「日本一の地方青果市場の売上800億円超―多摩青果お客様感謝の集い」

「日本一の地方青果市場の売上800億円超―多摩青果お客様感謝の集い」

朝8時30分から国立市の東京多摩青果(株)国立市場の恒例の食育祭りが開催され出席。2000人近いお客さんが並んで開会を待っている。

1人1キロの蜜柑が無料配布されるのだが、お目当てはご奉仕価格の野菜だ。100円均一で大根、ジャガイモ、ニンジンなどが並び、黒山の人だかりで売り場が見えない程だ。小さな子供連れの家族も目立ち、皆楽しそう。新鮮でお買い得の野菜・果物となれば頬も緩む。

多摩青果(株)は吉祥寺が発祥の地だ。

65年程前、鉄道の貨車で野菜を運んでいた時代、吉祥寺駅南口の井の頭線ガード下に会社があった。私は、その前を通って武蔵野市立三小・三中に通っていた。

やがてその敷地が手狭になり、青果の運搬手段が貨車からトラックに変わると、三鷹市と調布市の境に移り、そのあと現在の中央高速道の国立府中インターに接続した宏大な土地に移転した。

多摩青果・国立市場の年間売り上げは800億円を超えて、消費地は三多摩各市や埼玉県西部・山梨県東部に及び、最近は圏央道の整備で神奈川県北部の地域に及んでいる。都道府県が整備する中央卸売市場を除く民間の地方市場では断トツのトップだ。大井や淀橋などの中央卸売市場を含めても全国5番目だという。

吉祥寺育ちのビッグな企業の活躍を大いに期待したい。

<9時開場を待つ大勢の方々>

DSCF4938