日本領土の尖閣沖で中国漁船が海上保安庁の巡視艇に体当たりした船長を公務執行妨害で逮捕。菅直人総理(当時)は、中国の脅しに屈して船長を釈放

日本領土の尖閣沖で中国漁船が海上保安庁の巡視艇に体当たりした船長を公務執行妨害で逮捕。菅直人総理(当時)は、中国の脅しに屈して船長を釈放

菅直人総理就任間もない2010年9月7日、尖閣沖で中国漁船が海上保安庁の巡視艇に追突を繰り返すという異例の主権侵害事件が発生した。中国人船長を逮捕したが、中国の恫喝に屈した菅直人総理は裁判にもかけずに釈放した。

その直後、ニューヨークで国連総会が開かれたが、中国の胡錦涛主席はこの事件にふれて「尖閣は中国領だ」と記者会見して宣言した。中国首脳が尖閣は中国領だと宣言した初めてのことだ。同じくニューヨーク滞在中の菅直人総理は直ちに「尖閣は日本領だ。不法侵入した中国漁船を逮捕した」と主張すべきところ、ダンマリ。世界中の人が尖閣は中国領との印象を持った。一か月後に開催されたAPEC(アジア太平洋経済協力会議)の会合でメモを見ながら、ようやく反論したが、その後、中国が堂々と尖閣は中国領を主張するようになった

以来、中国の主張を押し返すため安倍総理のもと10年の歳月がかかっている。国益を損なった当時の菅総理の責任は極めて重い。(9/25ブログ参照)