「佐賀の乱。知事選敗北から学ぶ-地域を大切にしなければ勝てない」

「佐賀の乱。知事選敗北から学ぶ-地域を大切にしなければ勝てない」

古川知事の衆議院総選挙立候補にともない、佐賀県知事選挙が暮れから正月にかけて施行された。

去る1月11日が投票日だったが、ひわたし啓祐(自公推薦) 143,720票、山口よしのり(無所属) 182,795票で無所属候補が約4万票差をつけて勝った。

自公推薦の前武雄市長のひわたし氏は改革派で、医療改革等をふるったとされる。しかし、強引な手法に地元では反発もあったという。

一方当選した山口よしのり氏は、総務省出身で農協等が支援したと伝えられている。

「地元の意向が第一」が地方自治の原則だ。党主導で「この人を」と言ってもなかなか浸透しなかったのでは。

そもそも「改革派」と言っても、人口5万人の武雄市の中での実績だ。85万人の佐賀県全体からすれば、17分の1に過ぎない。地方自治を大切にする政治が求められている。