直言!土屋正忠のブログ

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石破内閣閣僚に小泉チルドレン9人。郵政解散で、当時の小泉総理が育てた芽が、19年で太い幹となって支えている

①法務大臣:牧原秀樹氏 ②文部科学大臣:阿部俊子氏 
③厚生労働大臣:福岡資麿氏 ④農林水産大臣:小里泰弘氏 
⑤経済産業大臣:武藤容治氏 ⑥デジタル担当大臣:平 将明氏 
⑦復興担当大臣:伊藤忠彦氏
⑧国家公安・防災担当大臣 坂井 学氏 
⑨経済再生担当大臣:赤沢亮正 

郵政解散選挙で、自民党では新人83人が当選しました。各々の背景と使命感を持って、衆議院議員として活動しています。

19年経過した現在では現役は半数となりましたが、大きく太い幹となって各分野で活躍しています。

岸田総理に敬意と感謝。身を捨てて回天の大技。9人の候補者が15日間百家争鳴。蘇った自民党。本日、石破総理誕生へ

8月14日岸田総理は、総裁選に出馬しないと声明。さらに志のある閣僚は、どんどん手を挙げてくださいと。ここから全てが始まった。

40~70代まで9名の候補者が名乗りをあげた。全国で各々が抱負を語り、最後は決戦投票で石破・高市両氏が争い、石破新総裁が誕生した。

岸田さんは派閥を解消して、パーティーの資金も5万円以上を公開にした。派閥解消と資金は政治の要だったが、両方を明解にした。

まるで阿蘇山の山焼きのようだ。全山燃えて、その中から新しい芽が出て来た。

岸田総理が見せた大技が自民党を蘇生し、日本の行く道を作ったことになる。拍手

本日、石破新総理誕生。

石破茂新総裁を決戦投票で誕生させた力は、自民党衆参両議員の良識です-野田立憲党首と対等に国の在り方を語れる人物として、選ばれたのでしょう

人気先行の小泉さん。党内で過去20年間全く議論していない選択的夫婦別姓を第一に掲げたことで、自民党の現職議員は、これで大丈夫かと思い至ったのでは。解雇規制の緩和やライドシェアの解禁。また早期解散も本格的議論から逃げていると見えた。小泉さんは、これを機会に頭で考えるのでなく、肌で考えて成長して欲しい。

高市早苗さんは、全国の保守派を結集して急速に伸びましたが「私が総理になっても、靖国参拝は続ける」という発言が響いた。そこまで言い切る必要があるのかという危惧を抱いた議員も多かったのでは?とはいえ、立ち位置をはっきりして、決戦投票に残ったのは国の内外にきちんとしたメッセージを出せたことになる。立派に役割を果たしました。拍手。

当選した石破茂さんとは共通の友人がいて、市長時代から交流があり、お招きをいただき鳥取市にお伺いして、当時の片山善博・鳥取県知事と三人で地方自治について500人の聴衆を前に講演したことを思い出します。

安全保障の権威として知られる石破さんは、故郷鳥取に対する深い思いと、全国の過疎地域をなんとかしなければという思い入れが強いのでしょう。

石破茂さん、自民党新総裁に当選。新しい日本を!

野田立憲民主党党首は、本音のトーク、情けあり、経験、実力も兼ね備えた強敵。自民党総裁が人気先行軽量級なら、ボコボコになる

安倍晋三回顧録に収録された、野党を代表しての追悼文を読むと、野田佳彦さんが並々ならぬ人物だと改めて理解できる。この人を相手に論戦するのは容易なことではない。

野田さんの追悼文は分かりやすい言葉と真情がこもっている。自分の失敗も率直に述べ、安倍晋三元総理を追悼するとともに、総理という重責を担う覚悟語り、これからは歴史の法廷に立って評価されると結んでいる。今、読み返してみても胸に迫る。情理を尽くした名追悼演説だ。

プーチンのウクライナ侵略以来、空気が変わった。立憲民主党は空想的平和主義と決別して、リベラル保守で生き残りをかけることになるだろう。

あと1年もすると野田さんが一方の極として政界を動かすだろう。自民党総裁・総理が人気先行のヤワな人物だとボコボコになり、来年の参議院選挙が危機となる。

石破茂さんの言う“防災省”は必要かな?能登地方に再び洪水災害-元旦の能登地震の瓦礫が9ヶ月経っても、放置されていた

元旦の能登地震の震災瓦礫が十分片付いていないのに、大雨で河川の氾濫だ。どうしようもないのだが、心が痛む。

それにしても9ヶ月も経ったのに、なぜ震災瓦礫がそのままになっているのか?ようやく東京都も瓦礫の処分の協力を申し入れた。

東日本大震災では、3.11の発災時から1ヶ月半後の4月中旬に当時の石原慎太郎知事が震災瓦礫の処分について、東北3県に協力を申し入れた。素早い、温かい対応だ。

今回、馳浩石川県知事は、いつ東京都にお願いしたのか。というのも震災瓦礫があったため、河川の氾濫で流れ出たのではないかと思えるからだ。

大震災や大洪水などにはオールジャパンで取り組む必要がある。力のあるところが地元の要請に応えて積極的に取り組む。政府は、自ら災害救助に取り組むと同時に東京都など力のある地方公共団体に積極的に要請することが大事だ。防災省が必要か?

昔は国土庁がその任務を果たしていたが。

自民党総裁は国会で選ばれ、天皇陛下から任命され日本国の総理大臣となる。国会では総理経験者の野田さん等とノー原稿で党首討論を行う。同盟国アメリカのハリス氏またはトランプ氏の大統領とも交渉する。メモを見ながらというわけにはいかない。総理に相応しい総裁を!

私のところにも用紙が郵送され、総裁選の党員投票が始まりました。締切は9/24投函と書いてあります。

候補者は40~70代まで、9人各々の立場で主張を述べています。かつてない百家争鳴です。

「一旦立ち止まり、原点に戻って総理を選ぶ選挙であることを自覚して投票しましょう」と党員からの問い合わせには、答えています。

そこから先は、現役の衆・参両議院367名の良識に期待します。

松下玲子前武蔵野市長に働きかけ、市の駐輪場を競争入札によらず、任意で買収した㈱レーサム。今度は大手の不動産会社のヒューリック㈱がTOBで買収するという。1株5913円で3年前に市が売却した当時の株価は600円で10倍だ

9/14付け日本経済新聞の12面の記事で、ヒューリック㈱がTOBによって㈱レーサムの株式を全株取得するとある。その株価は1株5913円で、㈱レーサムの親会社の香港の投資ファンドのオアシス・マネジメントと合意したという。

以下、この数年の経過 

・平成30(2018)年6月、㈱レーサムが吉祥寺大通りに面する東西6.4m、南北24mの土地を購入して、東側に隣接する武蔵野市の駐輪場の土地で東西11.7m、南北24mに狙いをつけて同年11月に共同開発を申し入れたが、市が断った。

・令和元(2019)年5月、㈱レーサムが市の駐輪場より駅から遠い土地を取得して、市の駐輪場との交換を市に申し入れた。

・令和3(2021)年10月28日、武蔵野市は吉祥寺駅北口1分の商業地にある吉祥寺大通り東駐輪場(東西11.7m、南北24mの土地)を西側に隣接する㈱レーサムに任意の契約で売却。当時のレーサムの株価600円前後が、その後上昇を始める。

・1年後の令和4(2022)年10月、香港の投資ファンドのオアシス・マネジメントが㈱レーサムに1株1700円でTOBをかけ成立。

・それと並行して㈱レーサムは、購入した旧武蔵野市吉祥寺大通り駐輪場の東側に隣接する風呂屋の土地を買収。(武蔵野市が駐輪場を㈱レーサムに売却していなければ、連続した一体の土地にはならなかった)

・それから2年して令和6(2024)年9月、ヒューリック㈱のTOBとなった。

以上、要約すると

① ㈱レーサムは東西6.4m、南北24mの壁のようなビルしか建設できない土地を取得 
② 東側隣地の市の駐輪場の土地に着目して共同開発が断られると、土地を取得することを目的に市と交渉を重ねた
③ ㈱レーサムは駅から遠い近隣の土地を取得し、市の駐輪場用地の交換的手法で売買を求めた
④ 市はこれに応じて、駅1分の市有地(商業地)と駅から3分の近隣商業地域の㈱レーサムの土地を交換的手法で売買した
⑤ ㈱レーサムは市有地を買収すると、さらに東に位置する民間所有の風呂屋敷地を買収した
⑥ その間に㈱レーサムの株価は600円→1700円→3200円(現在)→5913円(ヒューリックのTOB価格)と10倍に跳ね上がった

松下玲子前市長の市有地売却は、㈱レーサムの株価を10倍にした原動力ですね。結果として、市民を不便にして、民間会社のために働いたことになる。

小泉進次郎さん、選択的夫婦別姓のような家族法の根幹制度を変えるのに、議論しないまま総裁に一任しろというのですか?(9/14朝日新聞)

選択的夫婦別姓は過去20年間自民党内で、まともに議論されたことがない。ところが、総裁選挙になって小泉氏が突然主張しだした。明治以来150年続いた家族法の根幹を論議しないで「俺についてこい」で良いのか。

小泉氏は朝日新聞のインタビューに答えて
「総裁選で立場をはっきり示して議論している。仮にその政策を唱えている総裁が誕生した暁には、自民党一丸となって、その方針を賛同いただくことになる」
驚くべき発言だ。

父上の小泉純一郎総理が断行した郵政民営化とは、比較にならない家族制度の根本にかかわる変更ですよ。

進次郎氏は政治家の役割について、大きな勘違いをしている。

吉祥寺南病院を経営する啓仁会は、病院を全面改築する方針で10年間に渡って、武蔵野市と相談を続けて来た-継承する医療法人を決める責任がある

吉祥寺南病院が診療休止を発表して3カ月経過し今月末には、いよいよ閉院となります。

医療法人啓仁会が第二次救急の旧秀島病院を購入し、吉祥寺南病院と改称するとともに近隣の旧前進座跡地も購入し、老朽化した病院をそこに新築・移設するとの方針を武蔵野市に申し入れたのは10年ほど前のことです。

その申入れを受けて、市は都市計画法上のさまざまな手法を通じて、病院の移築・新設実現のために継続的に相談にのってきました。第二次救急病院の安定的存続が市民の医療・福祉に欠かせないという判断があったからです。啓仁会が取得した土地に100床を超える(当時の構想は180床)病院を建設するとなると都市計画法の地区計画等の措置をとって、周辺住民の理解を求める必要があったからです。

その後、新型コロナ感染症の流行があり、市の担当者も代わり今日を迎えているのですが、今回の病院売却は市政関係者にとっては、今までの10年は何だったのかとの思いがあることでしょう。1月就任の小美濃新市長にとって9月休診・閉院は、まさに想定外のことであり苦慮しています。

過去10年の交渉経過を重視して、啓仁会は後継医療法人を決める責任があります。

茂木幹事長が総裁選立候補にあたり、岸田総理が進めた防衛増税一兆円をやめるという-政権政党の要の幹事長としての責任は?

茂木幹事長は実務能力抜群との評価のある実力者だ。さらに、政権政党自民党の要であり、政策責任者として岸田総理を支えてきた。それが目玉政策の一つである防衛力増強で年4兆円のうち1兆円を増税で、という方針を撤回するという。日本の防衛力増強のために国民に負担を求めるという大方針は、国家の基本中の基本ではないか。ウクライナを見ればわかる。

岸田総理の支持率が低迷したのは、防衛増税を発表したからではないと思う。ネットで「増税メガネ」などと揶揄されて、今度は減税すると発表し実行したからだ。

岸田総理は腰が定まらない、方針がグラグラするとの印象を国民が持ったことだと思う。それをきっかけに、LGBT法(議員立法)や派閥のパーティー券の不記載等が続いた。

岸田総理の不本意な退陣表明だが「自分の国は自分の手で守る」「防衛力増強は国民の負担で」というのは正論だと思う。

茂木幹事長の実力は永田町では誰もが認めるというが、信念があるなら「防衛増税なし」は、幹事長時代に主張してほしかった。

日本とトルコの真の架け橋。歴史の十字路と言われるトルコ中部のアナトリア高原でヒッタイトや青銅器時代の発掘を続ける日本の中近東文化センター・大村幸弘先生

大村先生からメールが届きました。
「トルコ中央部アナトリア高原のカマン・カレホユック遺跡の発掘現場から4300年前の青銅器時代の金のイアリングが発掘され、盛り上がっています」とのこと。

この遺跡は今から3000年近く前に人類初の鉄器を作ったヒッタイト人の遺跡として有名です。大村先生のこれまでのお話を総合すると、この地カマン・カレホユック遺跡は何層にも渡って異なる時代の遺跡が出てきます。何故なら旧文明が滅びると都市を破壊して、その上に新しい文明をつくるからです。したがって、上から順に発掘していくと段々に古い地層が表れ、新しい発見があるとのこと。鉄器を使用したヒッタイト文明を発掘し、さらに掘り進めると1000年も古い地層から鉄が出たとのこと。3000年といわれる鉄の歴史を変える発見か?現在は基底部近くになりました。そこで4300年前の青銅器時代の発見があるとのこと。

8月下旬のメールでは、「45℃の熱暑が去り、朝夕はセーターが必要」「三笠宮記念庭園は大人気で1日4000人もの現地の人々が訪れる」と書いてありました。三笠宮さまは古代オリエント文化研究の第一人者であられ、中近東文化センターを創設されました。なお、財政的支援は当時の出光興産です。

大村先生のような息の長い考古学調査を続けることが歴史の再発見につながり、真の日本とトルコの友好の絆を深めることだと思います。

大村幸弘先生の帰国報告会が待たれます。

自民党総裁選挙の本質は候補者の人柄、経験、実力、強い意志、腹がすわっているか否かを見極めることです-総理として日本国を背負えるのは誰か

人気だけで選ぶと大失敗し、日本が危うい。世界を相手にする総理を選ぶことになるのだから。

2009年の民主党政権誕生の時のように国民が熱病にかかったように雪崩を打って投票すると散々な目にあう。また政策は状況に応じて変化するが、今までの主張を大幅に変える人物は信用できない。

まさに第一に党員と衆・参両院の367名の国会議員の見識が問われている。

小泉進次郎氏「夫婦別姓、個人としては賛成」(朝日新聞9月3日付)-今問われているのは、総裁候補としての見解ですよ

自民党総裁候補は当選すれば総理となり、自民党のリーダーとして総選挙を闘う立場だ。

公人としての見解が問われているのに、「個人として」と前提をつけるのは、覚悟ができてない現れではないですか。残念。

これから、さまざまな政策を発表するのでしょうが、その前提に政治家として日本国を背負うという覚悟と迫力が必要です。

小美濃武蔵野市長の訓示「職員自らが、どんどん地域に出る」。パソコンで報告書をきれいにまとめるだけでは、市民の役に立っていないと読める

武蔵野市報9/1号に、小美濃市長の職員に対する訓示が載っている。「職員自らがどんどん地域に出て、市民の声を聴き、今、地域で何が起き、市民が何を感じているのか知ってほしい。その上で、一緒に市民のためになることを考え、市民目線の施策につなげてください。」実に適確な指示である。市長就任後の最初の職員への訓示とのこと。

松下市政の時代「市民の声が市政に届かない」「職員が市長の方ばかり気にしている」と言う声が、私のところにも数多く寄せられていた。

もう一つの不満は「何か計画を立てる時の資料が40~50頁。何が大切なことで、どこを読めばよいのか」「あんな大部の資料を誰が読むのか?」という声だ。

パソコンに向かって大部の資料を作成して、仕事をやったと思っている職員は、大事なことを市民に知ってほしいという意識が欠如している。情報公開という名の情報隠しである。

小美濃市長は同じ9/1号の市報に、市長に直結する「市民目安箱」を作ったと書いてある。「市民のために働く市役所」が小美濃市長の公約のひとつだった。

河野太郎代議士「派閥から裏金受領した議員には、全額国庫返還をしてもらう」と-昨年の11月から9カ月経ったのに、今までなぜ主張しなかったのか

上記のように主張したが、その後発言を修正して派閥に返納してもらい、派閥が解散する時に国庫に返納すると発言した。

しかし政党交付金と異なり、パーティーの売上げは各議員が努力して、個人や企業に買ってもらったものだ。議員にとっては「自分が努力したことが、たとえ不記載だったとしても国庫に返納するというのはいかがか」との思いがつのるだろう。

さらに、自民党総裁選挙に立候補することが決まったら、突然主張しだした印象だ。昨年11月以降、半年に渡って岸田総理が解決に奔走していた時にこそ、発言すべきではなかったのか?

パフォーマンスと言われても、止むを得ない。残念だ!

自民党総裁選挙。前回の2021年9月は、安倍晋三元総理というキングメーカーがいた

前回の自民党総裁選挙にいは、河野太郎・岸田文雄・高市早苗・野田聖子各候補が立候補しました。以下、当時のマスコミ評から。

第1回投票で岸田文雄候補は何票とれるかがポイント。河野太郎候補が過半数を獲得することはないと思うが、大勝すると勢いが増し大きな流れになりかねない。そこで安倍元総理は清和会を中心に高市早苗候補にテコ入れした。

ところが高市早苗候補に票が集中しすぎると、岸田候補が三位になりかねない。そこで安倍さんはシンパの議員に「打ち方止め」とブレーキをかけたと言われている。

第1回投票結果 

見事、岸田候補が第1回投票でも1票河野候補を上回りました。

決戦投票(党員票は、都道府県ごとに各1票として計算)

安倍総理が第1回投票で推した高市早苗候補の票が岸田候補に流れたとの評価。岸田文雄文雄候補は、安倍政権で外務大臣を長く務めたので、安倍さんはその力量を評価していたのでしょう。

今回は派閥も解消になり、キングメーカーがいません。自民党始まって以来の初めての総裁選挙です。それだけに自民党員の良識と衆・参両議院の見識が問われています。

日本国のリーダーは、人気か実力か人柄か?

※第1回の党員票は、全国の党員が都道府県ごとに投票し、都道府県の所属議員数に応じて配分する。そのため党員票合計は自民党の衆・参議員数と同じである。

枝野幸男さんが「新たな時代の国民政党へ脱皮」とのスローガンで立憲民主党の代表選に立候補?-痛烈なパロディに思える

枝野さんは2011年3月11日の東日本大震災の時の菅内閣官房長官で、数々の失敗を重ねた。特に放射能拡散予測に文科省のSPEEDIを使わず、地図上に3km・20km・30kmと円で表示し住民を避難させた。実際の拡散状況は原発の北北西方面で、住民の避難した方向だった。(福島原発事故独立検証委員会報告書)

さらに2021年の前回の衆議院議員選挙で党首として共産党と連携し、立憲共産党と国民から言われ、14議席減で惨敗し、責任をとって党首を辞任した。社会党・民主党時代を通じて、衆議院の議席が100を切ったのは初めてのことではないか。

発表された政策を見ても、消費税実質5%減税他で、これでは山本太郎さんの公約だ。その他の政策も古い手垢のついたものばかり。古いタイプの政治家の象徴に思えます

日本がリードして「シップリサイクル条約」の締結推進。ついに2025年6月26日発効-船舶解体における労働安全確保と環境保全が目的

船舶は世界各地の造船所で造られますが、廃船になって解体されるのはインド・パキスタン・バングラディッシュ等です。

1999年以前は特別なルールもないため、大部分は前記の国々で解体され、有害物質の含まれる機器が無造作に放置拡散されていました。

その後、船舶機器の取り外しによって作業従事者に健康影響が出たり、土壌汚染等が懸念されるようになりました。また、巨大な船体の解体で高所作業の危険もあり、先進国の開発途上国への公害輸出だとの厳しい指摘もありました。

そこで立ち上がったのが日本やノルウェーでした。国際海事機構(IMO)の中で他国に働きかけて、2009年に香港にて「シップリサイクル条約」が採択され、具体的な規制基準作りが始まりました。

この条約が有効に発効するためには15か国以上が批准すること等の要件があるのですが、2023年6月26日にバングラディッシュとリベリアが条約を批准し、その2年後の2025年6月26日に発効することになりました。

対象は国際航海に従事する500トン以上の全ての船舶です。
① 船舶は有害物質一覧表(インベントリ)を作成・維持・管理し、認定されたリサイクル施設に持ち込む
② 船舶リサイクル施設は、労働安全の確保と環境汚染の防止に関する基準適合の承認を取得した施設に限る 
等であります。

私は海事振興連盟の勉強会に定期的に参加していて「シップリサイクル条約」は8月の勉強会で学びました。日本の輸出入の99%は船便です。島国日本の最重要分野が海運です。

海国日本がリードして、国際条約の締結。素晴らしい。

自民党総裁選挙の見通しについて、麻生副総裁は語った「わからねえ」。大昔ならニッカ・サントリー・オールドパー等と言われたのだが

記者から総裁選挙の見通しを聞かれた麻生副総裁は一言「わからねえ」と。

派閥は麻生派を除いてすべて解散した。自民党国会議員は派閥と言う集団を失ってサバサバした解放感と同時に、寄る辺の無い不安感を感じているのではないでしょうか。

田中角栄さんが活躍した昭和30~50年代までは、派閥の全盛期だった。各々首相候補を立てて闘った。田中派の合言葉は「一致団結、手弁当」で鉄の団結を誇った。

他の派閥も多少の違いはあるにせよ派閥内を締め付け、さらに他の派閥に切り崩しを図る作戦で実弾(お金)が飛び交った。特に中間派と言われた国会議員に対する働きかけは激しかった。

そこで、ウイスキーに例えて「ニッカ、サントリー、オールドパー」という言葉まで生まれた。ニッカとは二つの派閥から現ナマを貰った人。サントリーは三つの派閥から、オールドパーは、あちこちの派閥から貰って立ち往生して、いざ投票となったら自票を入れた人のことだ。

今は政党交付金(税金)が政党に交付される時代だから、そんなことは出来ないのだが。それでも今までは、派閥単位の行動が常識だった。

今回のように選挙する党員と議員が各々自由意思で投票するとなると、候補者の人格・見識・力量が試されるとともに、選挙する側、特に国会議員の力量もテストされることになる。

これからの一カ月の戦い20人の推薦人を集めて正式の候補者となるのが誰か、さらに候補者となった人の人柄・見識・力量・健康・年齢など、厳しく判断される。

日本の政治の曲がり角だ。

日本の新しい音楽、ここに始まる。民謡クルセイダーズ-佐渡おけさ等の正調の民謡15曲を軸に、レゲェ調やラテン調でアップテンポでつなぐ

先日、武蔵野市民文化事業団主催の民謡クルセイダーズの公演を聴きました。

まず巨大PAのアップテンポの演奏で聴衆の注目を引き付ける。そして頃合いを見て、舞台中央でフレディ塚本(男性ボーカル)が浴衣姿で、張りのある美しい声で佐渡おけさを唄い出す。実に心に浸みる歌声だ。

この演奏スタイルで、串本節・おてもやん・真室川音頭・ホーハイ節・会津磐梯山・ちぃあわせ音頭と続く。女性ボーカルも交代で数曲。なかなかだ。

バンドは、エレキギター・キーボード・シンセ・ベース・ピアノ・コンガ・ティンバレス・ボンゴ・パーカッション・トランペット・トロンボーン・サックス・ハモンドオルガンも。

第二部は貝殻節・大漁歌い込み・南部俵積み唄・ソーラン節・木曽節・ハイヤ節・炭坑節。ここで観客が立ち上がり、全員で盆踊りの所作。子ども向けのアレンジが入り、一旦終了して、バックは大拍手とともに退場。やがて男性ボーカルのフレディ塚本さんが再登場。アカペラのソロで相撲甚句を唄い、感謝の気持ちを表し観衆を送り出す。誠に印象的なフィナーレだ。

1200席の大ホールが完売。拍手と掛け声が相次ぎ、舞台の前には追っかけが数十人立ち上がって調子を盛り上げる。観客は若い人から子どもたち、中高年まで様々だ。

ボーカルが男女とも正調で舞台を引き締めるのが強い印象に残った。ラテンと民謡の融合で、日本の新しい音楽の誕生だ。世界中の人に日本の民謡の魅力を伝えてほしい。

民謡クルセイダーズのフレディ塚本さんと16名の仲間たちに大拍手。

武蔵野市の生涯学習事業団の若い女性学芸員がライブを聴いて企画したという。

岸田総理が退陣を表明してから一週間。後継候補に名乗りを挙げた人は11名!自民党の危機感とエネルギーを感じる-立憲民主党は泉さんと枝野さんの2名ですか

パリオリンピックと旧盆の休みの中、政治情勢が一変しました。

8/14に、岸田総理が9月の自民党総裁選挙に立候補しないと記者会見しました。現閣僚にも「志ある人は、遠慮しないで立候補を!」と。名乗りを挙げたのはベテランから若手まで11名を超えます。日本国の未来について百家争鳴してほしいです。

岸田総理は派閥の裏金問題に端を発し、自民党を立て直すため、派閥解消とパーティー券を5万円超で購入した個人または企業の名前を公表するとしました。どこの政党でも、派閥と資金は機微にふれる最大の課題です。その二つにメスを入れたので、捨て身の焦土作戦です。麻生さんに反対されても敢行しました。その時点で、身を引く覚悟だったのでしょうか。

野焼きの中から新しい草木が芽を出すように、政治資金を明解にして、派閥に代わるオープンな集団を作って、国民の期待に応える新しい政治を作る時が来ました。

総裁候補となるべき人は、日本の未来について大いに抱負を語ってほしいものです。

同じく9月に予定されている立憲民主党の党首選は、対抗馬は枝野元官房長官一人ですか?

高村正彦元外務大臣ー日米同盟を基軸に、中国とも現実的対応。緊張を高めず、日本の国益は譲らない。日本を代表する外政家。このたび著書を出版

自民党には腹の据わった大外政家がいます。
高村正彦元衆議院議員です。

「外交の失敗は一国を滅ぼす」との信念で、1980年に初当選以来37年、外政家として振る舞い国益を守り続けました。

このたび、新潮選書で『冷戦後の日本外交』を発刊されました。兼原信克氏等と対談形式の著作で、現在発売中。

内容は大別して三つに分かれます。

① 外政家としての歩み。日米同盟を基軸に中国・韓国・カンボジア等の東南アジア諸国との体験が語られています。

② 小泉内閣の郵政解散等の評価や安倍内閣での安保法制・重要影響事態法など。

③ 自民党の副総裁として平和安全法制の理論的主柱となり、その判断基準を最高裁判決に求めました。

とりわけ「集団的自衛権は、昭和34年12月の最高裁判所大法廷判決で決まっています。田中耕太郎裁判長は条約優位論・国際法優位説だったのではと推量」高村元外務大臣は、その主張がブレずに一貫していて、国会での世論をつくりました。読み応えのある著作です。

大江健三郎を皮肉?って評価しています。「平和を主張しているから評価する。憲法9条があったから平和を守れたとの主張は?」「私も平和を求めるが、日本は大きな常識に基づいて自衛隊をつくった。さらに日米同盟が基軸です」と述べています。

日本の初等教育には、運動会・学芸会や学級会等の子どもの成長を促す特別活動が必須だー現場教師の全国研究集会開かれる

8月6・7日の両日、羽田イノベーションシティ ゾーンで公立小学校の現場教師の全国小学校学校行事研究会が開かれました。武蔵野市立千川小学校・鈴木恒雄校長が会長で、お誘いを受けました。

この大会には全国各地から運動会や学芸会、学級会等の特別教育活動が子どもの成長と自律心を促す最高の教育だと考えて有志の教員が集まっていました。その背景には、次のような流れがあります。

国が定める学習指導要領の最近の傾向は、教科を充実させようという流れです。確かにIT教育や環境教育等が付け加わり、教科の内容は幅広く、量も増えています。一方、教師のなり手が不足し、対策として教師の負担を軽減しようとする働き方改革もあります。これら二つの流れから、運動会・学芸会や学級活動等を減らして調整するというのが、学校現場の傾向です。

この集会では、特別活動を通じて子どもたちが他者と協同し、そして自分自身を見つめ直す、自発的行動の原点や集団の意味などが具体的事例を通じて発表されました。(ビデオ)

・生まれながらのダウン症の子どもが普通学級で同級生に支えられながら成長する。同級生が語る「生まれて初めて、他の人に頼られた」
・子どもたちの話し合いで学校内外のゴミ拾いをしたグループ。イヤイヤ参加した子どももいる。その子が感想を語る「もうゴミ拾いはしたくないけど、ゴミを捨てないようにする」
・自然の中で宿泊体験と農作業に携わった子どもが語る「もっと居たい。帰りたくない」「お米を大切にする」。民宿のお父さん、お母さんと涙の別れ
・運動会で競争と応援団の活躍などに子どもの成長がリアルに語られる

これこそ教育の原点ではないでしょうか。

教科を効率的に教えることは大事ですが、教科で得た知識を生かし、主体的に判断する子ども。さらに大切だ。

教育は教えることと育てることによって成り立っています。目先の効率だけでなく、子ども意欲と主体性を育てること。学校行事に注目しよう。

萩生田光一自民党都連会長辞任。後任に井上信治総務会長

昨日8月5日午後、自民党東京都支部連合会の緊急支部長・常任総務合同会議が開催された。

萩生田光一会長は7月7日投開票の東京都議会議員補欠選挙で、8人中2人しか当選できなかったことの責任をとって辞職を申し出て、了承された。

直ちに役員選考委員会が開催され、井上信治総務会長が推薦され、全会一致で会長に選出された。

会長    井上信治衆議院議員(新)
総務会長  木原誠二衆議院議員(新)
政調会長  平 将明衆議院議員(再)
幹事会   菅野弘一都議会議員(新)

新しい布陣で、来年の都議会議員選挙、参議院議員選挙と予想される衆議院議員選挙に全力を挙げることとなった。

都民の信頼回復に全力。