参議院議員選挙の与党勝利と投票率の低下―この道を行こう、これで良いという安倍政権に対する意思表示ではないか

参議院議員選挙の与党勝利と投票率の低下―この道を行こう、これで良いという安倍政権に対する意思表示ではないか

国の政治の役割は3つ
①国家国民の安全を図ること
②国民の富を増やすこと
③国民生活を支えること

子育て教育、年金、医療、介護等、給付型政治は典型的な③国民生活を支える役割だ。
現在の日本は子育て教育、社会保障総て一定の水準にある。選挙の直前、政府の金融調査会が老後に2000万円必要と答申を出した。年金と結びつけられ、誤解を招く表現だったが、国民は誰もが年金だけで生活出来るとは考えていない。
不安を煽るように野党は追及したが、大きなうねりを起こすところまではいかない。そこまでだ。国民生活を支える施策は分配論だから、分配する原資、経済がしっかりしていなくてはならないし、さらに国の安全が前提だ。
安倍政権は、経済や安全保障ががそこそこに行っているならば「この道で良い」「この道を行こう」が有権者の棄権を含めて選択だったのだと思う。