松下市長の答弁「住民投票の結果を尊重は、○×の多数意見と少数意見も尊重するという意味です」。これでは単なるアンケートで、4000万円かけて一票投票をする意味がない

松下市長の答弁「住民投票の結果を尊重は、○×の多数意見と少数意見も尊重するという意味です」。これでは単なるアンケートで、4000万円かけて一票投票をする意味がない

12月13日の武蔵野市議会総務委員会で、松下市長は○×の多数意見と共に、少数意見も尊重する。結果の判断は市長や市議会議員の役割、と答弁した。

この答弁は市議会議員が「住民投票によって結果が出た場合、それを尊重すると条例にある」「さらに市が示した住民投票条例の解説には、結果は実質的に拘束力を持つと書いてある。実質的に拘束力があるなら、憲法73条により市長と市議会が決めるという二元代表制の原則に抵触するのでは」との質問の答弁です。

市長は条例に書いてある「結果を尊重」について、結果は○×2つあるのだから、両方を尊重する意味で拘束力を持っていないと述べたのである。○×投票で「結果を尊重」と言えば、少数意見を捨て多数意見を尊重するのが日本語の使い方だ。
○×の多数意見と共に、少数意見も尊重するというなら、4000万円も費用をかけて、わざわざ一票投票をする意味はない。アンケートで十分だ。民主主義の大原則の一つ、多数決原理を否定していることにもなる。大丈夫か?