フィンランドのプサルド男性合唱団。最初のコーラスが立原道造 作詞、藤嶋美穂 作曲の「優しき歌」。最後のコーラスがシベリウスの「フィンランディア」だ

フィンランドのプサルド男性合唱団。最初のコーラスが立原道造 作詞、藤嶋美穂 作曲の「優しき歌」。最後のコーラスがシベリウスの「フィンランディア」だ

10/22の夜、武蔵野市民文化会館小ホールでプサルド男性合唱団の演奏を聴きました。最初のコーラスが立原道造 作詞の「優しき歌」だった。10分前に演奏会場に着き、入り口で配られたプログラムも見てなかったので、ファーストコーラスが日本語の歌とは気がつかなかったが、聴いているうちに“日本語の歌”だとわかった。40人のフィンランド人が日本語で四楽章にわたる比較的長い立原道造 の詩を歌っている。この長い日本語の歌を40~70歳までの円熟した男性合唱団員が優しく強くハーモナイズして歌っていて日本語として違和感がない。ここまで誠意をもって歌い込んでいる。聴いているうちに鳥肌が立つような感覚におそわれた。

演奏会は途中に小休憩をはさんで続き、ラストコーラスはシベリウスの英雄叙情詩フィンランディアだ。1917年ロシア革命を機にロマノフ王朝の支配から離れて独立したフィンランド。国は南北に長く、1300kmもソ連・ロシアと国境を接している。その後、苦難の歴史を重ね2024年2月のロシアのウクライナ侵略を機に中立政策を変更し、集団防衛と抑止力のNATO(北大西洋条約機構)入りを果たした。昨日10/26のニュースで、日本とフィンランドが相互防衛協定を結んだとある。

ブサルド合唱団の歌声は「日本の皆さん、私たちは私たちの道を行きます。法の支配を貫いて、共に平和に暮らしましょう」という絶唱に聴こえた。

なお、アンコール曲は日本歌曲「この道」だ。心にしみるハーモニーでした。