8月6日NHKスペシャルで原爆特集。日米の実写の生々しい記録ーネバダ砂漠で着々と核実験を進める米国。本土決戦を叫び少年や女性に竹槍訓練の日本。

8月6日NHKスペシャルで原爆特集。日米の実写の生々しい記録ーネバダ砂漠で着々と核実験を進める米国。本土決戦を叫び少年や女性に竹槍訓練の日本。

映像には原爆投下直後の広島の焼野原の市街地。おびただしい死者と負傷者の苦しむ様子が75年の時を超えてよみがえる。強く印象に残った映像と言葉。

1.ポツダムで米英ソの三首脳が集まりソ連の参戦を促しつつ、トルーマン大統領の下に原爆実験成功のメモ。

2.8月6日の広島原爆投下後に原爆であることを信じない軍部。仁科博士を現地に派遣、放射能を確認させた。

3.原爆を落とされてもポツダム宣言受諾ためらい本土決戦を主張する阿南陸軍大臣、最後には天皇陛下御聖断を待つ有様。

4.戦後広島に進駐した米軍将校が被爆地の現状を見て語る。恐怖の言葉「これでは防御しようがない。逃げることも出来ない」

5.焼き場の前に直立し火葬の順番を待つ少年。背中には死んだ弟を背負って。

平和を語ることは簡単だ。平和を維持することは厖大なエネルギーと英知とたゆみない地道な努力の継続が必要だ。本日、8月9日長崎原爆忌。