重厚長大なロシア軍、ITをフルに使ってヒット&アウェイのウクライナ軍 ーロシア軍のドネツ川渡河作戦を阻止。1000名の大隊規模全滅との報道

重厚長大なロシア軍、ITをフルに使ってヒット&アウェイのウクライナ軍 ーロシア軍のドネツ川渡河作戦を阻止。1000名の大隊規模全滅との報道

現代戦の生々しい実相が、SNSを始め軍事通信衛星等によって、全世界の人々の目前にリアルに表れた人類史上最初の戦争になった。

ゼレンスキー大統領はルハンスク州西部のドネツ川の渡河作戦を攻撃、阻止し大隊規模1000名の兵士を全滅させたと発表した(テレビ各局)。衛星写真に写った映像では仮橋が途中で落橋して川の手前に戦車や装甲車と思われる残骸が写っている。これはゲームではない現実の戦場の実相だ。1000名の生身のロシアの兵士が死んでいるのだ。

衛星で偵察し、ドローンと米軍供与の長距離砲で遠隔攻撃か?イーロン・マスク氏提供の低軌道の衛星群“スターリンク”が詳細情報を提供したのか?

ロシア陸軍の大隊規模1000名が全滅したとすれば、海軍の黒海艦隊旗艦がミサイルによって撃沈されたのと並んで戦いの大勢を決めるような攻撃だ。

第二次世界大戦時のような重厚長大のロシア軍とIT技術をフルに使いヒット&アウェイのウクライナ軍の対比がハッキリ。

古来から戦争では大勢の死者を出し続けてきたのだが、SNS時代で世界の人々がこれほどまでに目前で実相を見ることはなかった。歴史上初めてのことである。

プーチン大統領が「核」使用の決断をしないことを祈るばかりだ。