この白い石は多摩川の上流から集めたものですが石灰岩です。数億年前三多摩は海でサンゴが堆積してできました。—学芸大学で挙行された青少年の科学の祭典

この白い石は多摩川の上流から集めたものですが石灰岩です。数億年前三多摩は海でサンゴが堆積してできました。—学芸大学で挙行された青少年の科学の祭典

9月22日「青少年のための科学の祭典in小金井」が学芸大学キャンパスで挙行された。朝9時過ぎから親子連れが続々と来場し大賑わい。学芸大、農工大、各企業、団体などが100近いブースに別れて、様々な科学実験を青少年参加で型で行っている。

岩石から地球の成り立ちを考えるブース。多摩川の上流、中流、下流で採取した岩石を並べ違いを比較する。白い石灰岩は海底にサンゴが堆積して出来た。柔らかいので摩耗して中流以降には見られないという。先生が「岩石には三種類しかないのですよ。地中のマントルが火山活動で地上に噴き出て固まる火成岩。海に流れ込んで堆積して固まる堆積岩、さらに地中に潜り込み圧力で出来る変成岩です。」土屋「そうか。岩は長い時間をかけてぐるぐるまわっているんですか。」先生「その通りです。」

NICT国立情報通信機構による太陽黒点の増減(11年周期)による電磁波の強弱(宇宙天気予報)、土のなりたちと役割、ロボットづくり、音の発生と伝わり方、様々な生物の観察、到底全部観ることは出来ない。

主催は国際ソロプチミスト小金井を始め、10数団体による実行委員会だが市と教育委員会もバックアップ。スケールと水準、来場者1万人、全てにおいて抜群の科学の祭典だ。

稲葉市長時代の14年前に小金井工業高校を舞台に始まったのだが、10年程前に学外大学キャンパスで実施するようになりさらに充実、発展した。こういう草の根の力が自然科学教育を支えているのだと実感した。