「海の日はプールの日なのか?-『海の日』PRの為に観光業者はプール付きホテルのパンフレット。白砂青松の海をつくるため全官庁が協力するよう注文。」

「海の日はプールの日なのか?-『海の日』PRの為に観光業者はプール付きホテルのパンフレット。白砂青松の海をつくるため全官庁が協力するよう注文。」

本日、朝の政調観光立国調査会で「海の日」の振興をはかる取り組みが観光庁から報告された。

私は、「明日からただちに効果が出るわけではないが、戦略的目標として...」と前置きして次のように発言した。

国内観光業の取組みとして観光業者のパンフレットが紹介されたが、「海の日」のPRなのに写っているのはリゾートビーチにあるホテルのプールの写真だ。日本の海の現状がこの写真に象徴されていないか。

全国で白砂青松の泳げる海浜が急激に減少し、更に、漂着するゴミで海岸が汚れている。特に日本海側がひどく、環境省は30億円の予算で漂着ゴミの除去につとめているが十分でない。

海の日の制定意義は「海の恵に感謝して、海と親しむ」ことが目標だが、海へ旅行したくても親しめる海がなくなっては海洋日本の貴重な財産の喪失だ。

観光庁は港湾、河川などの国交省内の関係部局と連携を取ると共に、農水省や環境省と連携をとり美しい海を取り戻すため、政府挙げて取り組んで欲しい。

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