坂本龍馬の維新直前の書“船中八策”の真筆が展示。第五義に上下議政所とある。今回の国会を予言。

坂本龍馬の維新直前の書“船中八策”の真筆が展示。第五義に上下議政所とある。今回の国会を予言。

国立国会図書館で議会開設130年 記念議会政治展示会が開催されている。最初のコーナーに坂本龍馬のいわゆる“船中八策”の真筆が展示されている。慶応3(1867)年11月『新政府綱領八策』とある。

その第5義に「上下議政所」の有名な記述が見える。英国の上院・下院を念頭においた記述なのだろうか。坂本龍馬はこの八策を記して間もなく京都近江屋で暗殺される。この八策が翌年1868年3月の明治天皇の五箇条の御誓文につながったという。

御誓文の起草者は福井藩 由利公正。土佐藩 福岡孝弟が修正、長州藩 木戸孝允が加筆したという(ウィキペディア)。ご誓文の第一は「広く会議を興し、万機公論に決すべし」である。この第一は中学時代に習い、暗唱し、今でも諳んじることができる。

それにしても幕末から維新に生きた政治家は、命がけで天下国家と国民の幸せを追求していたことに感銘を受ける。

この展示会は、12月23日まで開かれている。