AI革命は200年前の産業革命に匹敵する。産業革命で失業者が生まれたが、新しい仕事も生まれ雇用も創出した。新しい仕事に適用出来たのは教育の力だ-成蹊大学society5.0研究所所長 宮川繁氏の講演会
10/24(土)地元の成蹊大学で開催された宮川繁先生のAI革命のもたらす影響と社会変革についての公開講座を聴講した。主題は「AI革命は200年前の産業革命に匹敵」「歴史的な大変革を乗り切るの力は教育」。この主題のもと、具体的な事例を挙げて未来を展望した。
① AIは有益か、有害で人類を滅ぼすのか、二択で解を求められない
② ビル・ゲイツは「被害を最小に、恩恵を最大に」という。しかし「社会に何の計画もない」という
③ 200年前の産業革命の変化を学び、失ったものと得たものを考える
④ 産業革命後、新しい仕事は60%増加し、雇用は40%創出、一時的失業率は20%
⑤ 1900年の農業従事者は40%いた。現在は1.4%。米国では260万人の農民が3億2000万人を支える
⑥ 今日の職種の60%は、1940年では存在しなかった
⑦ 新しい仕事を生んだのは「教育」である。アメリカの義務教育は10歳→16歳に。16歳まで働かせてはいけない
⑧ 日本の義務教育も1907年に4年間→6年間、1941年に9年間となり、1974年には高校卒業率が80%超となった。
⑨ 産業革命以前は少数の富裕層と多数の貧困層で社会は固定していたが、産業革命以後は中間層が現出して、硬直した階層を打破
⑩ AIが狙うのは、製造業とホワイトカラー
⑪ 産業革命で起業者が続出した
⑫ 渋沢栄一も500社起業した
⑬ AI革命が進むと、60%の人々は今存在しない職につく
⑭ 銀行はATMの導入で銀行員は減るはずだそうだが、緩やかに増え続けている。お札を数えることから、投資相談・資産管理などに移っている
⑮ 産業革命以前の労働時間は週70時間。1910年40時間。現在34.4時間
⑯ これからは年間100日以上を教育に当てる。勉強のために給料を払う
⑰ ユバル・ノア・ハラリ:AIは苦しみや痛みを感ずることもない。チャールズ・ダーウィン:倫理と道徳は人間が持っている
⑱ ローマ教皇レオ14世の提言
労働はアイデンティティ、労働は人間関係、労働は共同体への貢献