消費が低迷しているのは消費税が高いからではない。コロナで自粛して縮こまっているからだ

消費が低迷しているのは消費税が高いからではない。コロナで自粛して縮こまっているからだ

昨日8月24日に開かれた自民党政務調査会新型コロナウィルス関連肺炎対策本部で、経済対策について2時間集中審議が行われた。経済活性化のため、何人かが消費税減税をと主張。こういう主張をする議員は、現実に街の声を聞いているのだろうか。

経済が低迷しているのは消費税が高いからではない。コロナウィルス感染症を恐れて国民が自粛して外出をしないからだ。消費税のような基幹税を下げたら、再び上げるのに何年もかかる。
イギリスが下げたというが、イギリスは伝統的に景気対策に使っている。25%の範囲なら、財務省令で政府判断で自由に上げ下げ出来るのだ。そのことを英国民は受容して、消費税というものはそういうものだと認識している。
ところが日本は租税法定主義を厳格にとっているので、政府の判断で上げ下げ出来ない。そもそもイギリスの消費税は20%で、日本の倍の税率だ。自民党は政権与党なのだから、国会議員も俗受けのする人気取りに走らず、しっかり国民に訴えて欲しい。今必要なのは国民に対する力強いメッセージだ。