『第四の核』フォーサイスの作品の中に、イギリスとロシア(当時のソ連)の情報機関のプロ同士の連携で惨事を未然に防ぐ物語 ー今回のウクライナ侵攻もプロ同士の連携は生きているのか

『第四の核』フォーサイスの作品の中に、イギリスとロシア(当時のソ連)の情報機関のプロ同士の連携で惨事を未然に防ぐ物語 ー今回のウクライナ侵攻もプロ同士の連携は生きているのか

アメリカ連邦議会でCIA長官が「プーチンは怒っている。焦っている」と発言。何が起こるかわからないと予測した。プーチンが核攻撃の命令を下した時、止められるとすれば内部のミリタリーや情報機関の力ではないか。

フレデリック・フォーサイスの『第四の核』という小説を読むと、ロシア(当時のソ連)の共産党書記長がスーツケースに収まる小型核爆弾をイギリスに持ち込んで爆破させようとする。それをイギリスとロシアのプロが「あうん」の呼吸で連携して阻止するというストーリーだ。

戦争の悲惨さを一番実感しているのが、情報機関や制服組(ミリタリー)だという。プロ同士がチャンネルを使って戦争を回避する。今回のウクライナ侵攻も政治家プーチンの判断を阻止できるのはロシア内部のプロではないか。