松下市長の甚だしい勘違い。市議会議員の質問に答えず「貴方にも責任がある」と説教―市議会建設委員会

松下市長の甚だしい勘違い。市議会議員の質問に答えず「貴方にも責任がある」と説教―市議会建設委員会

昨日12月16日開催された、武蔵野市議会建設委員会を傍聴して驚いた。市長が市議会議員の質問にまともに答えず「自治基本条例で、議員の貴方にも責任がある。疑惑があるなら具体的に指摘して質問するように」とお説教した。

審議の対象は、吉祥寺駅北口徒歩一分の駐輪場売却反対についての陳情の質疑です。質問したのは自民党所属の小林市議会議員。短時間に良く調査した迫力ある内容だ。

  1. 10月28日に吉祥寺駅一分の駐輪場を売却したが、隣接する特定の事業者に不当に安く売却したのではないか
  2. 同事業者の所有する土地を8月27日に購入したが、不当に高く買ったのではないか

二つの論点で評価方法など具体的に例示して質問した。又その質問に先立って、今までの市側の答弁の食い違いや間違いを指摘した。
指摘した内容は市民説明会場での市長の発言や、都市整備部参事の登記簿をめぐる意図的間違い答弁、市と民間の共同事業やっているのに、やってないいないとの答弁などを指摘し、答弁側はいずれも認めて修正答弁したのだが…

それにしても松下市長のお説教答弁、国会なら不信任だろう。

  1. 小林議員が質問したのは行政執行上の疑惑だから、説明責任は市長にある。国会は議院内閣制だから、与党の議員には共同の責任があるが、地方公共団体は市長と議員を各々公選で選ぶ二元的自治だから議員には執行責任はない
  2. 市長は予算編成権、行政執行権、人事権を独占しているのだから、仮に議員の質問が不当だと感じたら具体的に資料や考え方を自ら示し、その上で疑惑はありませんと主張すべきなのだ

松下市長、貴方の役割は市議会議員の質疑に誠実に答えることですよ。貴方の答弁を聞いて副市長以下の職員は市議会での答弁は、この程度でよいのだと思いますよ。市政が劣化する原因の一つだ。