赤沢亮正経産大臣に陳情。小金井精機社長・鴨下祐介氏と元ホンダ副社長・入交昭一郎氏-2050年カーボンニュートラルに向けて提言
11/4、赤沢亮正経産大臣に入交昭一郎さんがCN(カーボンニュートラル)について提言しました。
① 日本が輸入したエネルギー源は2023年べースで原油・天然ガス・石炭等すべて化石燃料で24兆6900億円。これは日本が輸出した車の金額31兆円に迫っています。
② CN社会の実現に向けての方策は大別すると自然エネルギー発電・バイオ燃料・カーボンニュートラル発電によるグリーン水素燃料(アンモニア・e-Fuel等)の三種類になります。
③ 日本では再エネ発電は、地形的条件(風力は三菱商事撤退、釧路湿原メガソーラの環境問題)等で困難です。
④ 低コスト地域で再生エネルギーを作り、水を電気分解し、グリーン水素をつくる。空気中の窒素と反応させてアンモニアをつくる等が考えられます。
⑤ そこで再生エネルギーが安く作れるサウジアラビア(砂漠が多く、日照時間が長い)等でメガソーラ等により安く発電しアンモニア等をつくり日本に輸入する等々、世界的な視野でクリーンエネルギーをつくるシステムを開陳しました。
天才エンジニアの入交昭一郎さんの専門的な知識と経験に基づく提案で、素人の私では正確に理解することは困難だったが、赤沢亮正経産大臣はエネルギー庁の専門家を陪席させ、興味深く聴いていました。「これは2時間コースで聴く話ですね」と感想を述べました。
素人の私が「なるほど」と思ったのは、モビリティ動力のEV化について話されたことです。
「EV化が主張されているが、2040年頃を考えても車のEV化は最大50%。実在するエンジンは6~8億台。CN化のためにはCN燃料が必要」
「空(飛行機等)と海(1万トン以上3万隻、中小型船100万隻)は、EV化不可能」と述べられたことです。
入交昭一郎さんはホンダのエンジン開発を中心に仕事をされ副社長に就任、退社後はセガの社長となりました。そして、セガの副社長時代にベンチャーのエヌビディアが失敗し、倒産の危機にあっていた時、この人物は将来必ずモノになると500万ドル融資を取締役会で取り付け、ピンチを救ったことで知られている。エヌビディアは現在AI半導体のトップメーカーとなっています。
小金井精機(株)は小金井市からスタートした精密機械工業で、チタンを加工しF1エンジンの核となる部品をつくっていた。現在は航空機のジェットエンジンのプロペラ等を製作している“知る人ぞ知る”超優良会社であり、永年公私にわたって親交を重ねています。
赤沢大臣が30~40分の予定を大きく超過し、1時間15分にわたって次世代エネルギーについて熱心に受け止めていただいたことに感謝です。