八ッ場ダム貯水を始めたばかりだが、一挙に水位が50mも上がったとのこと。八ッ場ダムが無かったら利根川流域の状況も大きく変わっていたのではと関係者

八ッ場ダム貯水を始めたばかりだが、一挙に水位が50mも上がったとのこと。八ッ場ダムが無かったら利根川流域の状況も大きく変わっていたのではと関係者

本日は農林水産関係の被害を把握するため、自民党政調農林水産部会が開かれ現在のところ、稲作、果樹等約300億円の被害が報告され、これからさらに増える見込みとのこと。

続いて二会派の会合で話題になったのは、河川の氾濫で貯水を始めたばかりの八ッ場ダムだ。12日の前後3日間で水位が一挙に50mも上がったとのこと。もし八ッ場ダム完成が間に合わなかったらこの水が直に利根川に流入し流域も氾濫の危機に、被害状況も相当変わっていたのでは?と地元群馬選出の議員や関係者の話。

昭和20年代から始まった八ッ場ダム事業。賛成、反対のきびしい住民対立を超えてようやく建設が始まった。その途上の平成21年民主党政権が誕生して前原国交大臣が「公約に従ってダム建設を中止する」と言明3年間もストップした。公共事業反対の観念論と生煮えの思い付きの公約だ。どれだけ大勢の人たちが振り回されたか。それにしても前例のない超大型台風19号に先立って60年かかってダムが完成、貯水を始めた。間に合ってよかった。下流域の人たちを救った。