安全な水を自宅で入手できない人21億人、安全に管理されたトイレを使用出来ない人45億人―水循環白書を了承

安全な水を自宅で入手できない人21億人、安全に管理されたトイレを使用出来ない人45億人―水循環白書を了承

本日の自民党政調で、内閣官房より水循環白書が提出され了承された。

この白書によると
①安全な水を自宅で入手できない人21億人、安全なトイレを使用できない人45億人と、世界の人口の30~60%が水循環の恵みを受けられていない。
②一人当たりの年間降水量
一位:オーストラリア 172,460立方メートル
二位:カナダ 149,192立方メートル
三位:ニュージーランド 102,490立方メートル
十二位:日本 約5,000立方メートル
幸い降雨量は1688mmと世界平均の1.6倍のため、ダム等水資源を有効に使い一人当たりの少ない分を補っている。
③開発途上国への水供給。衛生分野におけるODA(開発援助)のうち日本は30%を占め、途上国の人々への水の供給に役立っている。日本の水管理技術は上下水道、河川管理、農業・工業用水、配管・導水技術、海水淡水化等、全ての分野で優れていて、日本技術のさらなる援助が求められている。

アジアをはじめ、開発途上国を生命の水で助ける。これが日本の誇るソフトパワーだ。民主党政権時代は八ッ場ダムを無駄として一旦中止したが、観念論では国民の幸せを支えることはできない。我々にはリアリティのあるガバナンス力がある。