「行政機関の所有する個人情報を匿名加工してビッグデータとして利活用する法律―衆議院総務委員会で可決」

「行政機関の所有する個人情報を匿名加工してビッグデータとして利活用する法律―衆議院総務委員会で可決」

今朝7時50分から総務省幹部と国会対策について打合せ。

9時からの衆議院総務委員会で「行政機関等の保有する個人情報の適正かつ効果的な活用による新たな産業の創出並びに活力ある経済社会及び豊かな国民生活の実現に資するための関係法律の整備に関する法律案」の法案審議が3時間行われたのち賛成多数で可決された。

賛成は自民・公明・民進・おおさか維新の会、反対は共産・社民だ。

この法律は行政機関が所有する個人情報について、個人が識別出来ないように加工して(匿名化)、民間の求めに応じて提供するためのものだ。

世界中でITを駆使して情報を匿名加工してビッグデータとして利活用するという動きが始まっている。

ビッグデータの利活用によって今まで想像できなかったような新産業が創出されるだろうと言われている。

では、その新産業とは何かと問われれば、未だ明確な姿が見通せないのだが、世界的潮流に遅れては取り返しがつかない。

個人情報の保護が大前提なのはいうまでもない。

行政目的達成のため、法に則って義務的に集めた個人情報を基にした匿名加工情報なので、提供にあたっては慎重でなければならない。

民間からの提案は各省庁が判断して対応するのだが、加工することに大量の事務を必要とするものや、犯罪歴、人種、思想信条等は対象としないことは当然だ。今国会で可決成立すれば、これからは具体の「基準」づくりが課題となる。

 

【2016年4月21日(木) 副大臣公務日誌】

(午前)

(議員会館にて)

8:00~ 国会打合せ

(衆院分館にて)

9:00~12:00 衆議院総務委員会に総務省提出の行政機関個人情報保護法等改正法案の法案審議に副大臣として出席。採決された。

(午後)

(衆院内にて)

衆議院本会議に出席

(議員会館にて)

●(レク)

(総理官邸にて)

第6回社会保障制度改革推進会議に副大臣として出席

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 (総務省省議室にて)

第11回総務省非常災害対策本部会議に副大臣として出席

(副大臣室にて)

●熊本県町村会荒木会長(熊本県嘉島町長)、全国町村会藤原会長(長野県川上村)から、平成28年熊本地震に関する緊急要望を受ける

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●熊本地震被災地における地方税の対応・三菱自動車の燃費不正問題について(レク)

●熊本震災被災地への応援職員の派遣について(レク)

●種々打合せ(日程、報告等)