河野太郎大臣、6月末で4000万回分の市中在庫があります―議員からは何処にあるのかとの質問

河野太郎大臣、6月末で4000万回分の市中在庫があります―議員からは何処にあるのかとの質問

昨日、7月13日(火)午後、久しぶりで自民党の新型コロナウィルス対策本部が開催され、ワクチンの接種状況について等の質疑が交わされた。
席上配布された資料では、6月末まで接種されたのがファイザー製4600万回(7月6日時点で内閣府のVRSシステムに入力されている接種数)、一方、自治体への供給と市中在庫の活用など、合計すると8800万回。差し引き4200万回分が市中在庫だ。7月以降これを活用することを前提に自治体への供給量を決めていきたいとの報告があった。

議員より、
①市中在庫というが、どこにあるのか? 2回接種なので2回目の予約があり、当然その分を確保してある
②個別接種の実態を調査すると診療所に保管された2回目分は個人の名前まで書いてある。これを市中在庫として他に流用出来るのか
③繁華街にある医療機関では住民以外の人に接種する割合も多い。区域外が多いと区市町村単位で考えると、接種割合が低いとされる
④大規模会場接種では、接種の終わった人が居住地にきちんと報告をしないと政府のVRSに反映されない。そういうPRも必要ではないか
⑤7月以降、ワクチンの市中在庫と合わせて、自治体に供給するというが実態を把握して実情に応じてやって欲しい
⑥8月以降、市区町村の人口割80%、残り20%は都道府県単位で実情に応じて調整枠としているが、都道府県が市区町村の実情をよく知る事が大切だ
等々の意見が出された。

河野大臣からは菅総理が一日100万回の目標を掲げたが、この時はかかりつけ医は22000件程度だった。その後のご協力で現在55000件となっている。ありがたい事だが、供給を考えて一日120万回分程度が適正と考えている。これを目標に調整をしてゆきたい。

それ以外にも、
①アストラゼネカ社のワクチンは国内で使用していないにも関わらず海外に援助する
(答)アストラゼネカ社は保管の温度管理が2~4℃と超低温管理を必要としないため、海外から指定してくる要請がある
②自衛隊員25万人は国の有事にあたる職種だ。さらに災害復旧、援助にもあたる。優先して接種すべきではないか
(答)防衛省と調整する