「男性の視覚障害者のガイドヘルパーが女性。三鷹駅トイレの入り口で困ったなぁ・・・」

「男性の視覚障害者のガイドヘルパーが女性。三鷹駅トイレの入り口で困ったなぁ・・・」

中央線三鷹駅のトイレの入り口で女性のガイドヘルパーさんが、困っあなぁとの素振り。男性トイレに付き添うのは躊躇する。

そこで私から「手引きしましょうか?」と尋ねると、「お願いします。横浜から来たので慣れてなくて」と男性視覚障害者。

トイレからでてガイドヘルパーさんを待つ間に、視覚障碍者の方が私に向かって「関西の方ですか?」と尋ねたので、「いえ、東京です」と答える。

「手引きというのは関西の方で使っているのですが、東京でも使うのですね」と。

そこで私は「ちょっと昔の言葉ですかね。少し障害者福祉の現場から遠くなったので・・・今は何というのですか?」と聞いた。

男性は「誘導とかいうことが多いです」「ミトコンドリアの障がいで2~3年前から急に眼が見えなくなって困っています。難病です。」「今日は横浜から来ました。この辺はなれないのですが、友人に手巻き寿司を食べに来ないかと誘われて楽しみにしてるんです。」

やがてガイドヘルパーさんもトイレから戻ってきてそこで別れた。

そうか、ミトコンドリアによる中途失明もあるのか。

ふと振り返るとガイドヘルパーさんが男性に「バッチを付けていらっしゃるのね」と話しているのが聞こえた。

別にバッジをつけてなくてもいつでも手引き、誘導しますよと思いつつ、都内で開かれた憲法集会に向かった。