「壁を壁と思わない」−19歳の登山家南谷真鈴さんに語ってもらった人材育成−自民党政調・人間力向上プロジェクトチーム。

「壁を壁と思わない」−19歳の登山家南谷真鈴さんに語ってもらった人材育成−自民党政調・人間力向上プロジェクトチーム。

本日16時過ぎから自民党政務調査会・人間力向上プロジェクトチームに 19歳の登山家・南谷真鈴(みなみたに まりん)さんをお招きし講演頂いた。南谷さんは19歳で、日本人最年少で世界7大陸最高峰を登頂した、登山の世界では有名な大学2年生だ。

南谷さんは幼少の頃よりマレーシア、大連、上海、香港で教育を受け、高校より日本に帰国し現在は早稲田大学に通っている。韓国では海外の学校現場ではIT化が進み教科書やノートもタブレットを使っている話にも触れつつ、ご自身の経験のなかで数学の授業でも習得レベルに合わせてクラスを数段階に分けられていたことをなど、日本の高校で学んだとき黒板が現役だったりと随分アナログだなと驚いたという。

香港の学校は高層ビルの中にあることから、休み時間はいつも別々の階で休み時間を過ごす。そこで友人たちとはテレビ電話で会話するほかなく、人とのリアルなつながりが欲しく香港内にある山にクラスメイトと登り始めた体験談を語った。

その山登りが、自分はもっとできるんじゃないか、となりネパールやチベットの6000m級の山を登り始め、その後とある著名な登山家に「若い貴方には無理」と言われたことが逆に心に火をつけ世界7大陸最高峰の登頂に繋がったという。

南谷さんからはご自身の受けた教育のなかで、世の中にOpportunity(機会)は満ち溢れているということを教えてもらった、と繰り返し熱を込めて語って頂いた。

出席した外交官出身の城内実議員からも、ご自身が帰国子女であったことに触れつつ、もっと自分はもっと頑張れるんだと気持ちを小さい頃からもち、大学受験、就職、そして国会議員になった後も約4年間の浪人時代を頑張ってきたと発言。

いまの日本の教育では日本の社会に適用する人材育成になっており、大学でも無理をしないことばかり考える学生が多いと発言があった。

南谷さんの語った、人とのつながりを求めてクラスメイトと登山した経験がきっかけとなったように、壁を壁と思わない、このことを知る機会として子供に様々な体験を与えることが学校教育に必要ではないか。

最後に、世の中の役に立つにはどうすればよいか?との議員問いに、「自分とまわりの人を大切にすること」と南谷さんが答えたのが印象に残った。

 

<生い立ちの経験を語る小野田きみ議員>
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