「自衛隊員の危険を強調し過ぎると本質を見誤る。海上保安官、警察官、消防職員も危険にさらされる-建設現場で墜落死毎年200人」
平和・安全保障法制の議論が国会で展開されている。論点の一つが自衛隊員を危険にさらすことになるという野党の主張だ。
自衛隊員の危険を減少するのは現場指揮官をはじめ、防衛大臣、総理にいたるまで大事な視点だが、そのことを強調して法制を左右するというのは本末転倒だ。
国防という軍事そのものの職業は本来危険に身をさらすことなのである。
これは国防に限らない。海上保安官、警察官、消防職員などに共通する公務上の危険だ。「危険に晒すな」というなら、武器をもった犯人と向かい合ったり、火災発生の現場に行けなくなる。
公務に限らず、民間にも様々な危険がともなう。交通事故など一般市民まで巻き込まれる。
あまり知られてないが、建設現場で足場から墜落して亡くなる方は毎年200名だ。少なくする努力は大事だが、ゼロではない。
私たち議員は実りある議論をしなければ。
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