民進党武蔵野支部レポートで武蔵境駅北口市有地問題の記事-市政センターが民間ビルにテナントで入るのに「4億4000万円の建設費用が不要になった」と意味不明の言い訳-市民に錯覚をおこさせる虚偽レポート。

民進党武蔵野支部レポートで武蔵境駅北口市有地問題の記事-市政センターが民間ビルにテナントで入るのに「4億4000万円の建設費用が不要になった」と意味不明の言い訳-市民に錯覚をおこさせる虚偽レポート。

本日、新聞折込みで民進党武蔵野支部レポートが入っていた。武蔵境駅北口市有地を民間に貸出すことについて言い訳めいた記事だが、内容は意味不明。市民に誤解を与える内容になっている。

民進党レポートでは、「(建設費の)4億4千万円が不要に」とあたかも市が得をしたような記述だが、市が所有になるビルならともかく、民間事業者が市有地を借りてビルを建て、その事業者が所有して賃貸して儲けるのだから、建設費を出すのは当然その民間事業者だ。

武蔵境駅北口市有地問題の本質は、特定業者に利益誘導しているのでは?ということだ。

武蔵野市と民間事業者の契約内容は、市が民間に駅前180坪の市有地を権利金も取らずに47万円/月で貸すという内容。坪単価にすると駅前の一等地の地代が4,000円/月という馬鹿安さだ。

民間事業者はその土地に延べ床300坪の2階建てビルを建てて、二階の一部60坪を市政センターとして市に貸し40万円/月の収入を得る。つまり、市に支払う47万円から市からの収入40万円差し引くと、実質7万円/月=84万円/年でビルを所有し続けることができる。

そこで一階の100坪、二階の市政センター以外の60坪、屋上バーベキュー場をテナント誘致して年間5000万円近い収入になる。

市有地を84万円/月で借りて、毎年5000万円の収入を得る。仮に建物の固定資産税を払っても、業者には美味しすぎる話なのだ。

自分が土地を駅前に180坪所有していたら、こんな馬鹿な活用をするのだろうか。そもそも建設費は4億4000万というが、延床300坪だから、坪単価135万円以上ということになる。これは民間がマンションを建てる単価だ。マンションは各戸を区割りしていて、各々にトイレ、洗面所、給排水など設備を付けてこの金額になる。

しかしこのビルは賃貸ビルなので、通常スケルトンで貸し、テナントが内装する。専門家によれば、100万円/坪が良いところだろうという。4億4千万円はどういう計算なのか。

ビラに名前を連ねた深沢議員、川名議員、蔵野議員、藪原議員らの民進党市議、不動産に対する基本知識を欠き、市民の貴重な財産だという真摯な気持ちが決定的に欠如していませんか。