄所の地下に、核攻撃にも耐えられる地下要塞があるとの記事。

① 「アゾフスターリ」は、普段は約1万人を雇用する製鉄所 
② 東京ドーム235個分の広さのアゾフスターリには地下に6層に及ぶ地下都市があり、トンネルや道路を部隊や資材の移動に活用している 
③ 松村五郎・元陸自東方方面総監は、発電や給水などの施設も備えているようだと語る 

この地下要塞には500名の負傷兵と1000名の子ども・女性等の非戦闘員が避難しているという。

同紙1面の記事で、ロシアのショイグ国防相は製鉄所でのウクライナ側の抵抗が続いていることを認める一方、マリウポリを解放し「平和な生活が可能になった」とプーチン氏に報告した。これを受けてプーチン氏は製鉄所への最終的な攻撃について「意味がないと考える」と述べ、中止を命じたと報じている。

これが事実なら、マリウポリの他の地域に残っているとされる10万人の非戦闘員・市民が救出される可能性が出てきた。

この地下のシェルターは旧ソ連時代に建設されたという。日本の考え方と時間、スケール共にケタが違う。

プーチン氏の分かれ道。5月9日を祖国の英雄として迎えられるのか、大量虐殺者の衣を着るか。マリウポリの非戦闘員・市民、製鉄所地下に1000人との報道

最近のロシア国営放送のテレビを見ると、ロシア兵がウクライナ国民を助ける映像が日本のテレビに多く流れるようになった。

この報道通り、非戦闘員の市民、とりわけ弱い立場の子どもや女性等を戦闘の場から、いかに救出するかで今後のプーチン氏の立ち位置が決まる。

5月9日の第二次世界大戦戦勝記念式典に、どのような立場で臨むのか?

ロシア軍が、激戦のマリウポリの中心部も制圧したとの報道なら、次は「人道回廊」の実現ではないか。速やかに実現を望みたい。

歴史の審判の中で、プーチン氏の立ち位置はどこか?

野田九浦展始まる。吉祥寺美術館開設のきっかけとなった名作の数々が展示ー6月5日まで。是非一度お出かけください

芸術院会員・野田九浦先生は明治・大正・昭和の時代を代表する日本画家の一人です。永年、武蔵野市吉祥寺東町1丁目に居住して制作活動を続けられました。昭和47(1972)年にご逝去されましたが、遺作を武蔵野市に寄付されました。当時の後藤喜八郎市長はご寄付を受ける代わりに武蔵野市で美術館を作ることを約束しました。

当初のお約束から30年の歳月が流れましたが、平成14(2002)年2月2日に旧伊勢丹(現コピス)7階に吉祥寺美術館のオープンにこぎつけたのです。難航しましたが、野田九浦先生の作品を頂いたことが吉祥寺美術館のきっかけとなったのです。

武蔵野市は、その後に世界的に有名な濱口陽三先生(英国百科事典ブリタニカにカラーメゾチントの第一人者と紹介)や木版画の巨匠の萩原英雄先生をはじめ武蔵野市ゆかりの作家から作品の寄贈を受け、小型の美術館ながら充実した作品群を収蔵し定期的に顕彰展示を実施しています。

野田九浦先生の作品を改めて拝見すると、清明な画風の中に日本の美しい空気が流れていて、落ち着いた爽々しい気持ちになります。6月5日までですので、是非お出かけください。

吉祥寺美術館:吉祥寺本町1-8-16FFビル7階(コピス吉祥寺A館7階)

ウクライナ政府の呼びかけ、SNS戦士30万人。銃は撃てなくてもSNSで戦えると。ウクライナ女性は語る「怖いけど、私はどこにも行きません。ウクライナは独立のために常に戦ってきました。ウクライナは勝つと思います」

重厚長大のロシア戦車群。SNSをはじめ情報戦で国際世論を味方にするウクライナ。

惨憺たる状況にも関わらず、テレビの報道で女性が「ウクライナは勝つと思います」というの聞くと、語る言葉がない。

テレビの映像もSNSの発信か。

女性が無事に生き延びることを祈ります。

ロシアの黒海艦隊旗艦モスクワがウクライナのミサイル攻撃で撃沈された。1905年の日露戦争、日本海海戦のバルチック艦隊のスワロフ撃沈を思い出す。ロマノフ王朝の崩壊の始まりだった

ロシア黒海艦隊の旗艦「モスクワ」1万2500トンに、ミサイルで“深刻な被害”を与えたとウクライナが発表(4/15読売新聞)。その後の報道だと沈没したとのこと。残る艦船は3000トン級が5~6隻とのこと。

3000トン級といえば、日本の海上保安庁の巡視船級だ(もちろん装甲の厚さなど、軍艦と異なるが)。ミサイル搭載の日本の自衛艦は普通5000トン級以上なので、3000トン級だとミサイル等の攻撃力も相当低下するのでは?

1905年5月の日露戦争の日本海海戦では、日本帝国海軍がロシアのバルチック艦隊の旗艦「スワロフ」を撃沈したが、これが日露戦争の帰趨(きすう)を決めた。日露戦争に敗れたことをきっかけにして、ロマノフ王朝崩壊が始まったと言われている。

「モスクワ」が撃沈されたとすれば・・・。

松下市長、気候市民会議で何をやるのですか?今は全世界がアクションを起こす時なのに

4月15日号の武蔵野市報に気候市民会議の設置が載っていた。正直、今さら何を?と疑問が湧いてきた。

気候変動枠組条約が国連で採択されたのは30年前の1992年だった。化石燃料の急激な増加がCO2を排出して、温室効果ガスの影響で産業革命以後1.5倍も気温が上がっているという指摘だった。以来30年、様々な議論があったが、今ではCO2対策は地球環境問題の最重要課題だという認識で各国とも共有している。日本はCO2排出と吸収を2050年ゼロにするという大目標を掲げた。主として産業面と生活面と各々の分野で目標達成に向けて努力しなければならない。

基礎自治体の武蔵野市は、主として生活面での取り組みに重点を置くことになる。大きな流れと枠組みと役割は決まっているので、具体的に何をやるかが問題なのだ。地球温暖化対策について行政が気づいていない点を市民参加で発見するのは結構なことだが、その前にやるべきことがあるのでは?

まず第一に過去にどのような施策を武蔵野市は実施してきたのか一覧を作り、広く市民に公開すること。第二に政治家として松下市長は何をやりたいのか、エネルギー政策と関係の深い地球温暖化対策をどう受け止め、アクションとしてどのような取り組みをしたいのか明らかにすることです。

この気候市民会議が地球温暖化対策もやっていますというPR行事になってはならない。

フランスの大統領選挙の決選投票が4/24に行われる。極右政党のルペン候補はウクライナを見捨てるのか。誰がために鐘は鳴るのか

フランスはヨーロッパを代表する大国だ。中世から近世にかけて歴史の主役を演じてきた核保有国でもある。そのフランスのルペン大統領候補が、ウクライナから手を引くという主張をしているように見える。

ウクライナはウクライナ自国で戦わなければならないのか。結局、核で脅迫され、通常兵器で侵攻を受けた場合、他国から助けてくれないとなったら、自国が防衛力を持ち、ミサイルと核を保有しなければという結論になる。ウクライナはNATOに加盟していないので、フランスは条約上の防衛義務がないことは明白なのだが。

ヘミングウェイの「誰がために鐘は鳴る」を思い出す。86年前のスペイン内戦時、自由の弔鐘はスペインの弔鐘だけでなく、ヨーロッパ全体の弔鐘だとフランスのアンドレ―・マルロウなどが義勇兵として戦いました。

ウクライナに鳴る弔鐘はフランスの弔鐘でもあるのでは。他人のことを自分のように思うことは極めて難しいことだと知りつつ・・・。

バイデン大統領、ウクライナでロシア軍が市民を殺害していることをジェノサイドと発言。世界一の軍事力を持つ米国の最高司令官として、止めることは出来ないのだろうか

ロシアはウクライナ東部二州で総攻撃を準備しているとの報道。再び大規模なジェノサイドが行われるのか。今は嵐の前の静けさか。

バイデン大統領の発言は重い。プーチンを止めることは出来ないのだろうか。私たちの知らない水面下で、武器の供与やロシア軍への浸透、攪乱が始まっていて、それが抑止につながると信じたいのだが。

有事の際には自衛隊を活用すると共産党・志位委員長の発言。憲法違反の推奨か?

日曜日に友人たちの会合があり、ウクライナへの支援が話題となった。結論は、寄付をはじめ皆で出来ることをやろうとなったのだが、その際に共産党・志位委員長の発言が槍玉に。

友人A:共産党は自衛隊を憲法違反と言っていたのでは? 
友人B:夏の参議院選挙に向けて、現実的であることを示したかったのだろうね。逆効果だ。
友人C:憲法違反の自衛隊が敵を倒したら、よくやったと言われるのかな。
友人A:この発言は、憲法は守らなくてよいと言っていることになるぞ。
友人B:共産党の参議院選挙の公約は、憲法改正かな。
友人C:昔、社会党の公約は非武装中立だったよなあ。侵略されたら降伏するなんて、とんでもないことを言った人もいたと記憶している。
友人A:でも、その方が護憲の主張の筋が通っている。
友人C:長く平和が続いた日本。厳しい国際的現実に目を向ける時だね。

現役時代、商社マンやメーカー、NTTなどで活躍したメンバーで海外経験も長いだけに、ロシアの侵略には厳しい。

共産党に関する評価は「あの党は、内部の民主主義が機能してないから、志位委員長だって選挙に敗けても辞めないしなあ。責任が追及されない一番楽な組織じゃないか」と、国民が感じている常識的な結論に落ち着いた。

私は小学校低学年の時から、世界の人々のために働きたいと思っていました。 ー母校都立武蔵高校付属中学1年生の入学式の言葉

4月7日、母校都立武蔵高等学校と付属中学校の合同入学式に同窓会長として出席しました。

中学校新一年生  4クラス 161名 
高等学校新一年生 3クラス 119名

コロナ禍の中で保護者の出席は各家庭1名に限定。来賓もPTA会長と同窓会長の私の二人という簡素な式でした。感銘を受けたのは付属中学校に入学した新一年生の言葉です。

「世界は環境やエネルギー、平和など課題が沢山あります。その中で入学式を迎えられ、恵まれていると思います」
「私は小学校低学年の時から、世界の人々のために働きたいと思っていました。・・・」そして、中学校生活に寄せる期待や新しい先生や友人たちのこと、勉強・部活などを語り、再び世界の人々のために働く人になりたいと締めくくった。

日本政府はポーランドからの日本直行便に避難民のための特別枠を確保するという。ウクライナの避難民総数450万超え。日本人の受入数450人

8000km離れたヨーロッパの一角で起きた戦争だが、G7の一員としては、いくらなんでも少なくないか。言語・宗教・習慣が違うので、日本への避難を希望する人が大勢いるかどうかだが。

きちんと計画を立てて目標数を決め、役割を果たすべきではないでしょうか。その際、地域社会の力が不可欠です。すでに具体的に動き出した横浜市の例に見習い、市区町村に協力の呼びかけをすべきと思います。

深い同情と冷静な計算で、日本に来たウクライナ避難民の方々が数年単位で安心して暮らしていけるようお願いします。落ち着いたら、故国ウクライナへ帰る途も。岸田総理が呼びかければ国民は協力します。

ポーランドとの直行便の枠を確保することに大賛成。

ロシア軍に軍法と軍律はないのか。民間人を虐殺するのは戦車に乗った集団テロリストだ

隣国ウクライナに突然侵攻するのも国連の常任理事国として極めて異例で不当なことだが、侵攻した地で民間人を虐殺するのは、各種戦事法にも決定的に違反した非人道行為だ。

ロシアが正常な国なら、国内の軍法会議で裁かれるべきだ。

今まで以上の激しい攻撃で、さらに犠牲者が大勢出ます。今まで築いたものを失いますが、命が大切です。軍は戦い続けます。当然です ーウクライナ東部ルハンシク州ガイダイ知事

朝、テレビで知事が広く州民に呼びかけていたのを見た。

警察に助け出される高齢女性のインタビュー
「私は3歳の時に戦争になった。それ以来ここで生活をしてきた。どこへ行けばよいのか」

さらにロシア軍の上官と兵士の交信傍受の音声記録
(兵士)村には民間人がいます
(上官)殺せ
(兵士)民間人しか、いないのです
(上官)皆殺しにしろ

この通信記録が本物か否か不明だが、首都キーウ周辺の街で多数の虐殺死体が発見されたのは事実と思われる。 

戦場に留まれば虐殺の運命が待っている。人道回廊が十分機能しているかどうか定かではないが、映像にあった高齢の女性、そして大勢の国民が無事避難出来ることを!!

プーチン支持率83%。支持者の集会に20万人の人々が参加。ウクライナ南部では現在も戦闘が激化し、悲劇が続くのだが。核・生物・化学兵器の使用という最悪のシナリオは遠退いたのか?

プーチンのロシア国民の評価は祖国の英雄、ウクライナのナチグループを駆逐するという印象なのだろうか。

西側が最悪のシナリオと予測した核や生物の化学兵器の使用は回避されつつあるのか。否、5月9日の第二次世界大戦勝利の日に向けて、プーチンの勝利を明確にするために、さらに厳しい攻撃に出るのか?前者であることを望みたい。

世界最大の軍事力を持つアメリカが、対話に乗り出す場面ではないだろうか。

ウクライナ大使館に集まった日本国民からの寄付は、20万人から50億円と大使が発表。東日本大震災の時は企業も相次いで寄付したが、今回は?政府が出来ることは経済支援です。日本人の出来ることは寄付です。

セルギー・コルスンスキー大使は日本国民に謝意を表明し、難民対策に使うと言明した。

企業は今後のロシアとの貿易などを考慮すると、東日本大震災のような行動には出られないのだろう。

あれだけ破壊され人命が失われると、資金がいくらあっても足らない。国外へ避難した難民も430万人超とのこと。ポーランド・ハンガリー・ルーマニア・モルドバなどへの経済支援も必須だ。日本は武器供与など法制上難しいので、政府は周辺国への援助も含めて最大限の援助をしてほしい。

林外務大臣の政府専用機に同乗してもらって、日本へ避難を希望するウクライナ人20名に入国してもらうという。言語と仕事、落ち着くまで、国民も地方公共団体も企業も力を合わせて出来る限り支援をしましょう。

国連の常任理事国で、核爆弾の最大の所有国ロシアが隣国を通常兵器で侵攻するという戦後最大の危機、転換期なのだから。

プーチンは国民の支持を失う前に、金欠になるだろう。ロシアのウクライナ侵攻に超巨大な戦費。1日2~3兆円

イギリスの調査機関によると、最初の4日間で1日当たり8600億円、5日目以降は2兆4600億~3兆7000億円と試算(3/30読売新聞)。

ロシア政府の歳入は、年間約31兆2500億円とのこと。2月24日に侵攻を開始して40日近いので少なく見積もっても2兆円×40日=80兆円。2年分の歳入を消耗したことになる。超インフレの到来か。これでは戦いを続けられない。有能な女性の中央銀行総裁が辞意をもらすわけだ。ロシア社会も崩壊しかかっている。

「プーチンは戦争犯罪人。権力の座においておけない」と罵倒するバイデン大統領。核や生物・化学兵器を使うことはないと判断したのか

バイデン大統領の抑制的なトーンが変わってきた。情勢の変化を捉えているのか?

一日も早い停戦を!

モスクワでのプーチン支持の20万人集会を見ると、判るような気がする。

ウクライナ国民の祖国を守る強い意志・勇気・実力。ただただ頭が下がる。一日も早い停戦を

遥かに離れた日本の安全地帯にいて、称賛を送るのは無責任だと思いつつ報道を見て、しばしば熱い思いが込み上げてくる。

  • 武器を持たない群衆がロシアの軍用車両を追い払う 
  • カラシニコフ銃を初めて手にして戦に向かう女性 
  • ポーランドで妻と子を迎えて、交代するように祖国ウクライナに帰っていく中年男性 
  • 地下鉄の地下広場で疲れた顔の親子の頑張り 
  • 装甲車で乗りつけて自宅に入ってこようとするロシア兵を追い返す老夫婦 

祖国が無くなれば、自分たちの住むところはないという決意か!

ウクライナでは数万人の犠牲者が出ているのではと思いつつ、胸が痛くなる。ロシアの犠牲者も万を超えるのでは。

トルコをはじめ仲介役の国々の停戦への努力が一日も早く実ることを切望。

ウクライナ国民の強制連行の背景には、シベリア・極東地方の過疎化や労働力不足がある。しかし、他国の国民を連行するなど絶対に許してはならない

降伏しても新しい戦争が始まる。

旧ソ連時代はシベリアや極東地方等、極寒の地には軍隊の入隊に準ずる年限を区切った強制的な居住地区指定があったという。その代り、年給支給を手厚くして加算があり、40代後半で年金支給されたという。

ところが、1991年のソ連邦解体とロシア誕生で、この制度が無くなり、自由にロシア内を移動することが可能になったという。自由に移動できるようになれば、若い人を中心に温暖の地へ移り住む。特に若い能力のある者はモスクワを目指すという。

以上は武蔵野市と友好交流のある極東地方のハバロフスク市の方々から聞いた話だが、その労働力不足をウクライナ国民で補うとするなら、まるで現代版奴隷ではないか。

日本人は、降伏すれば捕虜として丁寧に扱って、やがて故郷に帰れると思いがちだが、幻想だ。プーチンロシアにおいては、それから長い戦いが始まるのだ。

ウクライナ国民は降伏しても過酷な運命が待っていることを知っているのだろう。戦い続ける動機のひとつでもあると思う。