岩手県三陸鉄道が累計乗車人数5000万人突破

岩手県三陸鉄道が累計乗車人数5000万人突破

岩手県の沿岸12市町村をつなぐ三陸鉄道。北の久慈市から南の盛まで163㎞。第三セクターとして日本一営業距離が長い鉄道だ。1984年の開業以来、累計乗車人数が5000万人を超えたという。

2011年3月11日の東日本大震災で、岩手県で沿岸13市町村が被災したが、そのうち12市町村が三陸鉄道でつながっている。三陸鉄道は北の久慈~宮古間は北リアス線、南の釜石~盛までが南リアス線で、この間の宮古から釜石までがJR東日本の山田線だった。東日本大震災で山田線は至る所で寸断された。JR東日本が8年かけて全線再建して、第三セクターの三陸鉄道に移譲された。これによって旧北リアス線、旧山田線、旧南リアス線の計163㎞が全線開通し、本年3月23日から営業が始まった。私もこの開通式に渡辺復興大臣やJR東日本の深沢社長、地元の鈴木俊一代議士等と共に招待されて参加した。

再開以来6ヶ月、全国からファンが集まっている。現在、ラグビーワールドカップの開催地となった釜石市の鵜住居(うのすまい)競技場の前にも、三陸鉄道の新駅ができた。JR東日本は深沢社長の肝いりもあって、大人の休日倶楽部等、三陸鉄道経由の割引周遊券を発売している。フレーフレー三陸鉄道、フレーフレー岩手県。東京をはじめ首都圏の皆様、三陸鉄道に乗ってみませんか?