松下市長、市と関係の深い公益法人を露骨に政治利用してはいけません。右手で補助金を出して、左手で見返りちょうだいですか?

松下市長、市と関係の深い公益法人を露骨に政治利用してはいけません。右手で補助金を出して、左手で見返りちょうだいですか?

松下市長の後援団体が、選挙直前になって武蔵野市医師会長との対談を企画して政治ビラとして市内に配布している。ここに松下市長の公私混同、公人としてのけじめの無さがよく表れている。

武蔵野市医師会は市内の診療所や病院を構成メンバーとして結成された公益法人だ。地域医療を通じて、市民の福利向上のために日夜活動している立派な団体だ。武蔵野市は武蔵野市医師会の公益性に着目して補助金を支出しているし、武蔵野市保健センター内に医師会の臨床検査センターも設置をしている。
とりわけ昨年から今年にかけて新型コロナ感染症が猛威を振るったため、ワクチン接種をはじめ様々な公衆衛生上のご協力をいただいている。またコロナ患者を受け入れてくれた病院は経営に重大な影響が出たため、武蔵野市から東京都並の相当高額な臨時の補助金を支出している(令和2年6月市議会補正予算)。
このような関係の深い公益法人に対して選挙が近くなったからといって、市長として露骨に見返りを求めるようなことはいかがなものか。

右手で補助金、左手で見返りに選挙協力をしてちょうだいでは、露骨過ぎて公益法人としての武蔵野市医師会の皆様にも失礼だ。市長が政治的な支援を求めるなら、政治団体としてお願いすべきだ。コーディネイトしている担当の副市長も十分注意を払い、長い目で武蔵野市と武蔵野市医師会が、公益のために力を尽くせるよう市長にアドバイスして下さい。