土屋市長の時代にも要綱に基づく私的諮問委員会がありましたね。ムーバス・0123・セカンドスクールなど、総て私的諮問委員会で数年にわたって検討してもらいました

土屋市長の時代にも要綱に基づく私的諮問委員会がありましたね。ムーバス・0123・セカンドスクールなど、総て私的諮問委員会で数年にわたって検討してもらいました

私のブログを見て市役所OBから問い合わせがありました。そこで、旧知の元同僚とムーバス・0123・セカンドスクール等の今日の市民生活を支えている政策の苦労話に花が咲きました。

ムーバスは吉祥寺南町3丁目に住んでいた足の不自由な女性から市長宛の一通の手紙がきっかけでした。最初に交通の専門家に問題提起をしてから実現まで5年かかりました。2回の調査会、1回の実施委員会に学者・運輸省・警視庁・東京都・バスの車体メーカー等の各分野の専門家に集まっていただきましたが、市が作った設置要綱に基づいた私的諮問委員会でした。0123吉祥寺も実現まで4年。セカンドスクールに至っては10年を要しましたが、総て市が作った設置要綱に基づく私的諮問委員会でした。

当時は条例に基づく審議会にすべきという議論が全くありませんでした。市民のためになることをやるのだからという感覚です。

しかし市議会との関係には十分注意を払い、折に触れて審議経過を市民にも発表しました。なにしろ予算計上するのですから。ムーバスも0123もセカンドスクールも全国初の新しい施策ですので、前例がないだけに情報公開を徹底して、長期にわたり慎重に議論を重ねたのです。各々の政策が実現してから25年以上経過しましたが、今では全国の市町村に広がっています。令和4年度の松下市長の施策方針の中にも0123を子育て中核施設に、セカンドスクールを体験教育の重要施策と位置付けています。

調査してみると平成25年頃から、市長の実質的付属機関を私的諮問委員会ではなく、条例で審議会とすべきだとの主張が数多く出され、訴訟にまでなったケースがあるとのこと。こういう問題提起があった以上、きちんと条例で定めるべきですね。