オバマ大統領はシリア・アサド政権が化学兵器を使用したら空爆すると言明し、実行しなかった−トランプ大統領は言ったら実行することを示した。

オバマ大統領はシリア・アサド政権が化学兵器を使用したら空爆すると言明し、実行しなかった−トランプ大統領は言ったら実行することを示した。

2013年9月シリア・アサド政権が反体制側に化学兵器を使ったら空爆すると言明したが実行しなかった。

その後、ロシアが仲介に入った。その時から軍事力No.1超大国アメリカは世界のリーダー調停者としての立場を失った。

その事がロシアによるクリミア分離合併に繋がったといわれている。

もし軍事施設に空爆を敢行していたら、今回の化学兵器使用という悲劇や、ウクライナ上空でのマレーシア航空機撃墜事件などの悲劇は起きなかったのではと思う。

サリンに苦しむシリアの子供の姿を映像で見ると、1995年3月オウム真理教の地下鉄サリン事件で苦しむ日本人と重ね合う。戦闘行為で殺し合うことは凄まじい事だが、スーパー軍事力を持つ米国の最高指導者は世界の秩序を維持するためにも決断が必要だ。

トランプ大統領の攻撃命令がシリア政権側の空軍基地に対する限定的なものだったことは、それ以上でもそれ以下でもないという意図が伝わる。