世界的物価高の原因は、プーチン氏の戦争と習近平氏のゼロコロナ政策だ

世界的物価高の原因は、プーチン氏の戦争と習近平氏のゼロコロナ政策だ

世界の人口は75億人と増え続けている。人口を支えていたのは、国際分業と自由貿易だ。

ウクライナのように豊穣な土地で小麦生産が得意なところは、比較的安い値段で世界各国へ供給できる。天然ガスが豊富なロシアは必要なエネルギーを欧州や日本に安定的に供給できる。世界の物づくりの重要な一角を担う中国では様々な生活物資や生産に必要な工業製品を供給できる。WTOの自由貿易体制とそれを補完するEUやTPP等の広域自由貿易圏がうまく機能すれば、アフリカ等の発展途上国にも恩恵が行きわたる。

しかし、2/24にプーチン氏が始めたウクライナ侵略と西側の経済制裁によって、小麦とエネルギーという二大戦略物資の輸出入が滞っている。また中国のゼロコロナ作戦で、度重なる都市封鎖で工業製品や生活物資の生産の遅れが日本の住宅産業等にも重大な影響を与えて、部材が品薄で値段が軒並み高騰して、各自治体などの入札不調が続いている。

上記のような流れは日本国民は十分理解していて、10月から様々な分野の相次ぐ値上げも「困る」とは思うが狼狽えない。

冬を迎えて飢えるアフリカや中東、国内が戦場になっているウクライナ等と比較すれば、まだましだ。値上げは困るし、不満もでるが、粛々として戦争とコロナの終結を待っているのだ。

岸田政権を国民は見ていますよ。困難は耐えられる。明日への希望と明確な目標がほしい。