スウェーデンの感染者7万1000人、死亡者5400人―日本の人口に置き換えると、各々90万人と6万7000人だ

スウェーデンの感染者7万1000人、死亡者5400人―日本の人口に置き換えると、各々90万人と6万7000人だ

先進国の中で、コロナ感染症を自然免疫に任せるとして何も対策をとらなかったスウェーデンの結果が注目されている。
7月5日の時点の各国の統計が厚労省から正式に発表になった。感染者71419人、死亡者5420人。人口1000万人の国だから、日本の人口1億2500万人に換算すると、感染者90万人死亡者7万人ということになる。

自然免疫という方策は、自然に感染し自然に治癒するという考え方だが、この方策をとると人口の半分以上が感染すると抗体が出来、自然に流行が収まるという理解だ。
毎年流行するインフルエンザは感染力は高いが致死率は1%以下で低い。普通のインフルエンザならともかく、致死率5~6%の新型コロナ対策で、この選択はよかったのだろうか。
スウェーデンはブラジルなどと異なり、医療環境が格段に整っている国だけに政策判断の評価が分かれる。日本なら政権が崩壊するだろう。