李登輝元台湾総統のご葬儀に日本から森元総理ご参列。安倍前総理弔電

李登輝元台湾総統のご葬儀に日本から森元総理ご参列。安倍前総理弔電

李登輝元総統は蒋介石以降、軍事政権が続いた台湾で初めて公選で選出され総統になった方で、マスコミは「台湾民主化の父」と報道する。同時に蒋介石が中国本土から毛沢東の共産党に敗北して逃れてきた“外省人”であるのに対して、台湾生まれの台湾人として活躍した“本省人”の代表でもありました。また、中国本土の共産党政権が台湾解放を掲げて政治的・経済的・軍事的圧力を加え続けたことに対し、時には柔軟に対応し台湾人のための台湾を貫いてきた偉大な政治家であります。戦前日本が台湾を統治していた時代に京都大学に通い、大の親日家でもありました。

日本で2011年3月11日に東日本大震災が発災。死者・行方不明者は2万人に達する未曾有の大災害でした。親日の台湾は直ちに救援隊を派遣してくれました。(菅直人政権により中華人民共和国に配慮し、中国の到着まで2日間待機させられましたが。)また、義援金として官民で252億円と巨額な援助も頂いた。台湾人の人口は2400万人。日本の人口に置き換えると1500億円相当になる破格の好意です。

親日台湾を象徴する李登輝さんの告別式に永年の交流のあった畏友・森元総理がご列席されたことに一国民として心から御礼申し上げます。

私たち日本人は、これから台湾とどう交流し支えるのか考え続けなければなりません。

(参照:当ブログ李登輝先生ご逝去。台湾人の為の台湾を骨太にデザインして実現した大政治家」)