油断大敵-ホルムズ海峡封鎖に学ぶ。より安全な浮体式原発を造ろうと勉強会 講師:姉川尚史氏
4月17日(金)夕刻、姉川尚史氏(元東電原子力土地対策本部長)をお招きして、地元で浮体式原発の勉強会を開催した。
姉川さんは東大工学部で原子力を専攻。東電入社後は原発建設に当たって来た原子力のエースである。東電退社後に福島原発事故に学び、より安全な原発を造ることを目標に海上30km沖合に巨大(300m×70m)なフロート浮かべ、その下に原子力発電所を造る構想を提示、そのための企業を立ち上げ、実現のための研究会を始めました。この研究会には、原子力関係企業をはじめ、海洋土木、フロートを作る船会社などが参加し研究を進めている。
大地震が発生した時に原発の対策は停める、冷やす、閉じ込めるの三つが肝要だ。
① 福島原発事故は停める、閉じ込めるは出来たが、冷却水の循環が止まり、冷やすことが出来なくなり、沸騰した冷却水が水蒸気となり水素爆発が発生。建屋が破壊され放射線が飛散した。
② 冷却出来なかった原因は津波により建屋が浸水し、冷却水を循環させる電源を喪失したこと。さらに外部から電源を供給する鉄塔が倒壊し、非常用電源も使えなかった。(鉄塔を支えていた土壌が大地震によって崩れた)
このような状況の中で、政府は半径30km内の住民に避難を要請したが、住民の方々の中には移動困難な方もいて、被害を大きくした。姉川さんは大震災後、東電の原子力部門の責任者になったが、地元の方々にご迷惑をおかけしたとの気持ちが強い。
以上のような観点に立って海上30km沖合に浮体式原子力発電を建設する主旨で具体の提案をされた。具体性があり、説得力もある魅力あるプランであった。
現在のエネルギー源は80%が化石エネルギーであり、国際情勢に左右される。CO2対策から言っても非常に重要な前向きの提案だと感じた。 事柄の性質上、ネット公開はせず、私の勉強会に参加していただいている方を中心にお呼びかけをしましたが、地元の小美濃安弘武蔵野市長、浜中・増山都議をはじめ市議会議員20名、さらに地元の経済人や東電関係者など70名が参加し、熱のこもった勉強会となりました。
主催は「ダイナミック日本 地域の力フォーラム」。2010年から始めた勉強会で私が主催者です。将来の日本と地方公共団体のリーダーをつくることが目的です。