寺山光一郎さん(80歳)の珠玉のエッセイ、若々しく瑞々しい永遠の青年の自分史

寺山光一郎さん(80歳)の珠玉のエッセイ、若々しく瑞々しい永遠の青年の自分史

元武蔵野市議会議員、寺山光一郎さんが去年11月に叙勲された。それを機に短い自分史、弱虫の勇気を上梓された。

寺山さんが生まれたのは昭和15年だから、大東亜戦争一年前に生を受け戦争を生き延び、昭和20年に終戦、翌21年に小学校に入学した。
幼児の頃、光一郎さんは足の骨を折り、長年歩けなかったが「自分で歩けなければ学校に行けないよ」との母の励ましにより、何とか立ち上がり小学校に入学出来たという。
寺山さんに転機が訪れたのは小学校4年の担任、後藤先生に出会ったからだという。戦争中二等兵で、命からがら復員した後藤先生は軍服姿で教壇に立った。
ある時、寺山さんを宿直室に呼んで(当時は先生が交代で学校に泊まり、宿直していた)、弱虫の私が生きて帰れたのは、勇気を出したからだ。私は言葉には出さないけど、あなたの事をずっと見てるから、勇気を出しなさいと諭したという。
後藤先生の幾つかのエピソードが語られているが、これ以上はエッセイをお読み頂ければ幸いです。

寺山さんの小冊子のエッセイには、人間が成長することのキッカケと、教育の原点が語られています。
現在、教育に携わっている人や父母、教育行政を考える立場の市議会議員さん等に、是非読んで欲しい珠玉のエッセイです。