東京三多摩地域に住む都民の利便と防災力を高めるため、中央線を複々線化しようー東京都が令和5年度予算で調査費

東京三多摩地域に住む都民の利便と防災力を高めるため、中央線を複々線化しようー東京都が令和5年度予算で調査費

昨日、1/27発表の東京都予算に中央線三鷹~立川間の複々線化推進のための調査費がついた。三鷹駅までは中央線と総武線・地下鉄東西線の二線が整備されている。昭和44(1969)年のことです。しかし、それ以西は中央線高架事業が平成22(2010)年に完成し18か所の踏切が解消したが、複々線化は実現していない。

大動脈の中央線が止まると、430万人の多摩都民は関連する私鉄も含めて大きな影響を受ける。立川までの複々線化が実現すれば、国分寺からの西武線と立川駅からの青梅線・南武線が、さらに活きてくる。

しかし、大きな壁が立ちはだかっている。現行制度では、線路を増設することは総てJR東日本の負担なのだ。工事費は総額5000億円と試算されている。とうてい運賃で賄うことは出来ない。さあ、どうするか。国の制度の創設から始めなければならない。その模索が、ようやっとスタートに着いた。

自民党都議会と自民党政調会長・萩生田衆議院議員(八王子選挙区)などの強力な働きかけが予算のきっかけと聞く。