世界の刑事司法の権威・専門家が集まり、法の支配を求める国連のコングレス、来春4月に京都で50年振りに開催―全国の中学校・高等学校にポスターでPRを

世界の刑事司法の権威・専門家が集まり、法の支配を求める国連のコングレス、来春4月に京都で50年振りに開催―全国の中学校・高等学校にポスターでPRを

自民党政調、法務部会で令和2年の予算説明あった。来年の目玉事業の一つが、4月京都で行われる国連のコングレスだ。この会議は刑事司法が法の支配に基づいて、きちっと行われると共に、犯罪防止と人権擁護が目的だ。

世界中190ヶ国以上が国連に加盟しているが、法の支配が行き届き、法手続に則って刑罰が確定し執行される国は少ない。EU加盟国と米、加、豪、ニュージーランド、日本など全世界の人口の2割にも満たないのでは? 北朝鮮のように、独裁者に抵抗すれば勝手に罪名をつけられ公開で機関銃で射殺される国もある。
法秩序の維持と違反した者に対する適正な裁判手続きと判決に従った収監、これらがどこの国でも行われなければならないのだが、現実は厳しい。

法の支配が人権の基本であることを、広く世界の共通認識とさせたい。このことを主目的として、4年毎に開催されるのがコングレスだ。前回はドーハで行われ、法曹関係者4000人が参加、今回は京都国際会議場で行われ、日本開催は5000人超が見込まれるという。「法律オリンピック」と言ってもよい。大いにPRしなければならない。日本のソフトパワーを示す絶好の機会だ。

私は国民に浸透するようPRをしっかりやることを主張し、担当者に
①予算の制約があるだろうから全国の中学・高校・大学にポスターを配布すること
②中学校1万校、高校は4,900、大学は700超、特に義務教育の中学校や後期中等教育の高校は、市町村や都道府県教育委員会に協力をお願いして配布すれば、数百万人の若い世代が見る
と提言した。