武蔵野市のスケールは国の1/1000。このようなサイズの市で情報公開・市民参加が十分に行われなければ、民主主義の空洞化を避けることは出来ない。私が吉祥寺駅1分の市の駐輪場の売却に反対する理由のひとつです

武蔵野市のスケールは国の1/1000。このようなサイズの市で情報公開・市民参加が十分に行われなければ、民主主義の空洞化を避けることは出来ない。私が吉祥寺駅1分の市の駐輪場の売却に反対する理由のひとつです

武蔵野市は人口14万人で日本国の1/900。予算は一般会計で700億円台。これは国の一般歳出64兆円の約1/1000。地方自治は民主主義のプライマリースクールだといわれている。身近で市民の目がよく行き届く基礎自治体が民主的に運営されなければ、強大な国家など到底民主的に運営出来ないからだ。

武蔵野市は50年前に情報公開と市民参加を市の基本原則、憲法として定め、後藤喜八郎・藤元政信・土屋正忠・邑上守正の各市長と市議会が市政運営を行ってきた。コミュニティーバスのムーバス・0123施設・セカンドスクール・プレイス等の市の施策も先進自治体だが、市政運営の民主化も日本トップでした。それが情報公開と市民参加の市政であったのです。

しかし、今回の吉祥寺駅北口1分の市の駐輪場を隣接の土地所有者に売却する案件は、政策的に適切かどうかということと同時に、情報公開ゼロ・市民参加ゼロで、まるで50年前の市政にもどってしまった観があります。武蔵野市の基本原則に反して、まさにデュープロセス(適正手続 )を踏んでいないという点にあるのです。

松下市長で岐路に立つ武蔵野市政。