銚子電鉄、コロナの影響を受けて4/18(土)の1日の売り上げが4,480円。存続の危機にーふるさと納税制度で銚子市に寄付すると銚電支援に

銚子電鉄、コロナの影響を受けて4/18(土)の1日の売り上げが4,480円。存続の危機にーふるさと納税制度で銚子市に寄付すると銚電支援に

6月12日の自民党で地方鉄道応援のための政務調査会が開催された。出席頂いたのは東武鉄道・ひたちなか海浜鉄道と銚子電鉄の3社です。

東武鉄道は浅草と日光を結ぶ路線等やスカイツリーを建設した一都四県にまたがる堂々たる有力私鉄であり順調な経営。

ひたちなか海浜鉄道は第三セクターで茨城県の勝田~阿字ヶ浦間14.3km10駅を走る鉄道。通学や観光に利用され、年間利用客も右肩上がりで100万人を超えて、そこそこの成績で頑張っています。

2社に比較すると、銚子電鉄は苦しい。社長が語る。経営は崖っぷちに立っていると。銚子駅を起点に犬吠埼を経由して外川漁港まで6.4km全10駅を20分で結び、1日24往復。路線周辺の人口が右肩下がりで、さらに接続しているJR総武線の利用客の減など様々な影響で、年間利用客は10年前の80万人から最近では40万人を切っているという。

それぞれの会社でコロナの影響はあるのだが、銚子電鉄の4月18日(土)の売り上げが、なんと4,480円を記録したとのこと。ぬれ煎餅の販売や電車そのものをお化け屋敷に仕立てるエンタメ列車、駅のネーミングライツで売り上げを伸ばす等、社員総ぐるみで経営にあたっているという。ちなみにネーミングライツの一例は「笠上黒生(かさがみくろはえ)駅」を「髪の毛黒生駅」にしたのは、化粧品関係の企業がスポンサーだという。乗ること自体が楽しい電車をめざすという。絶対にあきらめないという社長の月給は10万円。

東京駅から130kmで利根川の河口の潮風が香り、新鮮な魚と雄大な太平洋に面する銚子市。銚子電鉄に乗りに行きませんか?

なお、銚子市にふるさと納税して「銚子電鉄の運行維持支援の寄附金」を選択すれば、市の銚子電鉄応援基金となり、銚子電鉄の支援になるという。