尖閣諸島には中国の漁船がいまのところ大挙押し寄せる気配はない―中国当局はトランプ大統領の圧力を受けて日本を刺激しない方針か

尖閣諸島には中国の漁船がいまのところ大挙押し寄せる気配はない―中国当局はトランプ大統領の圧力を受けて日本を刺激しない方針か

中国は東シナ海での漁業資源の保護のため、8月15日まで独自に禁漁していた。
近年、中国は尖閣を自国領土とまで主張し始めたが、歴史的背景を考えると国際法を全く無視した不法・不当な主張だ。
6、7月にかけては中国の公船が度々尖閣周辺の日本の領海に侵入して、挙げ句の果てに日本の漁船を追い回したほどだ。
そこで中国の決めた禁漁期間が過ぎた8月16日以降は、中国の漁船が大挙して尖閣周辺に押し寄せるのではとの観測があった。しかし一週間経っても、そのような報告はない。

米国のトランプ大統領が中国に対して、スパイ容疑で中国のヒューストン総領事館の閉鎖を命じるなど、米中には知的財産を巡って緊張が続いている。
米国からの圧力に対して、尖閣では日本と軋轢を起こすのは得策ではないと判断したのだろうか。

領土問題は国家の最重要課題なので、絶対に油断してはならない。これからも中国と友好を深めていくためにも、一歩も引いてはならない。ダメなものはダメなのである。
最前線に立つ海上保安庁の皆さん、まことにご苦労がありますが、よろしくお願いします。