動き始めた市政を止めるな―西岡さんの選挙公報を見て、思わず笑ってしまった(失礼)。四年間の小金井市政は混迷と停滞ではないのか

動き始めた市政を止めるな―西岡さんの選挙公報を見て、思わず笑ってしまった(失礼)。四年間の小金井市政は混迷と停滞ではないのか

混迷の原因は四年前の市長選挙の西岡氏の選挙公約にある。市役所と図書館、福祉会館集会施設など6施設を複合化して67億円で建設する。

行政を知る者はみんな驚いた。普通、市役所は1~1万2000㎡、図書館は3000~5000㎡、福祉会館も3000㎡は必要だ。合計すると、最低でも1万6000~2万㎡、それに集会施設等、3施設を入れたら、2万㎡は確実に超える。3.11東日本大震災と東京オリパラに向けて建築費が高騰している中、公約通りに建設すると100億円を優に超えることは間違い無い。どうして67億円で出来るのか。西岡さんは当選後公約について議会で聞かれると「当選間もない私が答えられないのは当然」という主旨の答弁をしたという。
ここから混迷が始まり、ついに市議会が乗り出し、12議員の共同提案で市役所と福祉会館の具体の骨子を提案したという。市民選挙の公約を白紙にした上、具体の仕事が進められなかったので、市議会は本年10月8日、西岡市長は統治能力が無いという問責決議を19人の圧倒的多数で可決した。反対したのは立憲民主系の4人の議員だけだ。
事情をよく知る人は、動き始めた市政を止めるなというスローガンは、西岡さんのブラックジョークのように聞こえる。西岡さんは市長に向いていない人だと思う。