JR中央線 三鷹ー立川間複々線事業費3600億円。運賃で回収できるのか。JR東日本や国土交通省副大臣に陳情

JR中央線 三鷹ー立川間複々線事業費3600億円。運賃で回収できるのか。JR東日本や国土交通省副大臣に陳情

旧国鉄時代の複々線化計画で東海道線・東北線・総武線・常磐線・中央線の五方面作戦のうち、西に向かう中央線だけが東京23区に直近の三鷹駅までしか完成していない(昭和44(1969)年)。その後、三鷹駅ー立川駅までの高架事業は平成22(2010)年に1750億円かけて完成したが、線増部分の複々線化は停滞したままだ。三鷹ー立川間は地下で建設する計画だが、3600億円と見込まれている。

現行のルールでは、この3600億円はJR東日本が金額負担する。それだけ投資して総武線を立川駅まで延長しても利用客の増加はどのくらいあって、運賃収入で投資を回収できるのかといえば、なかなか難しいという試算が平成25年の調査結果だ。

先日11月16日、JR東日本の本社で渡利常務以下幹部に陳情。その後、国土交通省豊田副大臣にも陳情した。両者の見解は、投資が回収できるようなスキームを考えてほしいということだ。東京都の三多摩振興という視点から新しいスキームを検討する時が来ていると思う。

また、中央線にグリーン車2輌を連結する工事が着々と進んでいるが、完成は令和5年度末の予定という。JR東日本の皆さんに、グリーン車2輌連結で「これで終わり」ということにならないようお願いしました。

なお、陳情者は清水立川市長を先頭に井上信治衆議院議員、小田原潔衆議院議員。私は、中央線三鷹ー立川間複々線促進協議会の顧問として同席陳情しました。