松下市政時代の無駄遣いにストップ。武蔵野市議会が保健センター増築(70億円)の設計費1億円カットを

松下市政時代の無駄遣いにストップ。武蔵野市議会が保健センター増築(70億円)の設計費1億円カットを

小美濃市長当選の効果が表れてきました。武蔵野市議会は保健センター増築(4000㎡)70億円の設計費1億円をカットしました。市民の良識の反映です。

松下玲子前市長は武蔵野市の行政を知らない上、自分が命令すれば何でも出来ると思っていたので、事の是非を考えず「行け行けドンドン」の無駄遣いの連発だった。

その象徴が保健センター増築でした。現在3000㎡以上ある保健センターの給排水設備などが、35年以上経過したので取り換える必要に迫られました。そこで隣接地に4000㎡の建物を増築して、完成後はブリッジでつなぐという案を発表して進めて来ました。他市の保健センターは2000㎡前後なので、8000㎡近い保健センターは巨大すぎるという批判が内在していました。

批判に火がついたのは、基本設計が終了した昨年暮れです。4000㎡増築で40億円と計算されていたのが、なんと70億円かかるとのこと。今年になって市議会協議会で説明された時、与野党問わず、多数の市議会議員が批判したといいます。

松下市政を批判して昨年12月24日に当選した小美濃新市長も同様の指摘をしていましたが、予算(案)はすでに出来上がっていたので、やむなく令和6年度の予算に計上したまま2/20開会の第1回市議会定例会に臨みました。

先週3/21開催の予算委員会では保健センターの実施設計予算を削除する修正案が出され、可決されました。

そもそも建物の給排水設備が30~40年で老朽化することは、よくあることです。これを更新するのは当然です。しかし、隣接する旧図書館跡地が空いていたいたので、そこに増築するという安易すぎる発想が無駄遣いを生みました。

武蔵野市議会の良識に拍手。