立憲民主党の蔵野議員が吉祥寺の駐輪場売却問題で反対陳述をした私に質問。土屋市長時代の平成5年にこの土地を取得して、平成17年に市長を辞めるまでの間に何もしなかったのですかと。

立憲民主党の蔵野議員が吉祥寺の駐輪場売却問題で反対陳述をした私に質問。土屋市長時代の平成5年にこの土地を取得して、平成17年に市長を辞めるまでの間に何もしなかったのですかと。

9月16日の武蔵野市議会建設委員会で、売却反対の陳述をした後、建設委員の蔵野議員から表題のような質問がありました。そこで次のように答えました。

  1. 平成5年にこの土地を市が取得した当時は、吉祥寺駅北口再開発事業が昭和62年に完了して5年。武蔵境駅北口の再開発に取りかかっていました。
  2. 当時は武蔵境は大正年間にできた平屋の鉄道駅舎がそのまま残っていて、武蔵境ではなく“昔境”などと言われていたほどでした。
  3. 昭和52年に当時の後藤市長が発表した武蔵境再開発案(後藤案)が都市計画審議会に議案として提案されましたが、地元の反対が強く、俗にいう「行くことも出来ず、退くことも出来ない」という状態でした。
  4. そこで吉祥寺駅北口再開発事業が完了したので、武蔵境駅北口再開発事業(土屋案)を発表して全力を挙げて進めている最中でした。
  5. 同時に武蔵境駅南口の農水省食糧庁倉庫跡地を取得するため、市議会の中に特別委員会を設置して頂き、並行して国に働きかけをしていました(現在の武蔵野プレイスです)。
  6. 中央線三鷹ー立川間の連続立体交差化事業も展開していました。
  7. それだけでなく、三鷹駅北口の東西の区画道路の線引きや南口の玉川上水の東側道路の整備もやっていました。
  8. このような状態だったので、吉祥寺東部地区は将来の再開発の種地を何か所か購入しましたが、具体的な計画には至らなかったです。

長くなるのでその時は申し上げませんでしたが、それ以外にも

  1. 亜細亜大学通りの拡幅と三鷹駅北口までの全線開通 
  2. 北裏区画街路がJR宿舎で停まっていたのを用地買収して、八幡通りまで全線開通 
  3. 吉祥寺駅南口の七井橋通りの拡幅の事業決定 
  4. 吉祥寺駅南口の公会堂前の通りが行き止まっていて、花見時など大混雑で危険だったのを直接公園に行けるように用地を買収して新しい入り口の道を設置 
  5. 大渋滞解消のため、都道五日市街道を拡幅するために市が請け負って土地買収を進めたこと(土地代は都が負担) 
  6. 南北の都道の八幡通りを練馬区境まで同様にして市が請け負って土地買収をして拡幅したこと(土地代は都が負担)

等々を付け加えるべきだったと思う。吉祥寺東部地区についても、本町コミセン以外の市有地はすべて私が市長時代に再開発の種地として用地買収をしたこと。また、吉祥寺図書館・吉祥寺シアターもつくり、環境改善をはかったことなどを付け加えるべきだった。以上、私の市長在任中22年間の都市計画です。

蔵野議員、貴方の所属する立憲民主党が推薦する市長が誕生して16年経ったわけですが、新規で実施した再開発や道路事業など何かあるでしょうか?