毎年冬に数百万人の単位で感染者が出るインフルエンザ。今年は僅か1.4万人。学級閉鎖は毎年数千校が、今期は僅か3校だったとの報道

毎年冬に数百万人の単位で感染者が出るインフルエンザ。今年は僅か1.4万人。学級閉鎖は毎年数千校が、今期は僅か3校だったとの報道

秋から冬にかけて流行するインフルエンザの原因となるウイルスは新型コロナウイルスと同属のコロナウイルスだ。

毎年インフルエンザに感染し、死亡する人は3000人。インフルエンザがきっかけで持病が重くなり、亡くなる人をカウントすると1万人と言われてきた。

昨秋、インフルエンザ蔓延期を迎えるにあたって2つの見方が専門家から指摘されていた。

  1. 新型コロナ感染者と例年のインフルエンザ感染者が同時発生すれば、医療は崩壊だ。そのためインフルエンザワクチンを早めに接種すべきだ。→インフルエンザワクチンは増産して3000万人分用意した。
  2. ウイルスには干渉効果がある。同じコロナ属なので、干渉するのでは。

この2つの見方は、両方とも正しかったのかも知れない。インフルエンザワクチンの早期接種が効いたという見方とコロナ属ウイルス同士が干渉したのだということもいえる。インフルエンザワクチンは例年に比較して、20%増産したと記憶している。

以上、本日のインフルエンザ感染者1.4万人、学級閉鎖わずか3校というテレビ報道を見て、昨年の論議を思い返しています。

厚生労働省は責任をもってインフルエンザに関する情報を国民に知らせてほしい。